ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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マイケル・ジャクソンが無罪って・・?

2005-06-15 12:19:06 | ドラマ・ワイドショー
とうとう判決が出ちゃった。
少年に対する性的虐待の疑いで裁判にかけられていたマイケル・ジャクソン無罪が確定してしまった。
ワイドショーなどで見る限り、「無罪」を信じているファンが多いのは知っていたけど
実際に無罪になったらそのカルトなファン以外はみんな「おかしいんじゃない?」と
思っている事が判明。

真実はどうであれ、いわゆる陪審員制度の弊害がもたらした結果であるという・・
どうしてこの「陪審員制度」が弊害をもたらすのか・・・
という事に関しては、あれこれ説明を聞くよりぜひこの本を読んでもらいたい。
それは
「はみだしっ子シリーズ・連れていって」(三原順著・白泉社)
もう、今から20年以上も前の作品なんだけど、この「連れていって」程、裁判というもの
正義というものに関して追求したマンガはないと思っている

街の不良少年に刺されて重傷を負ったグレアム。
告訴して、少年達を断罪する事にしたのが、そこに
フランクファーターという敏腕弁護士が現れて
どこからみても明々白々な犯罪が「無罪」へ導かれていこうとする・・

今回のマイケルの裁判が、被害者少年の母親の行状によって
「無罪」になったように(ここらへん、日本人にはあまり理解出来ないんだよね)
フランクファーターは不良少年達の貧しい家庭環境とグレアム達の
「リッチな家庭」を比較する事によって「不良少年達は差別されている」
という具合に話を持っていってしまう。
早い話、論点のすり替えが行われているのだけど
陪審員の方々は普通の人達。そこらへんにいるおばさんやおじさんも多いし
いわゆる「印象」
が重要な意味を持つのだ。

結局、グレアムは裁判に負けそうになってしまい・・・
その対抗策として、もう一度同じ犯罪を(今度は多くの目撃者を作り)
犯させることで解決してしまう。

「連れていって」を読んでいると「正義って一体なんだろうなあ」と
考えさせられてしまうし、「正義なんかこの世にはない」と絶望したりもする
それでも主人公のグレアムは「この世に絶対の正義がある」と
必死に信じているところが悲しかったりするのだけど・・・

で、マイケル・ジャクソンのお話。
やっぱりねーー虐待はあったと思うし、
被害者少年の母親がそれを利用してお金を得ていたのも事実じゃないかな
アメリカの影の部分っていうやつではない?
「有名人である事が無罪を引き出した」とスネッドンさんは
言っていたけど・・今度こそ、現場をおさえて捕まえるしか手はない
おとり捜査をやれっていってるわけじゃないけどね

個人的にはマイケルの性癖や異常な生活ぶりの根源を知りたいです
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3 コメント

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Unknown (スナッチャー)
2005-06-15 14:10:34
ふぶきさん、陪審員制度って日本でも数年後に実施されるんですよね?

どうなんでしょう。日本人ってアメリカ人より向いてなさそうだけど。大勢に流されて自分の意見を持たないみたいですが。

ワタシは、自信無いです(今のところ・・

ひとりだけ、ビシッと意見を言えるかなぁあ。

ちと、心配かも。

せめて、ブログで練習しておこうっと。
Unknown (hiro)
2005-06-15 20:53:39
私も、スナッチャー様同様に、右向け右の日本人に適しているのかどうか?

いやいや、やっぱり怖いもんがありますね。

Unknown (ふぶき)
2005-06-16 08:40:31
2009年から裁判員制度というのが始まるんですよね。でも確かに日本人には向かないものがあります。そもそも自分の意見というものを持たない日本人が他人を裁く事に意義をもてるかどうか疑問ですよね。選ばれても「私が人を裁くなんて」とか「裁けるような人生を送って来なかった」とか「お前こそ人を裁く資格があるのか」とか・・・そういうのがあって意見は言えないと思うんです。

個人の「倫理観」そのものが「人それぞれですからー」で終わっちゃう国なので、向かないなーー



スナッチャー様、hiro様、私もできないわ。

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