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月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

3/30 映画「幕が上がる」観た。

2015-04-03 16:08:58 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等
3/30
映画「幕が上がる」観た。
公式サイト http://www.makuga-agaru.jp/
(監督・原作者・出演者コメント有り)

個人的には
青春時代の昔を懐かしむというより
形は違えど 今ある葛藤に
改めて向き合うような映画だった。

行き詰まり 葛藤する中で
誰かの力を借りる、
けれど自分の足で歩く、
終わりのない道を それでも進む
彼女たちの歩みの力強さに
背中を押されるような気持ちになった。

…………………

高校の弱小演劇部が
一念発起して全国を目指すお話。

演劇も、運動部と同じように
力を競い合う大会があるのだと
実は 数年前まで知らなかった(笑)。

演劇は
スポーツの勝敗とはちょっと違うから
勝ち負けといっても難しいなと思う。

それでも、目指すものに向かっていくのは
終わりのない旅みたい。


この映画、
演劇経験の有る無しによって
見方は変わってくるのかな。
自分は、演劇経験はあるけれど
どこかに属して
継続して活動している訳でも
特に実力がある訳でもなく…
微妙な立ち位置ではあるけれど(笑)。

そんな自分が見た
この映画を振り返ってみた。

(長々と羅列で すみません…)
================

自分の家族を語る言葉を 考えていた場面。
言葉が入ってこない、と言われていた。

いいことだけを挙げるのでは
見ている人に届かないということか。

負の感情も見せていいんだ。

日常の中では なかなか
見せない方がヨシとされる風潮もあるけど。
それは、本当に向き合うべきものから
目をそらしているだけなのかも。

災害後の心のケアで
そういうものを 外に出すことをすすめる
取り組みを見たことがある。

だから、そういうことは必要なのだと思う。
そして、演劇ならではの要素じゃないかと
自分では思っている。

……………
ぎくしゃくしていた二人も、
部長の計らいもあり 打ち解けて 良かった。

お互いに 欠けてるところがあるねと
言っていたけれど…
思わず言いたくなった。
欠けてるから、演劇を やるんじゃないのかな!
みんな同じでは面白くないし、
実際 同じでもない。
演出をする部長は
たぶん そんな欠けた者同士が
うまく補い合って
活かし合っていけるようにと
考えていたのだろう。

そうしたことは演劇に限らず
常に身の回りでも
求められていることかもしれない。

……………
大会の場面では
舞台の裏側が垣間見られた。

演劇というと、何だか
演じることや表現力
芸術面などに目が向くけれど、
それだけでは舞台は作れないようで。

大会では、時間制限の中
大道具をセッティングしたり
照明や音響など それぞれの持ち場への
確認や指示など行われていた。
ひとつの舞台を つくり上げる過程には、
色々な力が要りそうだ。

人数が限られたところでは
一人一人に多方面の力が
求められるかもしれないけど。

そしてひとつの集団として
総合的な力を持てると
よりうまく機能する…のかな?
など、考えていた。

そう考えると、演劇活動で得られる力は
他のことにおいても活かされるような気がする。
………………

演劇に そういう面があるとして、
実際 身近に誰もが気軽に
というわけには いかないこともある。


自分の夢へと進んだ 先生のことを思う。

右も左も分からなかった演劇部員たちに
道筋を示してくれた先生。
地区大会を突破して 次は県大会という時に
演劇部を去ってしまう。

先生は裏切りだと言った。
自分が別の舞台に立つことを。
先生を辞めて演劇の道へ進むことを。

胸が痛かった。

親の立場だと、安定した仕事を子に望むのは
普通なのかもしれない。
演劇をするということは そういうものを捨てて
色々なものに背いていくことなのだろうか。

答えが出ない
色々な気持ちが渦巻いた。

先生が部員たちに見せた東京の夜景、
そびえるビルのまばゆい光を思い出した。

“演劇を目指す人は星の数”
確かにそうかも。
けれど手放しに綺麗だと感動できなかった。

輝ける場所や 輝き方は
他には ないのだろうか。
悶々とした。

演劇に限らず何の仕事でも
その道の一流を目指すなら、やはり
優先順位はつけねばなるまい。

けれど、そんな一握りの人
じゃない方の自分たちにも
自分たちなりの道が
あるんじゃないかと思うわけで。

夢へ向かう道の途中には
たぶん誰にも葛藤がある。
避けては通れないものだろうな。


先生という寄りどころを失った 生徒たちは
それでも自分たちの力を信じて
進む気持ちに至った。

映画の最後
“幕が上がる”のタイトルが出た。

ああ、ここからまた 新しいスタートなんだ。
そう思うと胸が熱くなった。

現実的に考えて
全国を狙えるレベルでは ないかも知れない。
けれど踏み出していく姿に
突き動かされるような気持ちになった。

銀河鉄道の夜、みたいに
たどり着けないとしても
どこまでも行ける切符を
持っているなら…進まねば!

行き先は…よく分かってないけど(笑)。
簡単には置いていけない
荷物も背負っているけど。

とにかく それでも
ひとりじゃないのだから、
誰かの力も借りながら
自分の足で歩いていけば…と
シンプルな思いに戻ってきた。

ありがとう。
がんばろう。
私たちの 幕が上がる。

エンドロールに流れる
「青春賦」http://seishunfu.com/ 
いろいろ思いが重なって
はらりと零れるものがあった。
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3/25 映画 「幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦」観た。

2015-04-03 16:04:45 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等
3/25 映画
「幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦」
http://www.makuga-agaru.jp/news/
みた。

なかなか仕事が終わらず
気付けば 3/27まで!
行けるの今日だけ~~
で、慌てて出かけた(笑)

もう夜しかやってない(涙)
===============

映画「幕が上がる」のドキュメンタリー

公開記念番組
「ももいろ演出論」
http://www.fujitv.co.jp/otn/b_hp/915200026.html
でも
語られていたことの
中身を詳しく見られて良かった。

ネタばれしてたらすみませんf^_^;

…………

映画の撮影前にあったという
平田オリザさんの
演劇のワークショップも面白かった。

劇団の稽古場での色々なゲーム。
それを通して
言葉から受けるイメージ
人によって違うこと、

普段何気なくやっている動きも
いざやろうとすると
リラックスして出来なくて
意識を分散させるためのやり方があること

などなど、
演劇方面で 興味深いこともあった。

映画の中で演じる舞台の
稽古もあった。
まるまる ひとつの舞台を作っているみたい!

劇団員の方たちが演じるのを見て
同じところを自分たちも
やってみる…なんて
色々な意味で スゴい(笑)。

とにかく
中身の濃いワークショップ。

ここまでしてから
撮影に入るのは
珍しいことではないのかな。

………
そして撮影スタート。

何テイクも撮る中で、
どれを使うかについて
本人たちが納得できるまで
監督とやり取りしていた。
一緒に作っている感じが いいな。

肖像画、という演劇のやり方。
一人で自分のことを
何人もの前で語る場面。

本番一発で撮るというのは
普通に考えても緊張する。

ほとんど舞台に向かうような
気持ちなんじゃないかと
思って観ていた。

高校演劇の
実力派の生徒たちに混じって
舞台に立つ演技するところ、
そうとうなプレッシャーだと思う。

生徒さんたちが
うまく巻き込んでくれた、と言っていた。
初めてで、技量の違う人がいても
みんなで受け止めてやっていける、
演劇って いいな 凄いな
そういう人たちって素敵だな。

仕事、スポーツ、その他諸々
自分たちの身の回りでも
そうありたいと思った。

演じている
みんなからの提案が
いたるところにあった。
言われたことを…ではなく、
案を出し合って
みんなで考えていくスタイル、
見習わなければ…。

熱い(笑)
熱が映画になった
という監督の言葉通りの
映画かもしれない。

演劇と映画が合わさって
新しいものが出来たのかな?

従来のものより
そうでないものは
手間がかかるし、骨も折れる。
でも、これまでにない
何か新しいものが生まれそうで
ワクワクする。

ある大切なシーンの
撮影の場面が印象に残った。

“一人だよ”と言う人に
“一人じゃないよ”と声かける人。
だから、演劇をしようと言う。

すごく実感したことがある。
演劇は色々な意味で
一人ではいられない。

何かの件で書いたかもしれない。

それは時に苦しいことではあるけど
一人では得られない
喜びを与えてくれることもある。
その強烈な感覚は
忘れられない ものではないのかと。

この映画、観たら演劇したくなる(笑)?

劇場では、限られた人数しか
観られないかもしれないけど、
映画は それより多く観られる
可能性があるなら
たくさんの人の目に触れてほしい。

…とか言いながら
「幕が上がる」本編の方は
まだ観てないーー!!!

4/3まで でしたっけ。
来週都合をつけて行きたいな!

おばちゃんでも
心は青春!!!
まだこれからやーー(≧ε≦)
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3/27ノトスラボvol.5 『十二夜』観た。

2015-04-03 16:01:23 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等
3/27ノトスラボvol.5 『十二夜』観た。

シェイクスピアの喜劇。

身分を隠すために男装するから
色々と話がややこしくなって(笑)。
勘違い人違い。

笑って笑って
これどうなるの…とハラハラして。
あちこちで問題の糸が絡まっていたけど
最後は 全部 丸くおさまったー。

感動の再会に ちょっと
うるっとしたけど、
お約束のオチに笑った。

そして今回、
初めてじゃないだろうか、
飲食可!

劇場内には
飲み物 お菓子の売り場あり!
( アルコール・ノンアル・
ソフトドリンク各種あり )

持ち込みも可 ということで
映画館気分で ポップコーン持参で
ポリポリ ぐびぐび しながら
楽しんだ。

わいわい宴な舞台と
客席の雰囲気が合っていて、

気付けば2時間半くらい。
そんなに経ってた?
あっという間だった。


………………

シェイクスピアって
昔の戯曲だから
セリフとか難しい
馴染みのない言葉じゃないの…
て、思うかもしれないけど
全然。
途中、ラップ風になったり
仁義なき戦い風になったり
メロディーにのせて歌ったり。

ハチャメチャだけど
○○風を通して変換されて
雰囲気が伝わって
なんか わかる…的な(笑)。

色々面白い場面があって
挙げきれないけど

やっぱり
クソまじめ執事のラブレター事件かな。
叔父さん三人組と
それに悪知恵吹き込む
やり手の侍女。
何かと言動が鼻につく執事なので
その人たちに うまくハメられて
笑えてしまう。
(冷静に考えると かなり
かわいそうなんだけど)

笑ってごめんね的な気持ちも
最後には、お嬢さまが
代弁してくれた感じ。
執事くんが慕う お嬢さまに
かわいそうにと 事情を理解してもらえて
良かった良かった。
陥れたままでは後味悪い。
色々あっても それなりに
うまくやっていこうやー
的な感じに落ち着いて
ほっとした笑いで終えられた。


でも 一番笑ったのは
とある小ネタ。DJ…

自分的に何故笑えたのかと
考えてみると…

○○やります という言葉に
何かなと想像する。

状況が示される。

もしや!と、オチを想像する。

くる、くる?
そうくるよね?と期待する。

そして、キターー!!
ちょ!!予想を上回る状態!

そして大笑い。

…と、このような段階を経て
笑いへといざなわれたのではないかと。

ああ、笑いって面白いな。
自分が笑ったことについても
思わず考察したりして(笑)。

………………

終演後には
オマケの一発芸披露あり(笑)。
せっかくなので観ることにした。

みなさん多才(笑)。

稽古を繰り返す中で
印象的だったんだろうなー
と、思うネタや

本編のことが
細かなネタとして使われて
笑いを誘うとある設定の演技や

本編では出てこなかった場面が
妙に(笑)補完されるものや

この人の地ですか?が
垣間見られるものや

本編では見られなかった姿も見られて
面白かった。


そういえば…
舞台「あゆみ」の稽古をしてた時も
稽古の合間
「あゆみ」の演技をもじって
何かと面白いことしてる人が
いたたなぁ…なんて思い出された(笑)。


もちろん 稽古そのものは
真剣に取り組まなければいけない。
でも、それだけじゃない
自由な発想や
それを表現し合うことも
大事なのかなと思った。

あそびの部分は
何にでも必要なことかな。
そんな引き出しが
いくつもあって
何かの時に活かされるのかな。

真面目さや秩序のようなもの、
遊びや無茶苦茶なもの、
どちらも必要なのかも。
絶妙のバランスで。

ならば
枠からはみ出るようなものも
活かし方次第ということなのか。

まさに子どもがそうだけど
思いもよらない方向へゆく。
だいぶ頭が固くなった大人としては
ちょっと頭を柔らかくしたいなあと
自分のことも振り返った。


…そんなことも
後からじわじわ考えさせられた。

…………

とにかくこれで
4年生の皆さんの舞台も
見納めなんですね。
時間も遅くなって
ゆっくりお話できなかったけど
本当にたくさんの舞台で
親子共々 楽しませていただきました。

ありがとうございました!
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3/22 e-とぴあ文化祭2015 自主制作映画上映会 

2015-04-03 15:55:52 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等
3/22 e-とぴあ文化祭2015
自主制作映画上映会 行ってきた。
この間、見逃して残念だった
「さぬき映画祭」2015優秀企画上映作品
https://www.e-topia-kagawa.jp/bbe/bbepfc_index.asp
昼から、3作品の上映を。

……………………
「アヒージョ!」

さぬきの美味しい食材が たくさん出てきて
改めて その良さを感じた。
料理対決、そして起こる アクシデント あるある(笑)。
しかしそれを切り抜ける展開に
ちょっと 有り得ない感はあったけど(笑)。
いつの間にか応援する気持ちに
なっていたのは何故だろう。

あったかく
おいしい気持ちで観終えた。
地元愛、食材愛?も目覚める(笑)
アヒージョ、作ってみたい!

……………………
「W&M」

男木島へ、自分も一緒に旅したような気持ちになった。
まだ行ったことはないけど素敵なところだな…と。
(そして猫好きには たまらん!!)

そんな景色だけでなく
出てきた人同士の関わりが
何ともいえず いいなと思えた。
日常は、色々と行き詰ることもあるけれど
新しい場所、新しい人との関わりも いいものだと
素直に思えたことが嬉しかった。

そこにあることに
まだ気付いてないものを
見つけたい気持ちになった。

心の旅だった。

個人的には
最後に流れていた歌が好き!

……………………

「よるべしるべ」

始まりは ちょっと
いわく付きで重い感じがしていた(笑)
こんぴら街道を歩く旅。

海の向こうから歩いて来るなんて
想像もつかない。

どうして あんなに必死なのか、
そんな疑問に引っ張られながら 観ていった。

道すがら名所も出てきて楽しめた。

自分に身近な場所もあった。
“すぐこんぴら”の石碑の近くには
父方の亡き祖父母の家があり
昔風のうどん屋や常夜燈もあって
生活に溶け込んでいた。
そんな懐かしさも感じた。

こんぴらさんの石段にも、子どもの頃の思い出が。
自分は…母方祖母の家向かいにある
山道をたどって、
旧金毘羅大芝居「金丸座」の
裏を通り越し、参道の途中に
出るというショートカットルート(笑)

大きくなってからは
下からの石段をのぼるも
なかなか しんどい(笑)。
リハビリ中の足では
かなりしんどいのでは…と心配に(笑)。

骨付鳥のかぶりつきも
油垂れがヤバいんじゃ…と
身近だけに
いらぬ心配をしてしまった(笑)。

=================

どの映画のエンドロールを見ても思うのは
たくさんの人が関わっているなあということ。
場所も、協力する人も団体も
たくさんのものを巻き込んで
いくものなのかな。


撮るまでも、撮ってからも
その行程の多さ細かさを思うと
何だか果てしない。
もちろん 撮ること そのものも、だと思う。

音楽で、画面の雰囲気が
ガラッと変化するところもあったので
それも大きな仕事かも。

幅広い人が関わる…という印象。

エキストラや表に出ない人も含め
たくさんの人たちがみな
その作品のイメージを共有して臨むのは
結構難しいものなのかな。

ある程度出来上がるまで
作品全体の様子が分からないのだとしたら、
そういうものを 出来るだけ伝えていくのも
大事なことなのかな…とか
いろいろ考えさせられた。



時間の都合で
上映後の座談会のお話を聞かずに
帰ったは残念だけど、
作り手のお話は興味深いと思う!


さぬき映画祭の時には
都合がつかず観れなかったので
とにかく作品だけでも
観ることが出来て良かった~~!!
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3/16 長女 誕生日でした。

2015-04-03 15:53:02 | 日記等 未分類
3/16 長女 誕生日でした。

写真は撮らせてくれなかった。
体操服のままだからと(笑)。

ローソク14本。
よくぞここまで
でもこれからね。
行動範囲も広がって
親の目も手も届かないところで
何かあっても何もできない。

何もない普段の日を
だいじにするしかないのかも。

学校では (部活内でも)
誕プレを贈り合うというのが
慣例となっているのか
たくさん貰って帰っていた。
同じくらい長女も
誕生日の近い子に誕プレ買わなきゃ~
と、忙しい(笑)。
子どもの付き合いも なかなか大変ね。

今年は受験生。
行くとこあるのかしら(汗)。
家では誰もタッチしてないし…
文字通り 本人次第。
新年度が始まれば
新たな現実に直面するわー(=ω=。)。
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3/14 シンポジウム 『地域における演劇教育の役割』参加した。

2015-04-03 15:37:48 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等
3/14
サンポートホール高松 6階会議室にて
シンポジウム
『地域における演劇教育の役割』参加した。

―・―・―・―・―・―・―
平成26年度
文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業

四国広域圏の劇場運営を担える人材の育成を目的とした
アートマネジメント実践講座
http://www.notos-studio.com/amc/

―・―・―・―・―・―・―
この講座では
地域の文化・芸術活動を担える人材の育成を目指して
約1年を通して様々なプログラムが用意されていた。
基礎的なレクチャーから始まり、
実際の演劇公演の企画運営や
ワークショップのアシスタントなど
幅広い内容だった。

私はワークショップのアシスタントや
演劇公演の観劇のみで参加。
長い期間いろいろあったけれど、
できる範囲で参加できて良かった。

………………………
約1年を通して行われた講座に参加し、
今回は その集大成となるシンポジウムだった。




シンポジウムでは
受講生による活動報告。
参加した 実際の舞台公演での制作、
広報や当日運営など 色々な話が。
それぞれの属するところからの視点や
関わり方など興味深かった。

その後
平田オリザさん 本広克行さん他による
ディスカッション。
演劇の可能性や これからの課題について。
地域での演劇教育の話もあった。
(たぶんこれ)↓豊岡小学校演劇モデル事業
http://www.city.toyooka.lg.jp/www/contents/1354237958617/index.html
文化による地域創生も考えられているとのこと。
演劇を通して、地域の色々な面が盛り上がっていける可能性を感じた。

これからは 新しい繋がりが必要になってくる。
それぞれ独自に活動している人、
全く違う分野で活動している人がいる。
繋がりを作り、それを機能させるために
連携していくことも増えてくる。
関わりの少なかったところであれば、より共通理解が難しいと思う。
それぞれの事情や違いもあるなら、お互いどう伝え合い
どうすり合わせていくかという問題もあるのだろう。

すぐに結果が出るものではないので、
長期的な視野を持って取り組まなければいけない、という点では
公共ホールの力や専門性が必要だと思った。


今まで演劇になじみのなかった人も楽しめるように、
観るだけでなく、作る側に参加できるようにと
ワークショップも開かれるようになってきている。

観劇についても、観たいものを選んで・・・というのもあるけれど、
年間を通して組まれたプログラムの中で継続して観られるようなものが
考えられているようだ。
しかし、そのプログラムを組むためには、広範囲な知識が必要とのこと。
地域全体の色々なことも把握していなければならないだろう。
それぞれの専門性を持つ人が分業して、広範囲にわたる知識を持つ人が、
それらを繋ぐ、ということになるのだろうか。
演劇に限らず、あらゆることに当てはまりそうで、色々考えさせられた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここからは個人的余談です。。。。。
 
年間プログラムのことを考えていたら、福袋のようだなと思った。
何が入っているのか正確には分からないのに買う人がいるのは何故だろう。
いいもの(お得なもの)が入っているという信頼や期待があるからか。
最近は、ある程度中身を公開しているものもあるし。

ただ 演劇の場合、何が どういう点が良いのか、
なじみのない人にとってはピンとこないのかも。
そんな人にも分かりやすく伝えることも必要とされる力かもしれない。

中身の分からないプレゼント交換をすることがあるけれど、
個人的には、何が入っていてもラッキーという感覚ではある。
自分になじみのあるものは、ラッキー。
なじみのないものも、それはそれでラッキー。
なぜなら、自分ではまず選ぶことがないのだから。
新しい機会をくれたものには大きな価値があるような気がしてくる。

あとは、そこへと向かう きっかけが必要なのかも。
今まで 離れていたもの同士が出会うことで、新たな可能性が生まれるのなら、
是非そうありたい。ただ、それには壁もある。
だからこそ今まで出会わずにいたのだろうから。

ちょっと見まわしただけでも様々な家庭や事情がある。
その時々の事情によって、文化的なものの優先順位が
下げられてしまうことが多々あるように思う。

うちの場合なら、介護や病状への対応など。
小さい子どもがいる家庭なら、預け先問題。
うちのように“預けない”というやり方は稀かも(笑)。

そんな壁を取り払うには、それこそ広範囲に ものを見なければならないのだろう。
自分はどうかといえば、まだまだ実践的なところまで行き着いていないけれど、
せめて自分の身近な環境で、見たり考えたりすることを大切にしたい。

小さなことが、大きなことへ どう繋がっていくのか
考えるきっかけを見つけていきたいと思う。


講座を企画運営していただいた方々、お世話になりました。
ありがとうございました。

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4月2日(木)のつぶやき

2015-04-03 05:12:36 | 日記等 未分類

【うちご飯(義父)4/2】夜:麻婆茄子、サラダ、卵わかめ中華スープ/ 朝:大根塩漬け/★朝 長女 傷 診察(写真)/ ★昼 事務所手伝い/夕 次女ピアノ


ひとつ落ち着いたみたい。義父の姉。受け入れ先が決まりそう。やっぱり病院を通した方がいいよね。その人によって病状等々違うから。うちだって遠回りした。後手後手になって当然。やってみて分かることもある。


でもそんな初心者が立ち止まっている時に、導くものがあればな…とは思うのだけど。あとは先立つもの、かな。現実は。うちには難しい選択肢だった。


「私のリュック」そんな番組あったんだ。帰ってこれない旅へ持ってく荷物。リアルであったかも~。その時は命の危険も考えられたので、動ける最小限にした。後になってあれこれ思うけど、それは状況が変わったから。優先順位は状況次第かな。


あとは…第三者が私を確認できるもの。残された者には必要でしょ。指輪の内側に刻まれたものとか。いつも持ってるボディバッグの外ポケットには、ホイッスルと名前の紙入りのカプセルが入ってる。


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