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チャドクガにやられた

先週のことだ。
職場のツバキのどの葉にも毛虫の行列ができていると言う。
チャドクガだ。
手の空いている職員が殺虫剤を手に退治に行った。
親父は、半袖で退治している姿を見て、「そんな格好じゃ痒くなるよ。」と注意した。

とりあえず退治を終え、室内に戻ったとたん、親父が一番早く痒くなった。
「見てただけなのに、一番ひどくやられましたね。」
そう言って笑っていた人もいる。
親父は、元来、皮膚がデリケートにできている。
なので、すぐに反応するのだ。

そのうち、若い人が親父の部屋に入ってきて「見せてください。」と言う。
上司に、後学のために見ておくように言われたと言う。
親父がぶつぶつで腫れた首を見せると、「痒そうですね。」と言って出て行った。
何人か、そんな人が来た。

夕方近く、5、6人の人が「痒い」と言い出した。
表に出てチャドクガ退治に参加した人のほとんどだ。
親父を笑った人も、親父のぶつぶつを見に来た人もいる。
他人の不幸を笑った罰と言える。

2日後、手術後の検診で職場を休んで病院に行った。
待ち時間を使って皮膚科に行った。
薬を処方してもらって、待合室に出ると、「あっ、親父さん。」と言う人がいる。
見ると、先日チャドクガ退治に参加した職場の人だった。
痒さに堪らず来たと言う。

この日の夜、宴会だった。
「もう、飲んでいいんですか。」「えっ、タバコも復活したんですか。」
親父の快復力に驚く人が多い。

宴会の後、数人といつものスナックへ行く。
お店のママもYちゃんも、親父を気遣って薄いウーロン杯しか飲ませてくれない。
そして、タバコも取り上げてしまった。
腕にまで広がってきたチャドクガの発疹が、すごく痒くなった。
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娘と4か月になる孫が青梅に帰る

いよいよこの時が来た。
出産で帰ってきていた娘と4か月になる孫が青梅に帰るのだ。

土曜日の朝10時半、玄関先で記念撮影をした。
孫は機嫌良くチャイルドシートに乗る。
助手席も含め、車は引っ越し道具でいっぱいだ。
タヌキと娘は、後部座席の孫の隣に並んで座る。
「もう少し痩せておけば良かったね。」と娘がタヌキに言った。

高速道路のお陰で青梅までは約1時間半。
娘が帰ってきてからの約半年の思い出話をしているうちに到着。
娘の義父が、通りまで出て待っていてくれた。
もてなしを受けた後、娘夫婦の住むマンションに行く。
慣れない環境なのか、孫が泣く。
よっぱらい親父が抱いてやると、腕の中で眠ってくれた。

とうとう別れの時が来た。
駐車場で、青梅の家族が見送ってくれた。
帰りの車中、親父がタヌキに言った。
「寂しくなるね。」
「しょうがないよ。とタヌキが言った。
「でも、楽しい毎日だったよね。」
そう言ったきり、しばらく車中は無言となった。
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次男の子が娘の子に会いに来た

よっぱらい親父も職場復帰を果たし、体も元に戻ってきた。
なので、出産で帰っていた娘と孫が7日に嫁ぎ先に帰ることになった。
少し寂しいが仕方がない。
いとこ同士の対面も久しくできなくなる。
そこで、日曜日に3歳になる次男の子が4か月の娘の子に会いに来た。

次男の孫が畑に行くと言う。
天気も上々、気温も高いので丁度よい。
孫に「ばあちゃん」と呼ばれるタヌキも一緒。

靴に土が入ると気持ち悪がっていた孫も、そのうち夢中になってニンジンを抜く。
ジャガイモ掘りもした。
ジャガイモは大きくなっていて、近々全面的に掘れそうだ。
ついでにダイコンも収穫し、赤ジソの種まきをして帰宅した。

夕飯のおかずは、当然ながら新ジャガとニンジンの煮物となった。
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