今頃「古木桜」?と、思われるでしょうがやっと開花したようなのでこの日しかチャンスは無いなと
長野県大町市美麻(旧美麻村)私の生まれた年に長野県の天然記念物になって居ます
イヌザクラ 本州北部~四国・九州の山地又は丘陵地に自生し長野県では木曽地方で多く見られる
太さの割に高さが低いのが特徴であり、又全体に臭気がある
別名 キソザクラ・クソザクラ・ヘッピリザクラと呼ばれる 樹高11m 幹回り8m
何処に花が付いて居るのだろう?と良~く探して見る・・・ 上の枝の方に少し咲いています
私の持っているレンズでは此処が限界 イヌザクラはウワミズザクラに良く似ているのですが
どちらも白色ブラシ型の花序ですが、ウワミズザクラの花序柄には葉が付くのに対して
イヌザクラの花序柄には葉が付かないようです
隣にある若木の方が少しでも寄れそうなのでそちらを・・終わり掛かっているのかな?
最後にこの桜がどうして「静の桜」なのかを
時は鎌倉時代。奥州合戦が行われ「義経」が自害した頃のお話。
兄である頼朝に追われ奥州の平泉に逃れた義経を追って旅に出た義経の妾であった「静御前」が
「大塩(オオシオ)」を「奥州(オウシュウ)」と聞き間違えてこの地にやってきた。
しかし奥州ではないと知り途方にくれ病になり、義経との再会を果たせずこの地で亡くなりました。
その時の突いていた杖が根付いて静の桜になったというお話です
大塩と奥州を聞き間違えた?静御前の悲劇は、奥州の場所を尋ねた人が訛っていた事かな?
それとも静御前の方が訛ってた?信濃大町駅の東の方にある薬師寺には、静御前のお墓と母「磯禅尼」
の供養碑があります。 イヌザクラは茅野市にも市天然記念物となっている物があるのですが・・・
此れにて2021年の「古木桜巡り」は本当の終了です 2021年5月24日撮影