五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

「マツダ・モータースポーツ・エンサイクロペディア」

2018年05月01日 | ミニカー
2015年10月に発刊された「マツダ・モータースポーツ・エンサイクロペディア」。
マツダの創立95周年と、マツダのモータースポーツ史に大きく貢献された寺田陽次郎氏のレース生活50周年を記念して作られたムック本(学研マーケティング販売)です。

国内と海外におけるマツダの、50年以上ものモータースポーツへの挑戦の記録がまとめられています。
そして何よりも、ル・マン24時間レースに関する記事が多いのがうれしい。

何せマツダは日本のクルマとして初の、そして唯一の総合優勝を飾ったメーカーなのですから。


その割に私のコレクションの中にマツダのクルマがあまりないのはどうしてでしょうか?
優勝した1991年以外に表彰台に上がっていないのもあるかもしれませんが...。

マツダがル・マンに挑戦したのは1970年。
こんときは外国製のシャシーにロータリーエンジンを積んだものでした。

3年後の1973年、富士グラチャン仕様のマシンにロータリーエンジンを積んだシグマMC73がル・マンに挑んだ初の日本車となります。
翌1974年、シグマMC74が完走扱いにはならなかったものの、サルて・サーキットに再びロータリー・サウンドを響かせました。


このミニカーについては以前にも取り上げたことがあります。

 → ル・マンの本[2015年7月]

モデルはビザール製。


しかしル・マンのマツダといえば、やはり1991年のマツダ787Bによる総合優勝でしょう。
カーナンバー55のチャージ・マツダがジャガーとの死闘を制し、24時間を走り切って優勝したのです。

ル・マンのレースが地上波で放送されていた頃、787Bが優勝したシーンを見た記憶があります。


この本の中に、2台の787Bが並んで走っている写真がありましたので、同じように並べてみました。
ちなみに青と白の18号車も総合6位に入賞しています。

モデルは55号車がhpi Racing製、18号車がイクソ製です。
実は55号車はあと一台あるのですが、スペシャル・パッケージ入りなので今回は割愛。


このチャージ・カラー、手元にある3台を並べてみました。



左の767Bは1989年のル・マンで総合9位にはいったもの、真ん中の787Bは上で紹介した55号車。
そして右側のクルマは、1992年のル・マンで総合4位に入ったMXR-01の5号車です。

1992年はロータリー・エンジンの使用が認められなかったため、3.5リッターV10エンジンを積んでの戦いでした。

767Bはビザール製、MXR-01はスパーク製。
モデルはすべて1/43スケール。

この本、実はとあるスーパーのワゴンセールで4、5冊平積みされていました。
定価2,200円ですが、販売価格1239円、4割引き以上のお値段でした(いずれも税別)。

この連休中に読みたいと思います。