ふぶきの部屋

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皇后さま、74歳に

2008-10-20 17:17:47 | 皇室報道

 本日は、皇后陛下の74歳のお誕生日です。おめでとうございます。

末長くご健康でいらっしゃるよう、お祈り申し上げます。

 

さて・・・毎年、文書でのご回答があるわけですが、皇后陛下のお言葉の中

には沢山の「思い」や「配慮」があり、私達国民は、その文章を素直に

受け取ることなく、読み解いていく必要があると思います

 

 雅子妃の静養が5年目を迎え、特に心配りをされている事は

ありますか?

 

 東宮職より,こうした質問が出されることが妃の快復に

  とり望ましくない,

  という医師団の見解が発表されており,私の回答も控えるべき

  ことと思います。ただ,妃は皇太子にとり,また,

  私ども家族にとり,大切な人であり,「妃の快復を祈り,見守り,

  支えていきたい」という,私の以前の言葉に変わりはありません。

 

 今日のワイドショーや新聞などでは「愛子は私に似ている」と

皇太子妃は大切な人」という部分のみが取り上げられて、「皇后さまは

愛子様や雅子妃をとても大切に思っている」という風に報道されていました。

要するに「雅子妃と愛子様の方が他の家族よりも勝って大事」という風に

報道されているのだと思います

しかし、この文書をきちんと読めば、そうではないということがわかります。

まず、今回、マスコミからは「5年目の静養期間を迎える雅子妃について

去年は見守っていきたいとおっしゃっていましたが、今年はどのような

配慮をなさっていますか?」という質問が来ています。

それに対して皇后陛下は

東宮職こうした質問が出されることが妃の快復にとり望ましくない,

  という医師団の見解が発表されており」とおっしゃっています。

これは、皇太子のスペイン訪問時に東宮職から発表された

雅子妃について細かく質問するな。プレッシャーになる」という報道を

踏まえているのです

天皇陛下をはじめ、皇族方の健康問題や日々の公務などについては

細かく国民にしらさなければならないという配慮があるわけですが、

ただ一人、雅子妃だけはそれを一刀両断に断っている現状があるのです。

なので陛下も

「私の回答も控えるべきと思います」という言葉につながっているのです

考えると、皇后陛下にこのような言葉を投げかけさせてしまうって

本当は恐ろしいのではないかと思いますが・・・・・

また「大切な人」という部分ですが、これは「皇太子にとり、家族にとり」

と言っているわけで、つまり「縁あって家族になったから見捨てはしない」と

言ってるのですが

果たして公にこのような言葉を出されて嬉しいお嫁さんはいるのでしょうか?

以前の「自分を大切に」に比べると「去年と気持ちは変わってない」という

だけのあっさりしたものになりましたし

さりげなく東宮職を牽制し、なおかつ女性週刊誌等にあれこれ悪口を

かかれないですむ方法をとられたのだと思います。 

 

 お孫様達について。また、東宮家の参内が今年に入って

増えていることについて。

 

 この頃愛子と一緒にいて,もしかしたら愛子と私は物事や

  事柄のおかしさの感じ方が割合と似ているのかもしれないと

  思うことがあります。

  周囲の人の一寸した言葉の表現や,話している語の響きなど,

  「これは面白がっているな」と思ってそっと見ると,

  あちらも笑いを含んだ目をこちらに向けていて,そのような時,

  とても幸せな気持ちになります。

   
  思い出して見ると,眞子や佳子が小さかった頃にも,

 同じようなことが,度々ありました。今記憶しているのは,

 一緒に読んでいた絵本の中の

  「同じ兎でも並の兎ではありません」という言葉を眞子が面白がり,

  ひとしきり「ナミの何か」や「ナミでない何か」が

 家族の間ではやったことです。

 佳子も分からないなりに口真似をして嬉しそうに笑っており,

 楽しいことでした。

 
  悠仁とは9月の葉山で数日を一緒に過ごしました。

 今回は陛下が久しぶりに海で二挺艪の和船を漕がれ,

 悠仁も一緒に乗せて頂きましたが,船を海に押し出す時の

 漁師さんたちのにぎやかなかけ声,初めて乗る船の揺れ等に,

  驚きながらも快い刺激を受けたのか,御用邸にもどって後,

 高揚した様子で常にも増して活々と動いたり,声を出したりしており,

 その様子が可愛いかったことを思いだします。


  東宮や秋篠宮家の参内についてですが,それぞれの家庭に

 その時その時の事情があり,私どもの日程もかなり混んでいて

 調整の難しいこともありますが,今後も双方の事情が許す時には

  出来るだけ会えるとうれしいと思います。

 

 ここの部分は非常に大きな意味を持つ言葉です。

物事や事柄のおかしさを感じる部分が似ている」というのは、あくまで

愛子内親王は皇室の孫であって小和田家の孫ではないとおっしゃって

いるのです。あえて「似ているかもしれない」として、めったに会えない

孫に対する慈しみを表現しているのです。

 

 しかし、ここでは愛子内親王の言葉が出てきません。

 「これは面白がっているな」と思ってそっと見ると,

  あちらも笑いを含んだ目をこちらに向けていて」とあります。

 つまり、もしかしたら愛子様はあまり言葉を発する事がないのではないか?

  という疑いが出てくるのです

  この所、運動会などもありマスコミを通じて

  「愛子様優秀伝説」なるものが流布されています。

 愛子様は中学年が読む本にも手を出している。

 足し算や掛け算も完璧

 クラスではリーダーシップをとっている

 「うちのお母様はすごいのよ」と言っている

  等など・・・映像で流れる様とはかなり違う様子が文になっているんですね。

  陛下はこのような意味のない優秀伝説を流すよりも、ありのままの愛子

  内親王を愛しなさいとおっしゃっているのでは?

 

 愛子様と同じように「面白さを感じる部分が似ている」として

  眞子様の「並のウサギではありません」エピソードが出てくるのですが

  同じ事を言っているのに非常に違いがある事がわかります。

  また皇后さまは「愛子内親王だけ」と似ているとは言ってないのです。

 

 悠仁親王の和船に乗ったエピソードですが、これは一部、ブログ

  なので写真がアップされていましたが、天皇陛下自らが悠仁親王や

  皇后さまが乗っている船を引き揚げるということをなさっていました。

  親王が和船に乗るというのは、神道的に大きな意味があるのだそうです。

  つまり、この事によって悠仁親王は「日嗣の皇子」であると宣言された・・と

  受け取る向きもあるようです。

 

 マスコミは「皇太子一家の参内が増えていますが」と尋ねたのに

  対して、皇后さまは華麗にスルーし、「東宮や秋篠宮家の参内について」

  とおっしゃっています

  つまり、言外には「東宮家の参内が増えているわけではない」として

  「事情が許せば会いたい」とおっしゃっています。

  日々の公務などの調整が難しいのは両陛下と秋篠宮家で、正直、東宮

  家はあまり公務がありませんから両陛下の都合に合わせて参内

  出来るはずなのです

  にも関わらず、参内回数は秋篠宮家の方が多いという事は、今もって

  「両家の溝」を感じます。

 

今回もまた、非常に見事な文書であったと思います。

 


 


 

コメント (4)
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