goo

タヌキと大阪に行く(その3)


23日、今日は大阪散歩の最終日。住吉大社に行く。
ホテルを9時半に出発。十三から梅田を経由し、大阪駅で荷物を預け、環状線で新今宮に行く。
南海電鉄に乗り換え、各駅停車で住吉大社で降りる。

路面電車の阪堺電軌の踏切を渡り、鳥居をくぐる。赤い太鼓橋(反橋)は勾配がきつい。
本宮は第一から第四まであり、同じ造りになっている。これが有名な「住吉造り」なのだ。
第一本宮の南側に石の柵に囲まれた「御所御前」がある。
玉石が敷き詰められているが、この中に、五、大、力と書かれた玉石が隠されている。
三種の玉石は「五大力」即ち、体力、智力、福力、財力、寿力の願いを叶えるお守りになるという。
早速見つけてみる。初めはなかなか探し当てられなかったが、結局我々夫婦だけで8組できた。

パワースポットは他にもあるというので行ってみる。
石舞台を通り、東南門を出たところに大歳神社がある。ここにも「初辰まいり」の赤いのぼりがある。
初辰まいりとは、月初めの辰の日にお参りするとより一層ご利益があるという。
さて、大歳神社の脇に「おいとぼし社」が座し、そこに3個の「おもかる石」がある。
1個を選び、持ち上げる。拝んだ後に同じ石を持ち上げる。
軽くなったと感じれば心願成就。重くなったと感じればさらに要努力ということだ。
タヌキも親父も、軽くなったので、一安心。

浅沢社、種貸社、楠珺社などを拝して再び太鼓橋を渡り住吉大社駅に行く。
住吉公園で休憩した後、駅のトイレに行くと面白そうな商店街を見つけた。
線路に沿って、次の駅まで続く「こはま商店街」だった。
雑貨や、魚や、樫や、洋品店など、延々と続く。ここで、またしてもたこ焼きを調達。
直径5センチはあるたこ焼きを12個購入。450円也。
途中、タヌキは洋品屋さんで品定めするからなかなか前に進まない。
ついに粉浜駅まで到着。ここも各駅電車しか止まらない。待合室でたこ焼きを食べる。
一人6個で満腹。昼食となる。

なんばで降りて、戎橋商店街を通る。戎橋に行くと、朝の昨日と違って人だかり。
人をかき分けながら、心斎橋商店街を北上する。
ここでもタヌキは洋服屋で立ち止まる。何軒目かで何やら購入したようだ。
足が棒になった頃、船場センタービルに着く。地下の広い純喫茶でブレイクタイム。
コーヒーが300円。ただしウエイトレスはおばちゃん(平均推定年齢68歳)だけ。

地下鉄本町駅から大阪駅へ行き、荷物をとって新大阪へ。ついに18時53分発の新幹線で東京へ。
22時47分の定時に東京着。上野に行って、なじみの旅館に宿泊した。
24日朝、雨の中、自宅に到着。猫たちは長男夫婦の世話もあり、元気に迎えてくれた。
そして、庭の芝生が青くなっていた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

タヌキと大阪へ行く(その2)


22日、今日は大阪2日目。タヌキが「なんばグランド花月」に行きたいと言う。
11時開演なので急遽本日のコース変更。梅田から地下鉄でなんばへ行く。
時間が余ったので、戎橋を通って法善寺に立ち寄る。♪月の法善寺横町を口ずさんでしまう。
水掛不動には先客があり、着物姿の女性(推定年齢49歳)が何やら願い事をしていた。

グランド花月に着いたのは10時前。10時から当日券の販売とかで待つ。
タヌキが先頭で売り場に並ぶと、次々に並ぶ人が増えてきた。
先頭で購入できたのは、1階席前中央の座席。S席に値する。開場を待って席に着く。
親父に座ってきたのは中学生とおぼしき3人組。今日は月曜日、学校はどうした。
始まる前からげらげら笑いあっているのは、どうしたことか。
それぞれの手元にはスマホ。LINEとかでネット通信をしているらしい。
漫才や落語が始まった。タヌキは大受け。手をたたき大声で笑っている。
ところが、タヌキの隣人の中年男性(推定年齢62歳)は、何と居眠りをしている。
芸人さんはさぞやりにくいことであろう。
新喜劇を最後に2時間ほどの舞台は終わり、たこ焼きで昼食。

日本橋<「にっぽんばし」と読む>から地下鉄で恵美須町に行く。通天閣に行くのだ。
エレベーターで2階へ。そこで600円の入場券を購入し5階の展望台へ。
思ったより高くて眺めがよい。ビリケンさんが待っていた。足の裏をなでておく。
下に降りると、団体さんなど多くの人が入口にあふれていた。
大阪は庶民の町だ。安くてうまそうな居酒屋さん、作業着やさん、将棋クラブなどが続く。
タヌキが一緒でなければ、面白く遊べそうなところだ。
そんなじゃんじゃん横丁を抜けて、動物園前から地下鉄で梅田に戻った。
大阪のおばちゃんたち(平均推定年齢55歳)は、電車の中でもうるさい。

まだ陽は高い。ヨドバシカメラの横を通りJR貨物線の地下道を通り抜けて新梅田シティへ。
梅田スカイビルの最上階が空中庭園となっている。入場料を払って一周する。
庭園といっても樹木や花はない。景色を眺めながら若いカップルたちが語らう所だ。
早々に地下に行く。昭和の大阪下町を再現した食堂街だ。実際に営業している。
また地下道を通り、阪急梅田駅から十三のホテルに戻る。
夜になって、ホテル近くの中華やさんで餃子とラーメンの定食をいただく。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

タヌキと大阪へ行く(その1)


思い立って、タヌキと大阪に行くことにした。
タヌキも親父も、通過はするけれど、駅を降りて歩いたことがなかったのだ。
特別な予定のない4月21日に出発だ。
早速2泊3日の格安ツアーに申し込み、新幹線とホテルを確保した。

出発の1週間前に新幹線の切符とホテルの宿泊券が送られてきた。
出発の時刻を見て驚いた。何と、東京発6時56分。
東京に前泊しないと間に合わないのだ。
急いでネットでいろいろ調べ、上野の格安旅館を予約した。
帰りの東京着の時刻を見て、さらに驚いた。な、何と、東京着22時47分なのだ。
もう一度PCを立ち上げて、先程と同じ格安旅館を予約した。
かくして、4泊5日の大阪ツアーの出発日を迎えた。

4月20日、土曜日は雨。都合がよいことに長男が家に来ていたので駅まで送ってもらう。
雨の中の午後6時、上野の旅館にチェックイン。
おばさん(推定年齢70歳)が待っていて、前金二人で7000円なり。
部屋は古い日本風の6畳間で何か落ち着く。荷物を置いて、夕食に出かける。
アメ横まで徒歩3分。人がいっぱいだ。チェーン店の寿司屋で定食をいただく。
翌朝が早いので、コンビニで調達しておく。

21日、5時半起床。冷たい雨で寒い。
新幹線に乗り込んで熟睡。時々起きてタバコを吸う。自由席に喫煙車があったのだ。
新大阪に10時50分着。大阪駅まで一駅。ここでコインロッカーを捜す。
3階ルクア入口付近に見つけて荷物を預ける。現金はNG。JR東日本のsuicaを使う。

まず、大阪城を目指す。
環状線で「大阪城公園」下車。雨も上がっていてすがすがしい。
公園のレストランでランチする。
大阪のレストランはタバコが吸える所が多いようだ。店員さん(推定年齢39歳)にOKをもらった。
大阪城ホール入口は、ママと子どもたちで人だかりだ。アンパンマンショーなのだ。
行列を横目に大阪城へ行く。入館料600円。外人さんが多い。

京橋口から、次の目的地大阪造幣局を目指して歩く。
ここは桜の名所。明日まで公開している「通り抜け」。とにかく人、人、人。
桜はだいぶ散っていたが、一方通行の長い桜並木の中を歩くのは楽しい。

さらに大川沿いを北進。OAPタワー内のコーヒー店でブレイク。
隣接する帝国ホテルから大阪駅行きの無料シャトルバスがあり、それに乗る。
駅で預けた荷物をとって、阪急梅田駅へ。徒歩5分。
ホテルは、阪急梅田から一駅の十三下車10分。
昨夜と違って高層の立派なホテルだった。喫煙可の部屋でよかった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

東京散歩~今回は皇居東御苑~


恒例の東京散歩に行ってきた。今回は東京のど真ん中、皇居。
地下鉄の九段下で降り、先ず靖国神社に行く。
桜の時期は過ぎて思ったほどの賑わいはない。
この辺りは40数年前に親父が通った大学の近くだ。
懐かしく、ほろ苦い思い出もある所・・・。

千鳥ヶ淵に寄り道し、日本武道館の前を通って北の丸公園へ。
さすがに日本の中心地とあって整備されている。
皇居一周の昼休みランナーが走っている。

北詰門から皇居東御苑に入る。
門を入ると受付があってここで入場札をいただける。無料。
今まで縁がなくて、ここに来るのは初めてだ。
天守閣跡の石積みや同心番所など見学。
大名になった気分。江戸の庶民は入ることのなかった場所なのだ。
大手門で入場札を返す。

和田倉噴水公園を目指していそいで歩く。ここには喫煙所があるからだ。
レストランもあるが、値段を見て別の店をさがす。
東京駅が見える所から地下街に入り、手頃な寿司屋で遅い昼食をとる。

家に帰り、畑に行く。収穫時期を逃した大根や小松菜の花が咲いていた。
ジャガイモはしっかり芽が出ていて順調そうだ。
物置の改築が終わった。狭くはなったがきれいになった。
猫の出入り口も作ってある。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

20歳になるまで後15年


春休みとあって孫たちが集まった。総勢5人プラスその保護者たち。
嬉しいけれど、孫のおともりは、いささか疲れる。

ストレス解消にいつものスナックに出かけようとしたら、上の孫娘が行くと言う。
一緒に酒が飲めるといいのだが、まだ5歳。
20歳になるまで後15年。よっぱらい親父は79歳になっている。
今回は、スナックの入口まで一緒に行くことにする。

入口で自己紹介をした孫は、「じいちゃんをよろしくお願いします」と言った。
店のママも女の子も先客も、「かわいいね。しっかりしてるね」と言ってくれた。
こういうときは、「じじバカ」となる。自慢の孫だ。
お土産をもらって、送ってきたタヌキの車で帰った。

その日の夜は、いつもより楽しい酒となったことは言うまでもない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )