
みんなのまなびと文化を
みんなで考えてみよう!
~遊びと学びはシームレス!?~
<第2回>
これからの「まなびと文化」を考えてみよう!
2/8(土)
13:30-16:00
丸亀市生涯学習センター 5階 視聴覚室
.
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■講師
荻上 健太郎氏
東京学芸大学学長補佐
教育インキュベーションセンター
准教授
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■コーディネーター
井上 優氏
NPO法人iさいと代表理事
………………
★“みんな”で考えることを大切にしたい
★前回の振り返り
■「遊び」
●「具体の遊び」としての遊び
…トランプ、鬼ごっこ等
「理念・概念」としての遊び
…余白、余裕、夢中 等
●遊びを利用して何かの役に立たせる
◯◯のために学ぼう 遊ぼう
というやり方もあるが……
●遊びの価値とは?
とにかく、面白い
→夢中になるから
やってみる( 試行錯誤 )
●ヨハン・ホイジンガ著
『ホモ・ルーデンス』
遊びの中から文化が生まれた
↓
目的があって遊ぶ
のではなく
遊んだ結果として
“偶然に変化が生まれる”
■「学び」
●〈学習〉
目標を明確にした
知識・スキル習得という意味
〈学び〉
目標を明確にしない知識や習得
を含む意味合い
.
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■「遊び」と「学び」はシームレス
●遊び も学び も
目的が明確ではない中で
偶然に、あるいは結果的に
“何かに出会って変化すること”
↓
遊びと学びは
偶然と 変化で 繋がる
似たもの同士( シームレス )
●“ 枠を外す ” 意外と難しい
・なぜか?
まじめ過ぎ
可逆性が足りない
失敗が許されない
ひとつの側面しか見ない
はっきり具合が強い
・昔の日本、
あいまいな良さもあったが
現在は、整理
分かりやすいことが
大事にされている
・枠を外すことをためらう理由
不安になる 枠の中の方が安心
●「遊び」の特性
・間( 余白 )がある
・動き( 体・心 )がある
・独特な 安心感 がある
*遊びならやり直しができる
●“枠を外す” 意外とむずかしい…
↓
遊び心=失敗を許容する
子どもたちが
遊ぶように学び、
学ぶように遊ぶ
“遊びと学びはシームレス”
*いきなりやろうとしても
できない
安心感のある学びを
重ねていく
外す塩梅を身につける
*そもそも枠って? 疑う
常識を疑ってみる
学校教育などで
刷り込まれている
━━《まなびと文化》
■「遊び」と「文化」
●偶然の産物
→その積み重ね
蓄積されたもの→文化では?
・偶然の産物
→シームレスと共通する
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■「遊び」と「学び」と「文化」
●「遊び」と「学び」と「文化」は
実は、シームレス
・結果として◯◯になった
・文化は… 人・歴史・風土
が重なって
作り上げられたのでは
・学校 枠が多い
枠があって成立つものもある
枠がある大切さもある
枠のとらえかた試行錯誤
*学校こそ
枠を外すチャレンジできる場
・新しい風( 外からの視点 )が必要
変えるべきこと
差し迫った状態はあるが
すぐにすべてを変えるのでは
次に繋がらない。
そこに
新しい風を送り込む存在は必要
・モヤモヤすることは出てくる
・枠を外して→何を?どんな方向?
みな違っている
━━《みんなのまなびと文化》
■「みんな」ってどういうこと?
.
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■みんな=高齢者?
●とある公民館の利用者
→年配の方が多い
70〜80代 1/3
・みんな…全ての人のはずだけど
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■みんな=学校卒業したら、終了?
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■法律をおける生涯学習・社会教育
●教育基本法
( 生涯教育の理念 )
生涯にわたって、あらゆる機会、
あらゆる場所
( 社会教育 )
社会教育施設の設置、
学校の利用、
学習の機会及び情報の提供
( 学校、家庭及び 地域住民等の
相互の連携協力 )
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■生涯教育にかけている予算は?
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━━《ウェルビーイングって?》
■日本社会に根ざしたウェルビーイング
●ウェルビーイングって?
・多様な個人が幸せで
個人だけでなく、
とりまく地域社会も幸せな状態
●「調和と協調」に基づく
ウェルビーイングの
向上が求められている
・自己肯定感、自己表現
( 獲得的な要素 )
・人とのつながり、
利他性( 協調的な要素 )
■教師のウェルビーイング
●学校・地域・社会の
ウェルビーイング
■みんなのまなびと文化
●みんなとは?
これからの まなびと文化 とは?
みんなで考えてみよう
.
.
■最後に
●「なんでモヤモヤしたんだろう?」
考えてみてほしい
●「自分に枠ってあったかな?」
そういう考え
→次につながっていく
●みんなとは?
これからのまなびと文化とは?
→どう考えるか
●次回のテーマ
あなたもできる!
楽しい「まなびと文化」を
創るヒント
「楽しい」「創る」キーワード
主体感がある
…………………………
■感想など
●前回、印象に残った
「枠を外す」ということから
・実際どうしたらいいのだろうか。
そもそも、
枠とはどんなことだろうか
という思いがあった。
●今回、印象に残ったこと
・夢中になるからやってみる
→試行錯誤につながる。
・目的は特にないままでも、
夢中でやってみた先で、
何かに出会う。
それは偶然に、
何かに出会って変化する。
・枠を外すことは大事だが、
実際には難しい。
外すのをためらうのには
理由もある。
しかし、
遊びであれば失敗も許される。
枠を外しやすいのかもしれない。
そういうことを少しずつ
重ねていくことが
大事なのかもしれない。
●モヤモヤしていること
・では具体的にどのようなことを
すればよいかと悩んでしまう。
・偶然の産物
→偶然に任せるにしても何も考えず
何もしないということでは
ないはず。でも一人では
思いつかないことも多い。
・偶然の産物
→その積み重ねが文化と
なっていく。
文化とは何だろう。
何となく分かるが
ハッキリしない。
例えば、ある一人が
より良い方向へ動いても
広く社会が受け入れる
土壌がないとうまくいかない
場合もあるだろう。
そんな問題をどうしていくか、
など。
●「みんな」や「まなび」や「文化」について
・それぞれ違う「みんな」、
その人にとって違う「まなび」を
どう見つけていくか。
全てを網羅することは難しいので
まず身近なことから考えてみたい。
・積み重なっていくまでには
長い時間や道のりが
必要だと思うが、
目の前のひとつひとつを大事に
していきたい。
・朝ドラ「虎に翼」の世界が
思い出される。
番組のあらすじには……
政治でも経済でも解決できない、
追いつめられた人々の
半径5メートルの世界を見つめ、
その苦境から救うため
情熱をもって向き合っていく
……と、あった。
このドラマでは法律だったけれど
まなびや文化にも
通じるものがあるような気がする。
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