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今回の東京散歩はクリムト展開催の上野


今日は、東京都美術館で開催されているクリムト展が最終日だ。
これは行かずばなるまい。
ということで、今回の東京散歩はクリムト展開催の上野。

上野といえば西郷さん。息を切らして長くて広い階段を上った所に銅像がある。
犬を連れて遠くを見つめている。
その近くに彰義隊の墓がある。合掌。
この辺りで斬り合いがあったのだろう。

少し進んで清水観音堂。外国から来人たちで溢れている。
ここは、京都の清水寺を見立てたお堂。
舞台のそばに枝を丸めた松があり、○の向こうに不忍池に浮かぶ弁天島が見える。
この松は「月の松」と呼ばれ、広重の浮世絵で有名だ。

大道芸を遠目に見て動物園を過ぎると、そこは東京都美術館。
クリムト展は「混雑のため20分待ち」との看板あり。
シルバー料金でチケットを購入し、行列に並ぶ。
さすがに最終日は人が多い。

クリムトの作品はおどろおどろしい。女性の魔性を見せてくれる。
黄金の衣をまとい男の生首を持つ美女がほほえむ「ユディト」。
ぞっとする。

どの作品も、女性の表情は繊細に描かれているが、衣や背景は装飾性に富んでいる。
日本を感じさせるデザインは、当時のジャポニズムの流れだろう。

クリムトは、何人もの女性が裸婦モデルと愛人関係にあり、子もたくさんもうけている。
最も愛したのは、エミーリエ・フレーゲ(絵もある)だった。

初期の作品や風景画など、思ったより多くの作品を生で見た貴重な体験となった。
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東京散歩~何度目かの両国


梅雨の合間の東京散歩。今回は何度目かの両国。

両国と言えば国技館。前回も来たので写真だけ撮って帰ろうとした。
植え込みの中に「さざれ石」を発見。
違う場所でも見た気がする。

駅に戻り、「横綱横丁」を通過する。
こういう所はよっぱらい親父の大好物だ。今度は昼間ではなく夜に来る。
芥川龍之介はこの辺りで育ったというから、酒豪だったのか。

路地を東に進んで行った所に「榛(ハンノキ)稲荷神社」がある。
明治の初めまで、この辺りは「榛馬場」と呼ばれる武術の練習場だった。
榛の木の傍らにあったのが、この神社。
神社周辺に葛飾北斎や勝海舟が住んでいた。
北斎は90回も引っ越しをし、名前も30回も変えている。
晩年、「画狂老人卍」と名乗ったことは有名だ。

近くに「すみだ北斎美術館」があるというので行ってみた。
65歳以上は700円。神奈川沖の本物は必見。
残念ながら撮影禁止だった。

すぐ東に「野見宿禰神社」があり、そこに寄る。
入口がふさがれていて入れなかった。
明治17年、初代高砂親方の尽力により、津軽藩の屋敷跡である当地に創建した。
相撲の神様として野見宿禰を祀り、今でも関係者から崇敬を集めているという。
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