皆さん良くご承知の、バッハのカンタータ(BWV 202)第1曲 アリア『しりぞけ、もの悲しき影』(Weichet nur, betrübte Schatten)ソプラノ・オーボエ・弦楽器・通奏低音、ト長調、4/4拍子ダカーポの緩急緩3部からなるアリア。
両端部は弦楽器の上昇分散和音のオスティナートにオーボエとソプラノの不安定なメロディが乗せられる。春の到来とともに晴れる冬の霧を表現したものといわれる。
一方でソプラノの旋律は、甘美ながら伴奏と不協和音で交錯する。これは春から追放される悲しみ・・霜と北風を表現したもの。曲が進むにつれ、軋んだ不協和音がほぐれ、調和しながらオーボエの間奏に移る。中間部に入ると、春の女神フローラの到来を告げ、活発なアンダンテに切り替わる。
最初の歌唱では伴奏が沈黙するが、反復を繰り返すうちに伴奏が華やいでくる。歌い手は自分の声を楽器と言うらしく、女性は40歳代、男性は50歳代から良い音は鳴るようになると聞いたことがあるが果たして何歳まで現役なんだろう70歳台はちょうど油が乗った頃かも知れない。
3回反復する『フローラは花々を運び来る』(Denn sie träget Blummen zu)の歌詞どおり、伴奏が咲き乱れ、ソプラノの旋律も最高音に到達する。
バッハの世俗カンタータである結婚カンタータ(BWV 202)は、作曲年代も歌詞作者も明確には特定されておらず、おそらくはケーテンの宮廷楽長時代では無いかと推定されています。
冒頭の弦楽アルペジオ演奏からオーボエが奏でるメロディーは、冬の霧が晴れ上がる様を描いた美しいものとなっていますし、次いで「いまぞ去れ、悲しみの影よ(Weichet nur, betruebte Schatten)」と始まるソプラノ独唱は、春と青春を讃える曲となっています。
バロック声楽界の女王キャロリン・エマ・カークビー(Carolyn Emma Kirkby)実に美しいソプラノであろう、エマ・カークビー(Emma Kirkby)は、イギリスのソプラノ歌手。父親はイギリス海軍の将校ジェフリー・ジョン・カークビーである。 オックスフォード大学で古典を学んだ後、初めは英語教師として活動するかたわら、合唱団のメンバーとして演奏活動を開始する。(生まれは19492.26〜)今後も活躍に期待する。
J.S. Bach: "Weichet nur, betrübte Schatten" Cantata, BWV 202 - "Wedding Cantata" - 1. "Weichet...
●カンタータ第202番「消え去れ、悲しみの影」(結婚カンタータ)BWV202
●アリア「あなたが私のそばにおられるなら」BWV508
●アリア「わが魂よ、思い起こしなさい」BWV509
●カンタータ第82番「私は満ち足りている」BWV82
●カンタータ第210番「ああ、愛らしい目、待ち望んだ時」BWV210
エマ・カークビー(S)クリストファー・ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団
端整で透明感ある独特な美声と、ノン・ヴィブラート唱法によって、「天使の声」と呼ばれて親しまれている。あるインタビューでオックスフォード大学の聖歌隊などで、できるだけ多くのルネサンス期の声楽曲を歌うことを生活の中心としていました。
ジョン・タヴァナー、トマス・タリスからヘンリー・パーセル、バッハ、ヘンデル、モーツァルトそれにストラヴィンスキー、マイケル・ティペットまであらゆるものを歌いました。とても忙しかったけれど楽しかったわ。と言っている。
BWV202は前夫パロットとの81年盤(ハイペリオ ン)以来。 敏捷な声は衰えず、BW V210の難しい部分など、技巧的にもまず完璧。 オブリガートなどバックもよく、マクダレーナの楽 譜帳のアリアも愛らしい。 幸せな気分になれる一枚。
あとは筆者の好きなマニフィカトニ長調 BWV.243も紹介する。
Disc1
J.S.バッハ:
● マニフィカト ニ長調 BWV.243
● カンタータ第11番『神をそのもろもろの国にて頌めよ』 BWV.11
● カンタータ第50番『いまや、われらの神と救いと力と』 BWV.50
Disc2
● カンタータ第4番『キリストは死の縄目につながれたり』 BWV.4
● 復活祭オラトリオ BWV.249
イヴリン・タブ、エミリー・ヴァン・エヴェラ、エマ・カークビー(ソプラノ)
マーガレット・ケイブル、キャロライン・トレヴァー(アルト)
ハワード・クルック(カウンターテノール)
ヴィルフリート・ヨッヘンス、チャールズ・ダニエルス(テノール)
サイモン・グラント、スティーヴン・チャールズワース(バス)
デイヴィッド・トーマス、ぺーター・コーイ(バス)
タヴァナー・コンソート、タヴァナー・プレイヤーズ
アンドルー・パロット(指揮)
録音時期:1989年4月(Disc1)、1993年4月(Disc2)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
バロック声楽界の女王カークビーがオワゾリールに収録した録音を集大成しています。カークビーはオックスフォード大学で古典学を学び、ルネサンス・バロック音楽に興味を持ってその時代の歌唱法を習得。コンソート・オブ・ミュージックなどの声楽アンサンブルの一員として活動する傍ら、リュート奏者ルーリーと組んでの独唱者としても活躍。
また、ホグウッド指揮のエンシェント室内管弦楽団らと数多くの録音を行ってきました。彼女がオワゾリール・デビューを果たした時、「これこそ天使の声」と絶賛され、ノン・ビブラートの純粋な歌声に心を動かされた方も多いはずである。ルネサンスからバロック、モーツァルトまで、その時代の歌の本質が十分に考え抜かれた歌唱は、現在においても規範とされるバロック歌唱のひとつといっても過言ではないでしょう。
先日より入手したMT管がむき出しなので、廃材を利用して松下製の予備の6BM8の入れ物を作り保管した。この数を揃えれば陰唇して松下製MT管が楽しめるようである。筆者が勝手に思うは、J.Sバッハのカンタータは出来る限りより透明度の良い音で聴きたい。
この透明度という表現が非常に難しく、言葉とは実に不自由かが解る、その点小説家はその辺りの表現が長けている、事透明度とは歌手もそうであるが、事オーデイオ装置も透明度のある感じが聴きたい、しかし簡単にオーデイオ装置を替えることも出来ない(貧困老人)のが問題で現実は今の装置(特にスピーカーは基本TANNOYⅢLZ)で聴きたい。
さてこの様な歌声をより美しく聴くにはどうしたらよいのか?との疑問から一番簡単なことはオーディオ機材の交換だが貧困老人なは頭が痛くなる、機材を繋げるケーブルの交換だ電線病患者になってしまう、筆者は現在WE製の単線で作られたRCAケーブル、単線表面はスズメッキの施された18GA単線シングルビンテージケーブルを使用して聴いている、
色々ケーブルは試したが現在一番塩梅よく鳴るので、これ以上は思いつかなと思ってましたが。ケーブル交換で良い音になったとの記事があるので調べると
CAT7 LANケーブル(撚り線)にRCAケーブルを交換してより豊かな音質になった記事がある。先日CAT7 LANケーブル(撚り線)の紹介があり筆者の装置の音楽配信ソフトはPC接続でインターフェイスで聴いているので、早速LANケーブルを交換してみたが、徐々にエージングが効き音質が良くなった感じがする、透明度が良くなって聴こえる感じがした。
勿論ヌリア・リアル(S)も良くなったが、バロック声楽界の女王エマ・カークビー(S)等の歌声はノン・ヴィブラート唱法によって、「天使の声」のように聴こえる。
現在RCAケーブル、スピーカーケーブル共にWEの中より単線コードを見つけ一応満足はしているが、新しい情報では単線ケーブルもある、価格はかなり高額ではあるが、CAT7A ケーブル構造:二重シールド、単線、ストレート全結線と言う商品があることを教えて頂いた、欠点は先日購入したLANケーブルと比べ高額だが今回使って確かめてみた。取り敢えず、PC側は現行のままで、他は自作してみる価値はありそうであるので早速10m購入した。
ケーブルが意外と太くスピーカーケーブル製作も容易には行かず、本日はスピーカーケーブルの製作をRCAケーブルの製作は明日以降にする8本の線をまとめるのも意外と手間取り仕上がりはスッキリしなく難しい。
CAT7Aケーブル詳細である複雑ではある。
次に被覆を取りコードを纏める、単線4本が被覆に防護され更に其の中に2本の単線が絡まっているプラスとマイナスにふりわけ2本のケーブルにまとめる、が意外とケーブルは太く加工は難儀した。
8本の配線は白と色で分けたが知人よりアドバイスを頂きうまくプラス線とマイナス線でのまとめを変更して繋ぎ直しをしました。単線の場合の加工は意外とケーブルが硬く加工に苦労した。
纏めてからハンダ付けを行いスピーカーに繋げる作業だが意外と時間がかかる。
そして2日間かかり仕上げ早速接続し試聴する、エイジングも不十分だが、やはり音質は向上したようです、透明感が増しワイドレンジに聴こえる今後が楽しみである。
今後はCAT8 LANケーブル(単線)があるが支那製で価格も低価格のようですので注目か?
手持ちの工具を使いスピーカーケーブルを製作しソケットに装着し接続する。
撚り線と単線との違いは下図ののように説明があるが、AT7 LANケーブルカテゴリには無いがAT7A LANケーブル単線がある、筆者が現在PCに使っているケーブルはサンワサプライ CAT7 LANケーブルを実験的に使用している。
今までヴィンテージスピーカーは単線の相性が良い経験値もあり勿論 CAT7 LANケーブルの単線を選ぶカテゴリや素材の他にもLANケーブルを選ぶ基準があります。それは「配線するときの長さ」です。
太い銅線が8芯分入っている「単線」はケーブル自体が固く、曲げて使うことが困難ですが、その分安定した通信が見込めます。
一方、7本の細い銅線を8芯分寄り集めて作られている「より線」は、ケーブル自体がやわらかくとりまわしがしやすいですが、単線に比べると安定感に劣ります。
どちらも一長一短で迷ってしまいますが、サンワサプライは基本的により線よりも丈夫で安定している単線をおすすめしています。
ただし、柔軟な取り回しが必要で「配線したいLANケーブルの長さが5m以下」という条件であれば、より線でも大きな問題はないのではないかとのこと。
尚LANケーブルは以前購入した撚り線のCAT7 LANケーブルを接続しているが・・・・・?ケーブル内の芯線の違いにより通信の安定性に違いがあります。単線と撚り線を外見から見分けることは出来ないため購入時に注意してください。
この様な説明があるが、スピーカーケーブルとしての仕様は又違うのかも知れない。水槽のように水換えで透明語が上がるなら簡単だが、オーデイオの世界はその辺りが一番難しい処でもある。以前PCの電源ケーブルをオーディオ用の物に交換し聴いているが間違いなく音質向上した感じがした。
またPCからオーディオインターフェイスに繋げているUSBケーブルもフルテック製に交換後音質は改善され驚いた事は事実である。アンプやスピーカーの交換でも音は変わるがそれらを繋げるケーブルにも相性があるようだ。
早速CAT7A ケーブル構造:二重シールド、単線をスピーカーケーブルに交換し視聴する以前のWE18GAと比べると微妙に高音部がスッキリするような感じを受ける、WE18GAは2本のケーブルでこれに近い音を出していたのですから、凄さが感じるが今回のケーブルは一番違いが感じるところが、このケーブルが一番リアルに聴こえた、何処まで行くのか電線病患者。
Oscar Peterson trio - You Look Good to Me
低域はOscar PetersonのWe GetRequests中のYouLook Good to Meなど聴くとわかるがウッドベースの音が凄く圧倒されるがが可也迫力ある音がした。このケーブルを使い少しエージングをすれば益々良い結果が出るのかも知れない。しかし長くの試聴は適さないかもしれない、新しいオーディオ機器は使用してなく、どちらかといえば、ヴィンテージタイプの機器が多い我が機材との相性は疑問だ、ただし情報量は多くソリット的な音質に聞こえる、筆者の求める音楽とは違う方向の音のように思う。
現在RCAケーブルは1mにて製作中ですが完了し試聴したら公開するつもりです、ブラボー!