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今回の東京散歩は根津と本郷、日本橋


連休中は、何かと忙しい日々だった。
孫たちが来たり花見があったり何とか総会の宴会が続いたり。
というわけで、東京散歩も伸びに伸び、やっと今日行けることになった。

今回の東京散歩は根津と本郷、日本橋だ。
地下鉄千代田線千駄木駅で降り、不忍通りを南に徒歩10分。
最初の目的地、根津神社に到着する。
ここは5代将軍綱吉の兄である甲府中納言綱重の屋敷跡。
宝永3年(1706)、綱吉が社殿を造営したという。今は国の重要文化財だ。
広い敷地と緑の木々は都会の中とは思われない。
有名なつつじの遅咲きが咲いているかと思ったが、子房摘みも済んだらしい。

南門から出て数分、「おばけ階段」を通る。
上りが40段、下りが39段の不思議さ。
何度か試したが、親父の頭脳ではその謎は解けなかった。

言問通りに出て西に100mほど、左に鋭角に曲がると弥生美術館がある。
高畠華宵など挿絵画家の名作が展示されている。必見だ。
竹久夢二美術館も併設されており、数々の美人画と共にその人となりが紹介されている。
人気の場所らしく、来場者は若い女性ばかりだ。

言問通りに戻り、本郷通りを左折する。
東京大学の長~い塀に沿っていくと、正門があり、続いて赤門がある。
加賀藩藩主前田斉泰は、11代将軍家斉の娘溶姫(ようひめ)を正室に迎えたのだ。
東大は、とにかく広~い敷地を持つ大学だ。

本郷まで来たからには、樋口一葉の生家を探さなければならない。
学生さんで混んでいる寿司やに入り、隣に座ったおばさん(推定年齢65歳)に聞く。
菊坂通りを歩けば案内板があると言う。
案内板は見つからず、「炭団(たどん)坂」という所に迷い込む。
何と、その坂の上は坪内逍遙の旧居跡だった。
この辺り、金田一京助や宮沢賢治の旧居跡など、かつては有名人の住むところだったのだ。

周辺をぐるぐる回ったあげく、やっと樋口一葉の旧居らしき所にたどり着いた。
どの家かわからないが、一葉が使ったという井戸に案内板が付いていた。

地下鉄「本郷3丁目」から地下鉄丸の内線で「淡路町」に行く。
JR神田駅を過ぎて、室町まで歩く。
3月に出来たというコレド2と3を見る。近代的で大きなショッピングゾーンだ。
日本橋の三越まで行く。買い物はしないので屋上に行く。目的は「三圍(みめぐり)神社」。
商売繁盛の神様らしく、社長夫人らしきご婦人が熱心に参拝していた。

5街道の起点日本橋を渡り、地下鉄銀座線日本橋駅から帰途に着いた。
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