Kei's Yoga

呼吸を味わって
アサナにくつろいで
センターに戻ろう
内なる月を満たす「陰ヨガ&SlowYoga」レッスン

我が愛しのNY~NY旅行記その2

2018-08-01 15:22:51 | ささやかなお話
さて滞在初日の朝。

ホテルから数ブロック歩き「ゼイバーズ」へ。
ここは高級食材マーケット。
日本で言うと「成城石井」とかに近いかな。
以前NYで暮らしていた頃からある老舗ですが
当時は「高級…」と称されるが故に一度も入ることがなかったという(笑。
もう本当にビンボーだったので。

店内はこじんまりしているものの
美味しそうなお惣菜などもあって、ディナーに良さそう。
店内を物色した後、ゼイバーズ隣設のスタンドスタイルのカフェへ。

イートインスタイル。
店員さんがにこりともせずにぶっきらぼうに対応。
もたもたしていると睨まれる。
アメリカにいるんだなぁ…とひしひしと旅していることを実感(笑。
コーンマフィンをあたためてもらい、カプチーノと一緒に。
ジャンボサイズの(アメリカのノーマルサイズ)コーンマフィン食べたかったの!!満足!


あいにくの雨模様でしたが
朝食後は滞在の第一目的であるヨガレッスンへ…!
疲労が残る体、全身のむくみ…
やっぱりもうここは陰ヨガですよ!
今回のNY滞在中は、陰ヨガリストラティブヨガを受けようと思い
すでに予約済みだったのです。


ウエストビレッジにあるIntegral Yoga Institute…!
こちらはヨガの読み会などでおなじみの
スワミ・サッチダーナンダが創立したセンターです。

感じの良いカウンターのお姉さん。
更衣室やレッスン場所などを丁寧に教えてくれる。
静かで心地良い空気感。

で、受けてきました陰ヨガ(YinYoga)レッスン。
快適なナビゲーションでじっくり関節をゆるめ
プロップスを使用して胸を心地良く開いたり。
呼吸法もしっかり取り入れていてご機嫌でした。

あまりに居心地が良かったので
翌日もIntegralYogaに来ることに。
(他にもヨガスタジオの候補はいろいろ考えていたのだけれどね!)
あー…徒歩圏内にこんな素敵なセンターがあったら毎日通いたい。
そのためだけに、NYに住みたくなっちゃいました。

ヨガ後、土砂降りの中を歩く。
ナマステブックショップなどをちら見しつつ歩き
古巣のJivamukti Yoga Centerへ。

はい…JivamuktiYogaの創立者デビッド・ライフ&シャロン・ギャノン両氏は、
わたしにとってのはじめてのヨガティーチャーであり恩師。
当時、Jivamuktiはイーストビレッジ、2ndAve.沿いにあって。
そこはわたしにとっての心の桃源郷とも言えるような場所ですね。
三年間、ほぼ毎日通い、一時はスワミの弟子になることを望んだほど。
Jivamuktiは今や世界的に有名になり、もう随分前から場所も移動していました。
その新しいJivamuktiを訪れました。

入り口を入ると…ドアマンが…(汗。
なんだこの高級ビルは…?
名前と入所時刻を記入し、エレベーターで上がると…
そこには以前の記憶とは似ても似つかないJivamuktiがあった…。
クラブっぽいというか…うーむ。
対セレブというか…うーむ。
入るとすぐグッズ売り場があって(笑)
その向こうはカフェ。
店内のおねーさんはとっても感じが良かったけれど、
何か感じてしまうかすかな違和感。

ああ、時代が変わったんだなー…。
もうあの頃のJivamuktiとは違うんだなー…。
なんて、ちょっとセンチになっちゃったりして。

入るとすぐグッズ(笑)という状況を見て、
さきほどのインテグラルヨガで感動していたオットも苦笑。
もちろん、レッスンは素晴らしいとは思うけれど
発汗するヨガを求めていなかったので受けずに出てしまいました。

デビッドさんとシャロンさんの写真。
もうすでにシンボライズされている二人。
これだけ大きくなってしまうと、
いろいろあるんだろうなーなんてちょっと思ったり。

いずれにしても、
昔のジバムクティを知っているって、幸運なことだとあらためて思いました。
あの時代、あの場所でヨガに出会えたことは
わたしにとってはかけがえのない奇跡みたいなことだから。
ナマステ。

今回のNYの旅は、想い出の場所をめぐる旅。
Jivamuktiを出た後も
昔働いていたレストランや、なつかしい店を再訪し
タイムカプセルに入ったかのようなデジャブ感に満たされていました。

なつかしいよ~~~~~~~~(涙。

そんなこんなな日中を過ごしすっかり夕刻に。
夜には昨日も行ったリンカーンセンターへ。
ニューヨークシティバレエを観てきました!

やっと手に入れたチケットは4階席の端っこ。
4階…そこは足元がすくむ高さだった…(ひー。

実際には5階相当。
しかも端っこ。見下ろすとオーケストラボックスが。
夫もわたしも高所恐怖症の気があるので
座っていても腰が抜けるような恐怖感を感じつつ。

↑笑っているけど、腰抜けそう(笑。

ちょうど、ジェローム・ロビンスの生誕100周年の記念フェスティバルをしておりまして…
(注:ジェローム・ロビンスは振付家、演出家。「ウエストサイドストーリー」や「牧神の午後」などで有名。)
この日の演目は小品集。
しかし…見えんっ!
端すぎて半分しか見えない(涙)
身を乗りだそうにも落ちそうで怖くて身を乗り出せない。
うぉーーーーーっ!!!

…ということで、
幕間に劇場支配人の品の良いおじさまに
中央の空いている席に移動しても良いか聞いてみると
もちろんOK!
こうした融通が効くところがまたNY。
こちらの劇場やレストランには
かならず不動の安定感を持ったベテランの支配人がいるのですよね。
ありがたし。

その後は、とても快適に演目を観ることができました。
素晴らしかった…!
オーケストラも一流だし。
ダンサーも一流…!
またお客さんも玄人好みというか
「わかってるなぁ…!」と思わずうなるような好反応で応えていて。
観客のノリの良さにも感動。
もちろん、スタンディングオベーションでした。

こんなハイクオリティの公演を
毎日観れるんですよ…。
今回わたしはNCB(ニューヨークシティバレエ)を観ましたが
同時刻に同敷地内のメトロポリタンオペラハウスでは
アメリカンバレエシアターが「ジゼル」を上演していました。
シーズン中(春)は毎日(!)この二大バレエ団の舞台を楽しめるのです…。

28年前、はじめてNYにやって来たわたしは
このあまりにハイクオリティな舞台と
7ドルぽっち(当時)でそれが観れてしまうあり得なさと、
芸術と生活が密着しているさまを目の当たりにして
カルチャーショックを受けたものでした。

今もそれ(カルチャーショック)は変わらないかな。
本当に素晴らしい舞台でした…!

で、舞台がはねてから
驚いたのが、店が開いていないこと。
土曜の夜なのに…?!
結構歩いて、一昔前みたいなダイナーを見つけて
時代を逆行したようなメニューと
勝負を挑んでくるかのような盛りつけの料理を前に
ああ、これもまたアメリカ…と、
旅の実感をふたたびかみ締めたのでした。ちゃんちゃん。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿