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タヌキと北海道に行ってきた


思いがけず、タヌキと北海道に行ってきた。
新聞広告に格安の北海道ツアーの広告があったのだ。
温泉巡りも魅力だが、小樽に行くのが親父の目玉。
「これに行こうか。」
タヌキに言うと、「そうね」と即決。
月末に友達4人と香港に行くタヌキは、自分だけ楽しむことに負い目があるのだ。

15日、羽田を出発。新千歳から登別温泉へ。
到着するなり、徒歩で地獄谷へ行く。噴煙を吹く岩は今にも爆発しそうだ。
細かい氷の粒が降ってきた。午後4時というのに暗くなってきた。
北海道の夕暮れは、思ったより早いのだ。急いで宿に帰る。
登別の湯は、我が群馬・草津に近いようだ。芯まで温まってよい。

翌日は、早起きして小樽へ。自由時間はタクシーを利用する。
運転手と交渉し格安で貸し切る。
まず念願だった石原裕次郎記念館へ。
小樽に来ても、今まで時間の都合で寄れなかった所だ。
裕次郎人気も衰えたのか、閑散としていてファンとしては悲しい。
ニシン御殿にも案内された。かつての繁栄を想う。
札幌へ。ここも自由時間。
タヌキがゆっくり見たかったと言う時計台を見る。
旧道庁から札幌駅あたりを歩く。途中そばを食べる。美味。

午後は4時間ほどバスに揺られて十勝川温泉へ。
途中、夕張の山中で日が暮れる。やはり午後4時。
十勝川温泉は、植物性のモール温泉という。泥炭の発酵熱で湯ができる。
褐色のぬるっとした湯で、ここも実に温まる。食前のビールがうまい。

17日朝、十勝川に白鳥を見に行く。7,8羽ほどが飛来していた。
着込んで行ったが、顔と手がぴりりと痛く感じる。でも気持ちいい冷たさだ。
10時にホテルを出発。六花亭のアンテナショップに寄って帯広市内へ。
通りは広く、どこまでも直線なのが珍しく、面白い。
帯広も自由散策。百貨店の地下で土産を買う。昼食は名物の豚丼。美味。
帯広空港から羽田経由で帰宅する。
帰ると、留守をしてくれた猫と長男夫婦が待っていた。
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東京散歩(浜松町周辺)


深まりゆく秋。我が猫額庭の柿も食べ頃か。
今日は恒例の東京散歩。行き先は浜松町の周辺。

閑話休題、仲良さそうに親父を見送る猫の話。
母猫トラは、今秋、子猫を産んだ(らしい)が、今回は我が家に連れてこなかった。
乳離れの後、独立させたようだ。飼う予定の人がいたのに、残念なことだ。
春に産まれた5匹のうち、我が家に残ったのが子猫のマガリ。
子猫と言っても、今は親と同じ大きさとなっている。
このマガリは我が家をテリトリーと思い、親を侵入者として追いかけ回す。
親は元々居たものだから、子猫をじゃま扱いする。
なので、普段は取っ組み合いの連続なのだ。
今朝の仲良しぶりを親父もタヌキも初めて見た。

銀座線で新橋下車。歩いて浜離宮公園に行く。
雪吊りなども施されて、都会のオアシスだ。
日本的な庭園と高層ビルとのバランスが妙にマッチしている。

そこから徒歩15分で旧芝離宮庭園に行く。
浜松町駅に隣接した面積の小さい公園なので期待薄だった。
しかし、そこは浜離宮にも劣らぬ見事な日本庭園だった。
そのくせ、入場料は浜離宮の半分の150円。

駅近くで昼食を済ませ、徒歩15分ほどで芝の増上寺。
途中、東洋系の人に英語で道を尋ねられた。
「大門駅はどこですか」そう言ったらしい。
「この通りをまっすぐです」そう答えたらしい。
寺の北側に、赤い帽子をかぶった水子地蔵の長い列。
これは知らなかった。目に鮮烈。

地蔵群の北の道を登った所が東京タワーだ。
十年ほど前に来たときより施設がきれいになっていた。
大展望台に行く。4時前というのに西日の中の東京。
大勢の人が、それぞれの人生を送っている。心の中で、平和を祈る。

大江戸線の赤羽橋から帰途につく。
今日もいい一日だった。
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