樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

みんなのまなびと文化を
みんなで考えてみよう!
~遊びと学びはシームレス!?~
<第3回>
あなたもできる!
楽しい「まなびと文化」を創るヒント
2/20(木)
19:00-21:00
丸亀市生涯学習センター
4階 講座室1
.
.
■講師
荻上 健太郎氏
東京学芸大学学長補佐
教育インキュベーションセンター
准教授
.
■コーディネーター
井上 優氏
NPO法人iさいと代表理事
━━━━━━━━━
第3回 最終回
■はじめに
●面白がること 必要では?
まじめに考えすぎる
●コーディネーター大事
コーディネートとは?
思いを汲み取る
ビジョンを持てる
●博物館ボランティアガイドの例
もともと
歴史に興味ある人は少ない
知識も大事だが
その土地に対する
思いや愛情も大事
ガイドに必要なもの…
・一緒に動く人 友だちがいる
・知識
・リーダーの存在
●エディター( 編集者 )
自分のことより…
相手のものを引っ張り出す
→形にする
※一人でやるのは大変
しかし、
誰かと一緒ならできそう
→前向きの考え、出てくる
●偶然の産物 ( 前回の話から )
エディター 難しく感じるが…
偶然の産物として
エディター機能を果たす
→面白がること
●枠を外す………分かるけど難しい
.
.
.
■主権者教育
「主権者として求められる力」
を子供たちに育む
■育成を目指す資質・能力
思考力 判断力
課題解決 合意形成
学びに向かう力 主体的に参画
●事例
〈話し合いの約束〉
はんのうする
自分の意見は理由をそえて
少数意見も大切に
※話し合いが主権者教育の始まり
※枠を外して考えている
■すぎなみ大人じゅく
「はじめの一歩コース」
〈大切にしたいこと〉
正解を探さない、求めない!
学びと遊びは表裏一体!
意外・偶然・偶発を楽しむ!
それぞれの一歩を大切に!
私も含めて全員が学び手・創り手
「教えないコース」宣言
*枠を外すことについて
・いきなりガツンと外さない
・徐々に外す
・それなりの理由を用意する
■とある福祉支援団体の例
・支援しない( 特に何もしない )
・居心地がいい場所
・信頼関係
・そのうち…何かやりたい
・2〜3人でやりたいこと生まれ
・やってみる
・新しく来た子のお世話係など
*ピアカウンセリング
同じような悩みや立場の
人同が仲間として支え合い
相談し合うカウンセリング
■未来の学校みんなで創ろう。
PROJECT
( 東京学芸大学 )
●“好きに、挑む”
多様な業種、規模の企業などの法人、
地域をまたいだ複数の教育委員会、
多様な専門分野の大学の研究者、
幼小中それぞれの教員、
みんなが一つのチームになって、
「学び」「授業」「環境」を
包括した「学校」という社会的な
システムを変革していく。
子ども達が「好き、に挑む」
ことのできる学校を、
みんなが
「好きに、挑んで」創っていく。
例) 職員室をコワーキングスペース
↓
学校内をコワーキングスペース
.
.
*枠を外す ワクワクすること
面白がれること
ワクワクすることから始めてみる
→結果的に枠を外すことになる。
〜〜〜休憩〜〜〜〜
■ワーク
●丸亀まなびと文化のお遍路MAP
お遍路文化 と まなびと文化
を掛け合わせてみませんか?
.
.
お題:◯◯◯ やりたいこと
お接待:◯◯◯ できること
*お接待できること
→「これならできる」言える
言える場をつくる
.
.
お遍路 風土
文化 一人がつくるものではない
みんなでつくるもの
みんなで楽しもう
という文化があれば
結果、そうなる
ということが大事
.
.
■終わりに
前回の 教育基本法
今までの話と通じる
.
.
■丸亀市教育大綱
「丸亀市人づくりビジョン」
市民が学びでつながる
学び→気持ちが変わり→行動
→活動→続き→文化
受け止めるだけじゃなく 行動に
それを決めるのが学び
学び合う(一人じゃなく)
.
.
■次年度
今回のつながりを活かし
皆での主体的な活動を構想中
.
.
.
◆関連 安立清史 氏 講演会
3/2(日) 13:30-16:00
生涯学習センター5階 視聴覚室
〜映画からのヒント〜
「ことば」の呪文から
どう脱出するか?
このお知らせもあった。
楽しみ!
.
.
━━━━━━━━
■感想
●前回の講座を受けて
・枠を外すことについて
実際どうすればいいかなど
考えていた。
.
.
●印象に残っていること
・ワクワクすることから始めてみる
・結果、枠を外すことになる
.
.
●モヤモヤしていること
・実際に何かやる場合の費用、場所
スケジュールを決めたりなど
現実的なことも考えなければ…
.
.
●この講座を通して
自分がやってみたいこと
誰かと一緒に取り組みたいことなど
・一番身近なのは食に関すること。
例えば…持ち寄った食材で
なにか作って食べる。
鍋やホットプレートなど。
一緒に活動することで
距離が縮まりそう。
・気軽に集まれる場づくり。
簡単なお茶ができる、
今、やっていること、楽しいこと
今、困っていることなど
話したり聞いたりしやすい場。
.
.
●「みんな」や「まなび」や
「文化」について考えや思いなど
・お話を聞いていて
今ある、お遍路文化について
興味も出てきた。
ゼロから始めるより今あるものを
活かすことができたら
いいなと思った。
・一人ではなくみんなで。
それが積み重なって
文化になるなら、
今もその大切な途中だと思う。
・気づかないだけで
そういうものが
身の回りにあるかも。
それも、一人では気づけないので
話し合う中で見つけていきたい。
みんなのまなびと文化を
みんなで考えてみよう!
~遊びと学びはシームレス!?~
<第2回>
これからの「まなびと文化」を考えてみよう!
2/8(土)
13:30-16:00
丸亀市生涯学習センター 5階 視聴覚室
.
.
■講師
荻上 健太郎氏
東京学芸大学学長補佐
教育インキュベーションセンター
准教授
.
■コーディネーター
井上 優氏
NPO法人iさいと代表理事
………………
★“みんな”で考えることを大切にしたい
★前回の振り返り
■「遊び」
●「具体の遊び」としての遊び
…トランプ、鬼ごっこ等
「理念・概念」としての遊び
…余白、余裕、夢中 等
●遊びを利用して何かの役に立たせる
◯◯のために学ぼう 遊ぼう
というやり方もあるが……
●遊びの価値とは?
とにかく、面白い
→夢中になるから
やってみる( 試行錯誤 )
●ヨハン・ホイジンガ著
『ホモ・ルーデンス』
遊びの中から文化が生まれた
↓
目的があって遊ぶ
のではなく
遊んだ結果として
“偶然に変化が生まれる”
■「学び」
●〈学習〉
目標を明確にした
知識・スキル習得という意味
〈学び〉
目標を明確にしない知識や習得
を含む意味合い
.
.
■「遊び」と「学び」はシームレス
●遊び も学び も
目的が明確ではない中で
偶然に、あるいは結果的に
“何かに出会って変化すること”
↓
遊びと学びは
偶然と 変化で 繋がる
似たもの同士( シームレス )
●“ 枠を外す ” 意外と難しい
・なぜか?
まじめ過ぎ
可逆性が足りない
失敗が許されない
ひとつの側面しか見ない
はっきり具合が強い
・昔の日本、
あいまいな良さもあったが
現在は、整理
分かりやすいことが
大事にされている
・枠を外すことをためらう理由
不安になる 枠の中の方が安心
●「遊び」の特性
・間( 余白 )がある
・動き( 体・心 )がある
・独特な 安心感 がある
*遊びならやり直しができる
●“枠を外す” 意外とむずかしい…
↓
遊び心=失敗を許容する
子どもたちが
遊ぶように学び、
学ぶように遊ぶ
“遊びと学びはシームレス”
*いきなりやろうとしても
できない
安心感のある学びを
重ねていく
外す塩梅を身につける
*そもそも枠って? 疑う
常識を疑ってみる
学校教育などで
刷り込まれている
━━《まなびと文化》
■「遊び」と「文化」
●偶然の産物
→その積み重ね
蓄積されたもの→文化では?
・偶然の産物
→シームレスと共通する
.
.
■「遊び」と「学び」と「文化」
●「遊び」と「学び」と「文化」は
実は、シームレス
・結果として◯◯になった
・文化は… 人・歴史・風土
が重なって
作り上げられたのでは
・学校 枠が多い
枠があって成立つものもある
枠がある大切さもある
枠のとらえかた試行錯誤
*学校こそ
枠を外すチャレンジできる場
・新しい風( 外からの視点 )が必要
変えるべきこと
差し迫った状態はあるが
すぐにすべてを変えるのでは
次に繋がらない。
そこに
新しい風を送り込む存在は必要
・モヤモヤすることは出てくる
・枠を外して→何を?どんな方向?
みな違っている
━━《みんなのまなびと文化》
■「みんな」ってどういうこと?
.
.
■みんな=高齢者?
●とある公民館の利用者
→年配の方が多い
70〜80代 1/3
・みんな…全ての人のはずだけど
.
.
■みんな=学校卒業したら、終了?
.
.
■法律をおける生涯学習・社会教育
●教育基本法
( 生涯教育の理念 )
生涯にわたって、あらゆる機会、
あらゆる場所
( 社会教育 )
社会教育施設の設置、
学校の利用、
学習の機会及び情報の提供
( 学校、家庭及び 地域住民等の
相互の連携協力 )
.
.
■生涯教育にかけている予算は?
.
.
━━《ウェルビーイングって?》
■日本社会に根ざしたウェルビーイング
●ウェルビーイングって?
・多様な個人が幸せで
個人だけでなく、
とりまく地域社会も幸せな状態
●「調和と協調」に基づく
ウェルビーイングの
向上が求められている
・自己肯定感、自己表現
( 獲得的な要素 )
・人とのつながり、
利他性( 協調的な要素 )
■教師のウェルビーイング
●学校・地域・社会の
ウェルビーイング
■みんなのまなびと文化
●みんなとは?
これからの まなびと文化 とは?
みんなで考えてみよう
.
.
■最後に
●「なんでモヤモヤしたんだろう?」
考えてみてほしい
●「自分に枠ってあったかな?」
そういう考え
→次につながっていく
●みんなとは?
これからのまなびと文化とは?
→どう考えるか
●次回のテーマ
あなたもできる!
楽しい「まなびと文化」を
創るヒント
「楽しい」「創る」キーワード
主体感がある
…………………………
■感想など
●前回、印象に残った
「枠を外す」ということから
・実際どうしたらいいのだろうか。
そもそも、
枠とはどんなことだろうか
という思いがあった。
●今回、印象に残ったこと
・夢中になるからやってみる
→試行錯誤につながる。
・目的は特にないままでも、
夢中でやってみた先で、
何かに出会う。
それは偶然に、
何かに出会って変化する。
・枠を外すことは大事だが、
実際には難しい。
外すのをためらうのには
理由もある。
しかし、
遊びであれば失敗も許される。
枠を外しやすいのかもしれない。
そういうことを少しずつ
重ねていくことが
大事なのかもしれない。
●モヤモヤしていること
・では具体的にどのようなことを
すればよいかと悩んでしまう。
・偶然の産物
→偶然に任せるにしても何も考えず
何もしないということでは
ないはず。でも一人では
思いつかないことも多い。
・偶然の産物
→その積み重ねが文化と
なっていく。
文化とは何だろう。
何となく分かるが
ハッキリしない。
例えば、ある一人が
より良い方向へ動いても
広く社会が受け入れる
土壌がないとうまくいかない
場合もあるだろう。
そんな問題をどうしていくか、
など。
●「みんな」や「まなび」や「文化」について
・それぞれ違う「みんな」、
その人にとって違う「まなび」を
どう見つけていくか。
全てを網羅することは難しいので
まず身近なことから考えてみたい。
・積み重なっていくまでには
長い時間や道のりが
必要だと思うが、
目の前のひとつひとつを大事に
していきたい。
・朝ドラ「虎に翼」の世界が
思い出される。
番組のあらすじには……
政治でも経済でも解決できない、
追いつめられた人々の
半径5メートルの世界を見つめ、
その苦境から救うため
情熱をもって向き合っていく
……と、あった。
このドラマでは法律だったけれど
まなびや文化にも
通じるものがあるような気がする。

2/7(金)
ワークショップ
「文化芸術推進サポーターの
これからを語ろう!」
19:00-21:00
生涯学習センター 5階 視聴覚室
コーディネーター
井上 優 氏
(NPO法人iさいと 代表理事)
………………………
これまで
丸亀市の文化課と共に
丸亀市文化芸術推進サポーター
CAL.M(カーム) は
色々なことを学んだり
活動したりしてきた。
文化課は
令和6年度から新たに
生涯学習部門が統合され、
まなび文化課に。
これからの方向性を考えるために
今回ワークショップが開かれた
とのこと。
これまでの経緯や
これからも大切にしたいこと
などの話も聞けた。
また、
集まった人たちの思いや考えなど
率直な意見交換の場にもなった。
……………………
●変化があったこと
・文化課→まなび文化課に
これまでの〈文化芸術〉プラス
〈生涯学習〉部門も統合された
●文化芸術 + 生涯学習
・色々なカテゴリーが入ってくる
・枠が広い→何をすればいい?
・内発的動機づけ 必要
●キーワード「内側からのやる気」
・ここから始まる
〈疑問を持つ〉……なぜそうなった?
↓
〈考える〉……なんでだろう?
↓
〈学ぶ〉
↓
〈仮説を立てる〉
↓
〈学ぶ・検証〉
↓
〈発表する〉
・それぞれの〈疑問〉がある
→一人で考えていると行き詰まる
→他の人に聞く
・このような〈疑問〉の数が増えると
文化的な水準もあがる
●成果を上げることが目的ではない
・内側からのやる気に動かされ
活動したことで
→結果◯◯になる
何かが生まれる
・自発的→楽しい、やらされ感がない
●枠をどう考える?
・集まった人で話す、
やりたいことする
→思わぬ方向へ行ってしまうことも
→検証は必要
・ある程度の枠は必要
・枠にとらわれすぎてもいけない
・俯瞰的な視点も必要
●これからのこと
・顔の見える関係を大切に
・与えられた役割をするというより
自発的なものを大切に
・身近な疑問→共に考える
→活動、講座など
・つくるプロセスを楽しむ
(成果というより)
・探究する楽しさ
・新しい気づき
・常に流動的でありたい
(固定的でなくても
別のグループが生まれても
ゆるく繋がり
必要な時に関われたら)
…………………………
吹き飛ばされそうな強い風。
そんな中、皆さん集まり
色々話せて聞けて良かった。
終わって外に出ると
車のフロントガラスには
雪?みぞれ?
わ〜〜冷え冷え〜
翌日の
荻上さんの講座
遊びと学びはシームレス!?
も、楽しみ。

令和6年度
「よこぐし」の
アートマネジメント講座
〜わたしとあなたのための
小さなワークショップ〜
第2回 1/25(土)
第3回 1/26(日)
時間:13:30-14:30
場所:ひまわりセンター4階
研修会議室3
講師:古賀今日子 さん( 俳優 )
1/25(土)−−−−−−−−−−−−−−−
●アイスブレイク
●WSネームの紹介 ◯◯
・コール&レスポンス
・〜が嫌いな、好きな◯◯です
●なんでもバスケット
・共通点を通して、他者を知る。
・違っていても面白い雰囲気
●サークルウォーク
・「見る人」「見られる人」
構図が生まれる
・目の前へ→歩く→挨拶
→シチュエーション(プラスして)
↓
●「いいですか」「だめですよ」
●「ありがとう」のひとつ前
・どんな言葉(セリフ)を言えば
「ありがとう」言いたくなる?
●自分の言いたいセリフ の、ひとつ前
・自分の言いたいセリフ「 」
そのひとつ前のセリフ「 」
書いて
・ひとつ前のセリフカード
隣の人に言ってもらう
・言葉のキャッチボール→会話に
●体の動きのキャッチボール
・「1、2、3」2だけ拍手(パン)
・(相手)止まったポーズ
→(自分)何かポーズ続ける
→続けていく
●二人組で筆談( おしゃべり台本 )
・筆談のようにして会話→書いていく
・あるタイトルで
例 ) 小さい頃なりたかったもの
●発表
・他のチームのを聞いてみる
●感想 シェア
●考えを書き出そう( 付箋に )
※翌日の活動の材料に!
・困りごと、解決したいこと、
小さな欲望…
・大きな紙に貼る→分類分け
・他グループのを見て→書き込み
・各グループの紙
→皆で見ながら話を聞く
.
.
●感想(※アンケート内容など)
・その人の色々な面が見られた。
※表現する楽しさを感じられた。
※自分や他の人の気持ちや考えを伝えられたりした。
※参加者同士で一体感を感じられた。
・温かい雰囲気で、
心も体もリラックスした中
自然な流れでできた。
・何より、
うまくいってもいかなくても
一緒に笑って楽しかった。
※自分ごとについて考えたときには…
あらためて自分を振り返る
ことができた。
同じような悩みを持っている
人がいる。
また、全く違う悩みがあることにも
気づいた。
※印象に残ったことなどは…
・自分たちの困りごとを
軽くするような
何かを見つけられそう、
カタチにできそう、
一緒に考えられそうだと思った。
.
.
1/26(日)−−−−−−−−−−−−−−−
●アイスブレイク
●困りごとを聞いて
→プレゼント(2人1組)
・A:困りごとを言う
B:聞いて→Aにプレゼント
(気持ちが軽くなるような)
・どんなもの、あった?(皆さんの話)
・A B 交代
.
.
●ワークショップをつくる ( 説明 )
・A〔困りごと〕カード
・B〔遊びのルール〕カード
※2つのテーブルに
それぞれ A、Bの
並べられたカードを見る
.
.
・講師のデモンストレーション
〔困りごと〕 喋りすぎて凹む
×
〔遊びのルール〕伝言ゲーム
↓
*遊びを考える
↓
タイトル
「継ぎ足し伝える伝言ゲーム」
*何人か出て、やってみてもらう
.
.
●ワークショップをつくる( 参加者で )
・〔困りごと〕
……ネガティブ、見た目で判断 等
〔遊びのルール〕
……キャッチボール、玉入れ 等
・1人1枚 カードを持って
→誰かとマッチング
できそう→シートに書き込む
〔ゲーム名〕
〔困りごと〕×〔遊びのルール〕
〔解説〕
.
.
●できそうなものを考える
(できたシートの中から)
・並べたシートを一通り見てみる
いいなと思ったものに★書き込む
・★多いもの中心に4つにしぼる
●伝え方シートを書く( グループ別 )
・4つのグループに分かれて
・WSの内容を整理 話し合う
・どういう手順でWSするか考える
・シートに書き込む
・役割分担 必要なもの
●次回は…
・最初は振り返り
・WSする前に
大事なポイント確認してから
.
.
●感想(※アンケート内容など)
※楽しかったことや難しかったこと
・一人では思いつかなかったことが
話し合ううちに出てきたのが楽し
かった。
・困りごと×遊びのルールの
組み合わせをどうしたらいいか、
考え込む時もあった。
でも、とりあえずやってみる
くらいの気持ちでいいと言われて
いたので気が楽だった。
※気づいたこと
・自分で全部考えなくてもいい。
考えきれないところは他の人に
頼る気持ちで一緒に考えていけば
いいと思った。
・自分である程度考えていた
としても、違う考えが出てきて
違う方向へ進むこともある。
でもそれも楽しい。
一緒に楽しめばいいと思えた。
※次回へ向けて
・少しずつ形になってきたことが
嬉しい。
・実際にやってみる段階では、
ここをどうすればいいか…と
新たに気付くこともあると思う。
その時々で一緒に考えて
いきたい。

ハンセン病療養所の
ドキュメンタリー映画を観ました🍀
1/24(金)「風の舞」上映会
14:00-16:00 マルタス2階 ROOM2
………………………
昨年、
岡山 瀬戸市 長島にある
国立ハンセン病療養所の
ドキュメンタリー映画を観た。
香川県にもハンセン病療養所が
あるのは知っていたが、
詳しいことは知らなかったので
よい機会だと思った。
━━━━━━
映画「風の舞」
高松沖、大島青松園が舞台。
人生の大半を療養所の中で過ごした
詩人、塔 和子さんの詩を通して
ハンセン病強制隔離の
歴史を見つめるドキュメンタリー。
2003年製作 宮崎信恵 監督
…………………
“風の舞”とは
島に建てられた合同墓
鎮魂のモニュメント。
円錐形に石が積み上げられている。
塔 和子さんへのインタビューでは
苦しい胸の内が語られていた。
名前を変える
家に帰れない
ひりひりする心
口をつぐむ 隠す 無念
偏見 差別
どうにもならない思いが
詩の中にも感じられた。
隔離された人たちは
死ぬまでそこから出られなかった。
なぜこんなに隔離が長く続いたのか。
無らい県運動や戦争、
不安をあおるような
社会の動きもあった。
単に昔の出来事ではなく、
世間の流れによっては
また似たようなことが
起こるかもしれない。
法律や体制を見直す動きも大切。
けれど、
自分とは遠いところにいる人の
気持ちを想像することも
大切だと思った。
違う境遇にいる人の気持ちは
なかなか想像しきれない
のかもしれない。
それでも
詩を通して感じることはある。
境遇は違っても
どこか自分に通じるような気持ちも。
そこから始まることもある。
時が経ち、
これからの難しい問題もあるという。
けれどこの先
関わりのある人々の気持ちを大切に
考えていけたらと思った。
………………
会場では
塔和子さんの詩集も準備されており
気になったので一冊買った。
社会福祉法人 ふれあい福祉協会
刊行の『ふれあい福祉だより』3冊
いただいた。

第1回、参加しました!
.
.
みんなのまなびと文化を
みんなで考えてみよう!
~遊びと学びはシームレス!?~
<第1回>
丸亀の「まなびと文化」を語ろう!
2025(令和7)1.23(木)
19:00-21:00
丸亀市生涯学習センター4階講座室1
.
.
■講師
荻上 健太郎氏
東京学芸大学学長補佐
教育インキュベーションセンター
准教授
.
■コーディネーター
井上 優氏
NPO法人iさいと代表理事
……………………
●荻上さん 20年前 丸亀との繋がり
・CANPANブログ
→井上さん古賀さんに繋がった
(コーディネーター)
.
.
●生涯学習
そもそも何だろう?
それぞれの考え
正解はない
.
●枠を外したい
教えない→学び合い
講師というより→学習支援者
.
.
●学びの変化
・江戸時代
→主体的 ◯◯を学びたい 寺子屋
・明治時代〜
→受動的 同一内容 画一的に
.
.
●本講座は…
・問い、テーマ はっきりしてない→モヤモヤ
・一般的な講座…
問い、テーマ はっきり→答えもはっきり
.
.
●生涯学習
・教育基本法第3条より
〜〜その成果を適切に生かすことのできる
社会の実現が図られなければならない。
.
.
●遊びには目的がない
・常に目的がないとダメなのか?
・何かの役に立たないとダメ?
・広い意味では(健康になる等)因果関係はあるが
・自己完結でいいのか?
.
.
●学びとは?遊びとは?
.
.
●学芸大学(教員養成の)では…
・そもそも教育現場では
枠を前提にしているシステム
・先生は 教える人ではなく
→学びを支える人に
(変わってきている)
.
.
●学び 答えがない
・遊ぶように 学び
学ぶように 遊ぶ
・境なく行き来できる
・自分たちの枠を外す
.
.
●探究学習・総合学習
・興味のあるものに向き合って
主体的、対話的 学び→生きる力に繋がる
・2020年頃から取り入れられているが
実際 まだまだの現場も
・最初からお題が決まっていたり
社会の授業と変わらないものも
(地域の◯◯ 等)
・興味のあるもの
“何でもいい”…と言われても
どうしたらいいのか分からない
→ある程度、枠にはめることに
なっている現状
・考えていかなければ
.
.
●枠を外す
・見えないもの 見えてくる
(枠から離れたもの 見えにくい)
・自由度が高くなる
.
……………………
●シームレス 境目がない
エンドレス めぐる
●動いてみる→思わぬ出会いがある
………………
〜まとめ〜
●土壌
面白いものがやって来ても
根付く土壌がなければ
排除せず、
色々なものを受け入れる土地に
.
.
●モヤモヤした気持ち
むしろあっていい!
これからどうしていくか?
楽しいことを皆で作っていこう!
そんなきっかけに
.
…………………
〜感想〜
楽しみながらも
色々考えることも多かった。
枠を外す、という考えに共感。
身の回りでも、縛られていると
感じることも多いので。
しかし
枠を外すことには
難しさもありそう。
自由なことと
好き勝手に暴走することは違う。
何でもありのむちゃくちゃ状態
でもない。
それなりの秩序、バランスなど
必要だろう。
そのへんがモヤモヤするところ。
.
.
きっと
決まったカタチがないからだろう。
話し合いながら
考えていくことで
何か見えてくるのかも。
.
.
そういう意味では
大変な作業かもしれない。
けれど
枠からはみ出たものに
向き合いつつも、結局は
自分もためにもなると思うのだ。
誰もが排除されずに
ゆるやかな輪の中で
居心地よく生きられたら。
切実な願いでもある。
次回の講座も楽しみ。

1/14
SARP vol.26『ポケットの中の月』
三女と観劇
マイムの手法を中心とした
身体表現の作品。
ほとんどセリフは無いけど
動きでわかる…だけじゃなく、
心躍るようなアトラクション感!
観ているだけで、
体がふわっと浮くような、
けん玉の玉がピタッとハマる時、
思わずうわぁーって
声が出ちゃうような感じだった。
……………
音楽に合わせての動きが
ダンスのようでもあり。
コンテンポラリーダンス
…ぽいけど、そこに
ストーリー性を感じたり。
日常の中にある
喜怒哀楽や
身近な感覚が
目の前で繰り広げられる楽しさ。
三女いわく
トムとジェリーみたい。
なるほど。
あれもセリフなしで
ドタンバタンやってる。
こうきたら…
次こうなるかも(ワクワク)
思わず期待したり、
予想外の展開に驚いたり。
そんな楽しさは似てるかも。
そう思うと…
私たちの日常は
言葉に頼っているけれど、
それ以外のものも
無意識に使っていそう。
目線や表情
間合いや距離感…
そういうもので
伝わるものも多い。
まわりのお客さんも
同じようなタイミングで
反応を感じるのも面白かった。
……………
あと、
全体がひとつの意思をもって
動いているのも面白かった。
いわゆる
振り付けとして
揃ってるというより、
何かが起きた時の反応や
そのタイミングが揃っている
ような…
動きは違っていても
一体となっている感じが
観ていて気持ち良かった。
そういうのは
一人だけ出来ても成立しない。
一人だけ出来てなくても成立しない。
難易度が高そう。
音に合わせた動きもあったけど、
分かりやすいきっかけが
ない場合もあって。
無音ダンス
みたいな凄さを思い出した。
皆がお互いの動きや気配を
察知して動いている。
三女もそんなことを感じたようだ。
◯◯の時のアレ、凄かった!!
うちらの上位互換や。
などなど。
彼女もワークショップなどで
息を合わせて動くことを
やったことがあるので、
その難しさも分かるのだろう。
たった数秒の動きでも
集中度合いが上がるもの。
それを上演中ほとんどでやって、
激しい動きもあるのだから、
大変だろうな〜ということだった。
確かに。
だからこそ
観た時の高揚感がハンパなかった。
三女との
観劇後の会話も大いに盛り上がった。

今年度も参加してます!
令和6年度
「よこぐし」の
アートマネジメント講座
〜わたしとあなたのための
小さなワークショップ〜〈全4回〉
第1回
1/13(月・祝)13:30-16:00
丸亀市役所 201.202会議室
.
.
講師
・長津 結一郎さん
(九州大学大学院
芸術工学研究院准教授)
★あらゆる領域をつなぐ文化芸術の
特性について、話を聞いてみる。
.
・松岡弘樹さん
(丸亀市まなび文化課
市民会館開館準備室長)
★文化芸術の公共性について、
話を聞いてみる。
.
……………………
昨年度もあった講座。
今回は講師も変わって
この日は全4回の初回。
市役所の会議室にて座学でした。
.
━━━━━━━━━━
.
まずは行政の
松岡さんのお話から
*配布資料の内容とメモより
●講座の長期目的
街の魅力向上
住民のウェルビーイング向上
・街の魅力は人の魅力
( 創造的、行動的、利他的 )
・ウェルビーイングは、
他者との多様な関係( 価値交換 )
.
.
●住民の課題やニーズは
極めて多様で複雑
・人や立場によって
相反する意見もある
.
.
●対話が必要
単なる会話や
意見の出し合いではなく
異なる意見のすり合わせが必要
しかし、そもそも対話は難しい
●気づきのきっかけ
福のり子( 京都造形芸術大学教授 )
講演会
「アートなんて役立たず?」
・固定概念を広げることで
新たな気づきがある
・対話
分からないけどあなたの考えは
納得できる…というところまで
.
●ワークショップ(参加型事業)
アウトリーチ(劇場外事業) 実施
・小学校低学年
コンテンポラリーダンス×学校教育
・高齢者(認知症)
認知症×演劇
・社会福祉
コンテンポラリーダンス
×社会福祉施設
※ 思い込みをなくす
気づきや成果など
一定の評価あり
.
●最後に
・まずは自分ごとから
・他者の自分ごと( 異なる価値感 )を
聞いてみる
・共感できなくても、
理解できるまで聞いてみる
・自分ごとを他者の自分ごとから
新しい「コト」を作ってみる
.
━━━━━━━━━━━━
.
次に
芸術工学研究の 長津さんのお話
●自己紹介〜わたしの「自分ごと」
●芸術文化の価値感って何だろう?
●アートマネジメントの視点
●ワークショップの持つ視点
●最後に
.
…………
.
●自己紹介〜わたしの「自分ごと」
.
・高校時代の経験
→アートマネジメントとの出会い
・音楽を通じて色々な人が関われる
場をつくる
・AARサイクル 大切
A:Anticipation
(こうなるといいな を考える)
A:Action(とりあえずやってみる)
R:Refrection(ふりかえってみる)
↑Cycle:みんなで考える
・やってみて振り返るを
続けていたら
いつのまにか知らないところに
たどり着いた
“わらしべ長者”みたい!
.
.
●芸術文化の価値感って何だろう?
.
・アートマネジメント
→芸術活動を支える活動
・芸術が持つ波及効果
・イギリスの研究プロジェクトの
成果など
・気づき→理解が深まる
・芸術が社会につながる?
社会が芸術で広がる?
・出会った人たちとかかわることで
自分も作品も変化していく
( 相互関係 大事なのでは?)
.
●アートマネジメントの視点
・芸術と社会をつなぐ
アートマネジメント
・アートもマネジメントも
人から始まる
( 吉野さつき
『アートマネジメントと社会包摂』)
・広い意味でのアートマネジメント
・どうデザインしていくか
場をつくるか
・合理的配慮→理にかなった調整
①当事者からの要望
②建設的対話
③具体的な調整
→ふまえて、できることを見つける
双方が無理しないやり方で
・こんな場合どうしたらいい?
→考え→調整
→新しいやり方、方法、
文化になって
・アートと社会の間に立ち、
手綱をさばいて( マネジメント )、
自分も変わる。
.
●ワークショップの持つ視点
・参加者による体験的な活動に
基づいた共同の学び
・色々なワークショップがある
WS 1.0…到達目標あり
プログラム準備
WS 2.0…おおまな目標
成果予想できにくい
WS 3.0…文脈に応じた目標設定
長時間かけて
※それぞれに
メリットデメリットある
・安全な場で、
アートと社会がつながることで
さまざまな波及効果が生まれる。
・〜な場
全員が参加できる
相互作用のプロセスに注目する
芸術家のやりたいことの
本質がとらえられる
参加者がいつのまにか
芸術の本質を体験
芸術文化の新しい魅力に気づく
人と人、人と団体の接結点になる
新しいコミュニケーションが
生まれる
●最後に
・公共文化施設の「公共性」
・なかなか両立するのは難しいが…
多様性…ダイバーシティ
包摂…インクリュージョン
・みんなに共通なものは
実現可能か?
いろんな工夫を凝らす
開かれた「公共」文化施設。
考えていく
……………………
.
※紹介された著書( 長津 結一郎さん )
『舞台の上の障害者
─境界から生まれる表現─』
長津 結一郎
『この国(近代日本)の芸術――
〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』
小田原のどか他
『文化事業の評価ハンドブック
新たな価値を社会にひらく』
文化庁×九州大学共同研究チーム他
『アートマネジメントと社会包摂
アートの現場を社会にひらく』
九州大学ソーシャルアートラボ
━━━━━━━━
次回からの講師
古賀今日子さんも居られて
最後に少しお話されていた。
“目の前の人のために”
“その人を楽しくさせたい”
そんなことが
ひいては広い世界のために
なるんじゃないか
…というような言葉
とても胸に響いた。
次回からも楽しみ!



むらたまみ/C-ma.Mia×ありんこ企画
「みえちゃったりする」
12/14(土)・15(日)
古材と薪ストーブのお店 古木里庫
初日観劇&当日スタッフ
でした!
………………
ゾクッとするパフォーマンス
からのスタート。
そこから一転。
テンポよいコメディタッチに。
不動産屋の女と
案内されてきた女。
彼女は、
見えないものが見えると言う。
おそらく
そこは事故物件?
二人の掛け合いが面白い。
裏に何かありそうで
ゾワッとしつつも引き込まれていく。
おもしろ怖い、怒涛の展開。
はっきりと
語られた訳ではないので、
それぞれが考えを巡らせるラスト。
不思議な余韻も残った。
………………
夏の季節には
何度か演劇公演の
お手伝いしたことがある
〈古木里庫〉
冬は今回が初めて。
蝉の声のしない
静かな佇まいも良き。
しかし
外は風が強かった〜!
古木里庫の向かい側、
父母ヶ浜。
車で走っていて分かるくらいの
高波が見えた朝だった。
そんな中、
足をお運びいただいた
お客さまに感謝。
…………………
古木里庫の方にも
お世話になりました。
皆さまお疲れさまでした!

12/5
サラダボール公演
『生きろ、トレープレフ』
初日 三女と観劇
2022年の10月に亡くなった
実家の父のことを思い出した。
中3の三女、観劇後
話し出すうちに ぼろ泣き。
当時、私が彼女に語ったことと
重なったらしい。
夜の空、星を見て父を思う。
学内のイルミネーションもきれいだった。
…………………
原作は チェーホフの『かもめ』
そこに、
演出の西村さんご自身や
亡くなったお父さまとの
エピソードが織りまぜられていた。
正直、私は
『かもめ』のあらすじを忘れていた。
もともと
以前に観たドラマのあらすじも
よく忘れるほうで、
子どもたちに教えてもらうことも
しばしば。
今回もそんな感じで
白紙に近い状態での観劇だった。
……………
湖畔の田舎屋敷が舞台。
芸術家やそれを取り巻く人々の
人生や芸術にまつわる物語。
時を経て移り変わる
それぞれの人生。
故郷を離れた人が
昔を懐かしむ姿も
ところどころ見られた。
故郷の
何でもない風景や
当たり前にあるものの
良さを語っている。
確かにそうだと思う。
けれど自分は、
人の考え方というか…
同じ価値感に偏りがちなところは
息苦しく感じる。
そんなことを
振り返りながら観ていた。
そして自分は、
いわゆる残った側の人間だ。
学生時代に数年
神戸に出たことはあるが、
その後、故郷に戻った。
結婚も出産も地元。
そして義父母と敷地内同居。
そして三度の出産の後、
心身の不調もあり
数カ月実家に戻っていたこともある。
同じ地域といえど
育った実家といえど
共に暮らす家族でさえも
微妙な違いや変化がある。
生活様式も 価値観も。
自分が変わったからなのか。
周囲とのズレを感じながらも
合わせるべきと努力したが
結局、無理がたたってしまった。
そんな
あれやこれやが頭をよぎりつつ
どちら側にしても
完全なものはあるまいと
しみじみした気持ちでいた。
きっと
観る人それぞれに
色々な思いがよぎるのだろう。
歳を重ねるにつれ
自分のこと、親のこと、
まわりの人々のことなど、
心に触れることが
増えてくるのかもしれない。
そうこう観ているうちに、
舞台上に不穏な空気を感じ始めた。
あ、これ、覚えがある。
昔、この場面を声に出して
本読みしたことがあった。
その時の動揺と
声の詰まり具合がよみがえってきた。
衝撃のラストへの
カウントダウンが始まって、
小さな動悸が徐々に膨らんで。
そして、
この舞台のタイトル
『生きろ、トレープレフ』の
意味が流れ込んできた。
最初に読んだ頃と
年月を経た自分とでは
結末に対する感覚が少し違う。
悲しくもあるが
何だかわかるような気持ち。
どうにもならない
自然な流れというか…
転がる石の行く先が
たまたまそこだったような
感覚とでもいうか…。
もちろん
道は他にもあっただろう。
人生の岐路の選択で
その先が大きく変わることもある。
気持ちはあっても
選べなかった道もあるだろう。
けれどその時
どんなにベストと思っても
良くない結果になることもある。
特に流れの早い現在なら尚さら。
それなら、少しでも
自ら選ぶことを大切にしたい。
それだけだ。
でも、それだけのことが
難しいときもある。
ただ、
奮闘する人の姿を目にすれば、
その健闘をたたえたくなる
ものではなかろうか。
ならば、今の自分も肯定できる。
そこに行き着くラストとなった。
…………………
余談だが…
三女は観ている途中から
涙を堪えていたようだ。
終演後、
大学内のイルミネーションを見に行く途中
話し始めた途端に
気持ちごと涙も止まらなくなった。
よくよく聞いていると、
2年前、実家の父が亡くなった時
私が三女に話したことを
思い出したとのこと。
劇中で語られた
“葬式が終わるまで泣けなかった話”
それと、
私の“ずっと泣けなかった話”が
重なったのだと。
翌週に公演本番、
三女の宿泊(コロナ禍で日帰り)学習
などを控え、気が張り詰めた状態。
私は
いわゆる持病、
現症の特徴として、
うまくいかないかもしれないという
強迫観念に似た感覚があった。
それを持った状態では
泣くこと自体恐ろしく、
感情を押し込めながらも、
まわりの悲しみに同調するふりを
続けねばならなかった。
その当時、
活動の場を共にしていた
三女にだけは
苦しい胸の内を話していた。
今後の身の振り方について
理解を得る必要もあったため。
活動から帰る車の中、
私の長い長い話に
三女はずっと耳を傾けてくれた。
その時のことが
思い出されたのだろう。
お互いに涙を拭いつつ
イルミネーションへと
寒空の暗い道を歩く。
広い芝生の上には
見渡せるほどの星空が。
暗い中にも満天の星。
この空の
星の数ほど人生もある。
父も、
そして多くの人たちも、
この空で輝いているだろう。
父を偲ぶ旅を前に、
心に残る観劇体験となった。