コロナ禍で酒に弱くなったよっぱらい親父。古希を過ぎ、腰痛に悩みながら今は家庭菜園に精を出す。慰めは3匹の猫。
よっぱらい親父の独り言
東京散歩~柳嶋妙見様と亀戸香取神社など
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風もなし、小春日和の今日は東京散歩。
墨田区押上から小村井までの寺社巡りだ。
半蔵門線押上で下車。十間川に沿って東に進む。
フォトスポットとして有名な「川に映るスカイツリー」を撮影する。
橋を渡って浅草通りを左折。すぐにあるのが法性寺(ほっしょうじ)だ。
門前に石塔があり、「北辰妙見大菩薩」とある。
北辰とは北極星のこと、不動にして輝き人々を導くことから菩薩として信仰されてきた。
白蛇は菩薩の使い。代々住んでいたが今は剥製となっていて、妙見堂内に置かれている。
ギャラリーがあると聞いていた。
玄関を開けると奥方と思われる妙齢の女性が現れて、わざわざ2階に案内してくれた。
北斎の錦絵や広重の浮世絵など名画の数々が展示してあり、独占して見るのはもったいない。
妙見様の様子を描いた北斎の錦絵は本物だと言う。
北斎は、この柳嶋の妙見様に深く帰依し、その名も北辰に由来するという。
奥方は、請われるままに妙見堂の鍵を開けてくれ、間近に白蛇を見せてくれた。
横十間川を渡り、浅草通りをさらに東に進むこと5分。右折した所に天祖神社があった。
この辺りを柳島という。湾の奥の島であったらしい。その島の総鎮守がここなのだ。
福禄寿などもまつられて、思わず心の中で金運を祈ってしまった。
再び浅草通りに戻り、さらに東進。
花王の工場を川越しに左に見て、斜めに路地を入った所にひっそりと梅屋敷伏見稲荷があった。
赤い鳥居が重なっているのが印象的だ。
路地で一服し、再び浅草通りに出る。大きな通り(明治通り)を右折。
龍光寺は工事中。隣が亀戸香取神社となる。
石塀に「亀戸大根」の文字があった。いつしか、ここは江東区の亀戸。
平将門の乱を平定した俵藤太秀郷はこの亀戸香取神社に参籠し戦勝を祈願したという。
平定後、弓矢を奉納し「勝矢」と命名。
その後、源頼朝や徳川家康などの武将や塚原卜伝などの武道家が祈願した。
現在は「スポーツ振興の神」として、全国に知られるようになったという。
スポーツに縁のなさそうな小太りのご婦人(推定50歳)が熱心に祈願していた。
息子の必勝祈願なのかも知れない。
明治通りから浅草通りと川を渡り、右折してすぐ左に吾嬬神社がある。
ここは墨田区立花。
吾嬬神社は、日本武尊が相模から上総へ渡ろうとして暴風に遭遇。
橘姫が身を海に投じて暴風を鎮め、日本武尊は浮洲であった当地に上陸できた。
姫の御召物がこの地の磯辺に漂い着いたので、これを浮洲に納めて吾嬬大権現としたという。
押上からここまで、何と寺社の多いことか。
今日はここまでと決め、明治通りを北上して、東武亀戸線の小村井駅から帰途に着く。
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今回の東京散歩は、赤坂の迎賓館
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今回の東京散歩は、かねて行きたかった赤坂の迎賓館だ。
JR四谷駅で下車。
ユリノキ並木を歩いて約10分、受付とおぼしき正門の前に着く。
予約なしなので、前庭だけの参観だけと考えていた。
ところが、親切な案内の方が建物内の見学可能だと言う。
西門から敷地に入り、ボディチェックを済ませる。
自動販売機で入場料を払おうとしたが千円札がない。
またしても親切な係の人に受付を案内してもらい、窓口でチケットを購入する。
前に並んでいたご婦人(推定55歳)が「シルバーですけど」と言っていた。
ここはシルバー料金はない。しかも、このご婦人、シルバーには見えない。
専用の通路から建物の中に入る。
写真撮影禁止ということで、残念ながら豪華な宮殿内の映像はない。
フランスのベルサイユ宮殿は撮影可だった。
日本の観光施設は禁止事項が多すぎではないか。
角々に案内を兼ねた監視の美女がいて、声を掛けてくれる。
「こんにちは、次は右に曲がってください。あっ、壁は触らないでください」
花鳥の間は大シャンデリアと壁面を飾る30枚の七宝焼きが見事。
トランプ氏もここで晩餐会をした。
羽衣の間は、謡曲の「羽衣」をテーマにしたと言われるが、日本的ではない。
松も富士もない。
ご婦人(推定60歳)が、ガイドさんに「どこが羽衣ですか」と食い下がる。
初老のガイド氏、「その質問が一番困るのです」
螺旋階段をおりて、外に出る。
裏庭の噴水が見事だ。トランプ氏が鯉に餌をまいた池は見つからなかった。
前庭にまわって、正門から外に出る。
約2時間の夢の世界だった。
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