スウェーデンの今

スウェーデンに15年暮らし現在はストックホルム商科大学・欧州日本研究所で研究員

社会民主党の選挙ポスター

2010-09-11 03:15:57 | 2010年9月総選挙
さて今日は皆さんお待ちかねの社会民主党の選挙キャンペーン・ポスター。

スローガンは「私たちは待っていられない」 中道保守政権の4年間を耐え、今こそ立ち上がるときが来た。さらに4年も待ってはいられない!というわけだ。実際のところ、彼らは良い政策マニフェストを用意している。しかし、問題はPRが下手であること。自分たちの政策主張の良いところをもっと前面に押し出して、現政権が生み出した影の部分をしっかり攻撃すればよいものを、どちらかというとディフェンス志向なのだ。インパクトにかける党首のパーソナリティーやメディアによる否定的な社会民主党の描写といった要因もあるが、それ以上に優秀な選挙参謀に恵まれなかった影響は大きい。もっと頑張ってほしい

「可能性の国」(Möjligheternasland)というフレーズもポスターの中で用いている。


「46万6000人の失業者は、必要とあらば今にでも駆けつけようと
スタンバイしている。- 10万の雇用やインターンシップ
(職場実践研修)、そして教育の場を創り出そう。
私たちは待っていられない。」


「20万7000人の若者は、自分が打ち込みたいものを示したくて
うずうずしている。- 失業中の若者を雇う事業主に社会保険料を
免除しよう。私たちは待っていられない。」


「4万8000の手が、社会保障・福祉をより良いものにしたくて
待ち構えている。- 医療・学校教育・保育・高齢者福祉に
大きな投資を行おう。私たちは待っていられない。」


「あなたが豊かな人生を送られるようにたくさんの雇用を
生み出すことを、私たちは待っていられない。」

社会民主党の党首モナ・サリーン


「10万の雇用やインターンシップ(職場実践研修)、そして
教育の場を創り出すことを、私たちは待っていられない。」

左から、ストックホルム市議会議員カーリン・イェムティン
モナ・サリーン、国会議員トーマス・ボードストローム(元法務大臣)


「10万の雇用やインターンシップ(職場実践研修)、そして
教育の場を創り出すことを、私たちは待っていられない。」

モナ・サリーンと党官房長イブラヒム・バイラン


「10万の雇用やインターンシップ(職場実践研修)、そして
教育の場を創り出すことを、私たちは待っていられない。」

国会議員レイフ・パグロッツキー(元産業大臣、
元教育・文化大臣)、モナ・サリーン
ヨーテボリ市長アンネリー・フルテーン


「あなたが選ぶのはどっち? - 財布の中のお金の額が重要なのか、
必要に応じた医療を受けられることが重要なのか」



「あなたが選ぶのはどっち? - 疾病保険の適用を受けられない
癌の病人か、人間を重視した疾病保険か」



「あなたが選ぶのはどっち? - 仕事に就けないたくさんの
若者か、雇用・職場研修、そして教育か」



「あなたが選ぶのはどっち? - 社会保障・福祉部門での
2万5000人の雇用削減か、医療・学校教育・保育・高齢者福祉に
おけるより多くの雇用か」

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