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2008年も一ヶ月が過ぎようとしている今日このごろ。
寒に入って毎日寒い日が続く札幌です。
今年は元旦に、神妙に雑煮とお節を頂き「食に感謝」でスタートし、「松」が開けて七草粥を、11日に鏡開きの餅入り汁粉を頂き、伝統的生活習慣をつなぎました。
18日には、妹、弟の計らいで、「太陽周回60回記念第一弾!」を札幌はススキ野で催した。昨日の「宇宙人の食べもの・果物」手作り干し柿は、そのときの手土産でした。
生では食えない渋柿が、ちょっとの手間陽間で甘い干し柿に大変身するわけですが、しみじみ自然の不思議とありがたさを感じます。
ところで、江戸時代の酒飲みが二日酔いの予防、酔い覚ましに「しるこ」を食べたとの話が残っています。そのしるこの甘みづけに当時は「干し柿」を使ったようです。この「干し柿入りしるこ」は、悪る良い防止に確かに効果があるようで、その理由を考察してみました。
悪酔い防止効果の理由の一つは、干し柿に含まれる「果糖」が、肝臓の機能を助け
アルコールの分解が促進されるらしい、と云うこと。
二つ目は、マクロビオティックの大御所松岡四郎先生のコメントで「柿しぶ」がアルコールを解毒する、と云うことです。
二つ目の理由では、陰陽原理のなるほどと思わせる世なおし倶楽部的解説が在ります。それは、胃の中で柿しぶの陽性とアルコールの陰性が引き合って合体し、アルコールの反応が抑制されるのではないか、と云うことです。柿しぶの収斂作用は蛇の目傘の傘の紙を丈夫にする材料として有名です。
干し柿の状態で、甘みの果糖としぶの両方の作用があれば、二日酔いの予防、解消は期待できます。柿しぶの収斂作用はアルコールで緩んだ身体を引き締めてくれるのでしょう。
ところで、「芋・薯」を食べることは殺生になるかならないか、原理、基本的考え方がどかっと居座っていないと、色々な条件に振り回されますが。いわゆる生き物を殺して食べることだけを「殺生」とすると例外を設定しないと収まらなくなりますので、「殺生」の定義を最初に見直します。世なおし倶楽部の「殺生」は「存在を無視、否定すること」と広めに定義します。
芋・薯や根のものは、実の様でもあり、種のようなものです。適当に頂くのがお互いの幸せです。食べ過ぎれば健康を害するし、根こそぎ食べれば、種が絶滅します。
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