旧盆なので街は閑散としています。
ほとんどのお店は休みです。
公設市場の前で観光客が肩を落としていました。
沖縄のお盆で欠かせないのはカマボコです。
内地のそれのように板には乗っておらず、やたら長い(内地の3倍くらい)のが特徴です。
赤や黄色がとてもカラフルで、味はふつうのカマボコとかわらないんだけど、昔はかなり違ったらしいです。
このカマボコ屋は創業者が玉城ジラさんというオバアで、ジラ婆さんのカマボコ屋→ジランバ屋ということになったそうな。
3代目が言うには、ジラばあさんのカマボコは近海のグルクンやカジキで作っていたので、今の北洋魚のものとは味も香りもぜんぜん違ったとのこと。
戦前にはグルクンなんてくさるほど獲れたので、防腐のこともあってカマボコをつくったのでしょうが、それにしてもむかしの味をいっぺん食べてみたいものです。
そういえば俺の婆ちゃんは満州から引き揚げてきたあと、九州でカマボコ屋をやってたらしいんだけど、同じことをいってたっけ。
正月のおせちの紀○のかまぼこを食べて、「こんなんカマボコと違う!」(笑)
沖縄の県魚グルクン、乱獲がたたって、今となっては貴重な魚です。
内地ではイワシが高級魚で、一匹1000円もするとききましたが、おんなじですね。
沖縄の居酒屋で出てくるグルクン唐揚げはほとんどがベトナム産の「タカサゴ」という魚らしいです。
要注意。