帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

日本人といえばお茶

2019-04-30 17:47:00 | 植物
午後、狭山のはずれを歩いていた。


さすがは茶どころ、道路の生垣まで茶の木で出来ておった。

鉄瓶もあることだし、日本に生まれたからには一度くらいは自分で茶を育て、収穫し、喫してみたいものだ、と思った。

平成が終わろうとしている今、天皇関係の映像をたくさん見たせいかもしれない。

ちょっと生垣の枝を拝借して挿し木でそだててみようか。



どの枝がいいかな。
えっ、、、これって! もしかして斑入り! えっ!



             斑入りキターーー!



突然変種の斑入り(ふいり)の植物にはじめて注目したのは日本人。

文政12年(1829年)に水野忠暁が斑入り植物を解説した「草木錦葉集」を出版しています。


今もコレクターは多く、人気の山野草はヤフオクが弾け飛んでいます。

フッフッフッ。

これはワシのものじゃ。

こういうときのためにハサミを常に持ち歩いている変態のものじゃ。


チョッキン!



どうしてやろうか。

増やして売りさばいて稼ごうか。

斑入りの茶の湯はさぞかし美味かろう。

などと、変態の大黒屋はご満悦の様子だったのだが。




_________暗転________



葉の形状がちょっと怪しいので植物図鑑のサイトで調べてみたところ、この木、茶ではなく柾(マサキ)。

茶の湯ができないどころか、


ニシキギ科ニシキギ属の常緑低木。葉、樹皮、果実に毒性を含み、誤食すると嘔吐、下痢、手足の腫れ、麻痺を招く。




とほほ。

54歳のスタートがこれですよ。

どうしたもんでしょう。

むしゃくしゃするので明日から旅に出ます。

探さないでください。






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