お知らせです~
☆6/13(水)19:00~20:15
横浜市青少年育成センター和室(関内ホール地下)にて
「ハタヨガベーシック」というハタヨガの基礎クラスを開催します。(月一回の水曜の夜に開催中)
基礎となるシンプルなアサナを
深い呼吸で紡いでゆきます。
お仕事帰りのお体をほぐすには最適なヴィンヤーサ(流れ)です。
どうぞお気軽にご参加下さいませ~!
北極星の写真^^
さてさて今回は、
ちょいと据え置きになっておりました
「なぜ呼吸法には体操がつきものなのか?」
というテーマについて少しお話したいと思います。
呼吸って私たちが生まれたときから
死ぬまでの間
無意識にし続けるものです。
人が息を吸い込むと肺の中で、酸素と二酸化炭素のガス交換が行われ
酸素は全身に運ばれます。
そして二酸化炭素は、鼻や口から排出されます。
延々と、これを繰り返しているわけですね。
自動的に…です。
ヨガで言う呼吸は
単なるガス交換でなくエネルギーの交換であることは
前に
別の記事でも書きましたので
今回は、解剖学的にご説明してみようと思います。
呼吸をするには、まず鼻や口という器官が必要ですし
気管も肺も使いますね。
こうした体内の器官は不随意筋という筋肉で出来ています。
(内臓も筋肉なんですよ^^)
ほとんどの内臓は不随意筋といって、
自意識では動かすことの出来ない筋肉です。
ところが、その内臓の中で、唯一例外があります。
つまり自分の意識でコントロール可能な器官があるのです。
はい^^それは肺ですね。
意識して呼吸を止めたりできるのは、この器官だけです。
ただし、肺はそれ自体ではなく
肺の周りにあるさまざまな筋肉群によって広がったり縮んだりしています。
意識してコントロール出来るのは、こうした肺まわりにある
呼吸筋群と言って良いでしょう。
さぁここで、「呼吸」という働きの縁の下の力持ちに登場してもらいましょう。
それは、
横隔膜です。
横隔膜はもっとも呼吸に影響する筋肉なんですよ。
しゃっくりが横隔膜のけいれんであることは、みなさんもきっとご存知ですよね。
横隔膜の上部には肺や心臓が、下部には胃や肝臓、膵臓などの内臓があります。
息を吸えば、横隔膜は下に下がり、息を吐くときは上に上がります。
横隔膜は別名、
体内の名医とも言われるそうです。
横隔膜が活発に動くほど、内臓が活性化されるのです!
代謝も上がりますから、余分な脂肪の分解なども
この横隔膜の働きが要になると言っても良いでしょう。
さて、その横隔膜と
インナーマッスルとしてとてもメジャーな腸腰筋(足を前に持ち上げるときに働く筋肉)は
背中の真ん中部分、脊骨の前側にそれぞれの筋肉の根基が付着しています。
横隔膜と腸腰筋は連結しています。
これらの筋の働きは、それぞれが連動するというわけです。
では、その横隔膜と腸腰筋の付着部であるところ。
背骨の後ろ側はどうなっているのかというと…
そこには背中のもっとも大きな筋肉である広背筋(腕を下げる動きのときに働く)と
それを包み込むようにして、僧帽筋(腕を上げるときに働く。いわゆる肩こりをする筋肉)が付着しています。
肩関節回りの筋肉、背中などの動きは、
呼吸の要となる横隔膜、肺、腸腰筋など、
全身のあらゆる動きに関わってくることがこれでおわかり頂けるのでは…と思います。
また、背骨はまっすぐに伸び、骨盤と頭につながっていますね。
身体の支柱です。
呼吸の要となる横隔膜は、この支柱にしっかりと付着しています。
背骨の歪み、骨盤の歪みが、横隔膜に影響するのは言わずもがなです。
スーハースーハーと
ただ呼吸だけしているように見えても
実は身体全体にその動きは連動しています。
すべてがつながっているんですね。
肺が…とか横隔膜が…とかのパーツでは語れません。
逆の言い方をすれば、、
肩回りがこりこりだったり
腰がちゃんと可動しなかったり
骨盤などにズレが生じると
本来の呼吸の働きが鈍ることもおわかりいただけると思います。
「呼吸」という行為によって
これだけ全身のあらゆる個所に影響が及びます。
ですから、しっかりと深い呼吸をするためには
まずは、身体のこわばりをほぐしてやらなければ難しいですね。
実際に、お身体が内側からほぐれる感覚を掴んでいただけると、
肺のすみずみまで使って呼吸をする気持ち良さや、
その後に体験出来る、穏やかなリラックス感を体感していただけると思います。
こわばった肩関節をほぐし、胸郭を広げてあげれば
肺はのびのびと働くことが出来ます。
骨盤の歪みが調整され、背骨が自然にまっすぐに伸び
お背中の筋肉がゆるーりとリラックスすれば、
横隔膜はより柔軟に動きます。
軽い体操で身体を動かして、関節や筋肉の動きを促すことで、
こうした身体の内部の器官の働きが活性化するのです。
つまり、意識的に深く静かで理想的な呼吸が出来るようになるというわけなのです。
また、
意識的に呼吸をすること
特に、意識してゆっくりと息を吐くという行為。
腹筋を収縮させて、息を吐き切るという行為。
これにより、脳内の
セロトニンの分泌が活発化します。
(無意識の呼吸では活性化しない)
セロトニンは私たちを
いわゆる「無の境地」「中庸」という状態に導く脳内物質です。
ヨガの呼吸や禅の呼吸、また気功法、太極拳など
呼吸と身体の連動を基とする呼吸法が
最近注目されるようになったのは、こうした科学的な証明が大きいのかもしれませんね。
…と、今回はあえてエネルギーとか
プラーナ(気)とかをはさまずに書いてみましたー。
すごーく長くなっちゃいました(汗)。
ご拝読、ありがとうございます~☆
☆☆☆今後のヨガの会@横浜のオープンクラス☆☆☆
・6/13(水)ハタヨガベーシック 19:00~20:15 関内ホール地下 青少年育成センター和室
・6/23(土)フリースタイル 10:00~11:30 関内ホール地下 青少年育成センター和室
・7/18(水)ハタヨガベーシック 19:00~20:15 関内ホール地下 青少年育成センター和室
・7/28(土)フリースタイル 10:00~11:30 関内ホール地下 青少年育成センター和室
☆6/10(日)13:00~16:00
横浜・石川町 茶*蔵Tea+Healingにて
「陰陽バランスを整える呼吸法」のワークショップ、
~息を吸ってわたしは静か、息を吐いてわたしは微笑む~を開催致します。
お申込みは
コチラからになります。
満席になりました!ありがとうございます☆
☆9/22(土・秋分の日)10:00~11:30
朝日カルチャーセンター・湘南教室にて
「陰陽呼吸法」の公開講座を開催致します。
(公開講座=朝日カルチャーの会員でない一般の方も受講していただけます。)
お申込みは
コチラからになります。
☆個人レッスンも行っています。
日程等随時ご相談受付しています。
初回、カウンセリングのお時間をとり、
その方だけのプログラムを組ませていただいております。
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