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東京散歩~今回は葛飾区の水元公園


梅雨の晴れ間をねらって、ひと月ぶりの東京散歩となった。
今回は葛飾区の水元公園。

まだ6月というのに、真夏のような暑い日だった。(24日)
なので、JR常磐線の金町駅から歩く予定を変更して、南口からバス。
停留所「水元公園」で下車。案内板に従ってトンネルを抜ける。
堀に沿って歩く。この堀は釣り人が多い。無料らしい。
左手に長伝寺というお寺があったので写真を撮る。
門の近くまで墓石が立っていて風情にかける(失礼)。先を急ぐ。

土手を越えると、広大な沼と対岸の森が見えてくる。
沼と思ったのは間違いで、実は大場川という河川だという。
江戸時代、利根川(今の江戸川)の洪水から江戸の町を守るため堤や溜池を築いた。
それが水元公園の元祖なのだ。
対岸は埼玉県の三郷市。

絵画を見るような景色を見ながら東に歩く。
花菖蒲園があり祭も開催中らしいが、平日とあって人はまばらだ。
第一、肝心な花が満開を過ぎている。

土手の下に香取神社があるので行ってみる。
近くを流れる川に名前を知らない鳥がいた。都内とは思えない光景だ。

近くに縛られ地蔵があるというので、町中の方に歩く。
程なく、南蔵院というお寺の前に来た。
すると、門の中から出てきた3人の昔の美女(推定平均年齢70歳)が話しかけてきた。
「水元公園はどこですか」と。
今来た道なので、地元民らしく教えてやった。
前回、豪徳寺でも道を訊かれた。どうも親父は、そういうタイプと見えるのだろう。

南蔵院の正面奥に、荒縄でぐるぐる巻きにされたお地蔵様があった。
これが大岡裁きで有名な昔話の現場だった。
(注、お話の詳細はご自身でお調べなさい。)
願い事をするときは、縄でしばり、叶ったときは縄を解くのだそうだ。
このお寺、裏庭がきれいだ。
水琴窟があり、水滴の音に気持ちが落ち着く。

門を出て南に歩くと、すぐに「しばられ地蔵」という停留所がある。
ちょうどバスが来たので、JR金町駅まで乗って帰る。
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