最近、うちの可愛いヨンジュナちゃん、後追いがひどくて
ママは本を読む暇もない・・
どーして一人で遊べないのっ夜中に親を起こして遊ぶのもやめてっ
神様・・・私に読書の時間を・・・ください・・・・
「月館の殺人」(上)・・・佐々木倫子(小学館)
佐々木倫子って知ってます?マンガ家なんですけど。
デビューは「花とゆめ」だと思いますが、
「おたんこナース」とか「HEAVEN?」などコメディなんだけど
シュールな作品を生み出す天才さんです。
彼女の代表作といえば「動物のお医者さん」ですね
本当にあの当時はシベリアンハスキーが流行して、みんな獣医さんになりたがった・・・という逸話が残ってます。
資料集めが得意らしく専門的な知識が豊富(特に理工系)
情に訴えるようなマンガというよりは、事実を淡々と述べてずるっとすべるような、「くすっ」というよりは「ははっ」みたいな作品が多いですね。
(元々「花とゆめ」系にはこういうオタクなマンガ家が一杯いまして、私などは随分知識を溜めさせて頂きましたわ)
で・・今回の「月館の殺人」ですが
月刊「IKKI」に掲載されているらしいです。
(どんな雑誌かわからないけど、こういう知的なマンガ家がどんどん少女雑誌から干されていく現状を見るのは辛いですね)
原作が綾辻行人さんというミステリ作家さん。
それをマンガ家したのが佐々木倫子という事になるでしょうか。
小さい頃に父を亡くし、またつい最近母親を亡くしたばかりの高3の空海(そらみ)の前に「祖父」の存在が浮上し、その祖父に会うために夜行列車「幻夜」に乗り込む。その列車には7人の乗客がいて、みんな「テツ」(鉄道マニア)だった・・・そして殺人事件は起きた・・
まさに「オリエント急行殺人事件」も真っ青の「列車ミステリ」なんですね
このお話が持つ、めちゃくちゃ「オタクでシュールで奇妙なムード」と佐々木倫子の持つムードが一致して、非常に読み応えのある漫画になってます。
(要するに変な人を描かせると絶品を生み出す作家とでもいいましょうか)
ぜひぜひご一読ください
月館の殺人 探してみます~
「月館の殺人」これほんとに面白いですよ。