ひよりみっ!

ディープインパクトが三冠馬になった年からやってる日記

須磨

2005-09-14 00:55:24 | 源氏物語
・不倫がばれた光源氏は、遠流をくらう前に
自分から都落ちすることを決める。
・そして、いろいろな人と別れを惜しむ。
左大臣家、紫の上、藤壷はもちろんだが、
その中に花散里(前の帖で出てきた女性)も含まれていた。
どうやらまだまだこの人をひっぱるつもりらしい。
・まあ、一番気になるのは紫の上。
紫のほうも「お兄ちゃんといっしょならどこだって平気だもん(意訳)」
なんてけなげなことを言うし、光源氏も連れていきたい衝動にかられるが、
そこはぐっと抑えてみせた。
・住み着いたのはちょっと山の中に入ったところ。
光源氏は袖を涙でぬらしながら都に住む女性たちに手紙を送り続けた。
その中に朧月夜も含まれていて、
「こりもせずあなたに逢いたいのですよ」みたいな手紙を送ったりするのは
さすがというかなんというか。
また、伊勢に下った六条の御息所からも使いが来ている。
・朧月夜はどうにかこうにか許しを得て、
再び帝の寵愛を受ける立場に戻る。
が、心は光源氏にひかれており、
そのへんを帝もわかっていて
「光源氏のことを少し妬ましく思うよ」としみじみと語った。
それを聞いて朧月夜はよけいに胸を痛めるのだった。
・光源氏とその配下は空を飛ぶ雁を見て
都に残してきた人を思い出し、涙を流したりしていたが、
一方で都のほうでも光源氏がいなくなったことをたいそう寂しがっていた。
ただ、弘徽殿の大后がにらみをきかせていたので、
おおっぴらに光源氏と通じることができなかった。
それでも、頭の中将(今は宰相だが)はこっそりと会いに来てくれたりした。
・さて、当地には箱入り娘をかかえた明石の入道という人がいて、
娘を光源氏に差し出したいと思っていた。
これについては北の方が
「罪にあたって流されている人になんて……」と反対するのだが、
「昔から、えらい人は一度は罪を受けるものと決まってるんだよ!」
という強引な論理を展開してみせる入道であった。
・光源氏はとある人の勧めにより、海辺でおはらいをしてもらうことにした。
そのとき「八百万の神々も、私の冤罪をあわれにおもってくれるでしょう」
とうたったら、いきなり大嵐になって高波に飲まれそうになった。
本意はよくわからないが、私的には神様が「何が冤罪だか」
とツッコミを入れたものだと思いたい(笑)。

このへんから、いわゆる「飽きて読まなくなった」部分なので、
じょじょに解釈がいいかげんになってきてます。
そのへんはあたたかい目で見守っていただけるとありがたいところです。
コメント
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