伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

以前注文したBill Evans Trio、On A Friday Evening 到着、先日補修したLS3/5Aで試聴するの巻

2021年09月13日 | JAZZ・ボサノヴァ


エヴァンスの書き込みが多く申し訳ありません。筆者の好きな演奏者なので申し訳ない、以前から音質が低下したように思っていたが、先日筆者愛用のLS3/5Aスピーカーターミナルプラグが破損した、金属疲労でクラック状態ですの可能性もあったのだろう。早速秋葉原のお馴染みの電気屋さんで銅製の金メッキプラグを購入し交換し取り付け、音質の向上が見られた。

確かに最近LS3/5Aの使用頻度が少なくなっていたことは確かである、以前のような輝きが失せてしまった感じがしていた、久しぶりにLS3/5Aに切り替えて聴くと片側から音が出ていない、故障部分を見つけパーツ交換を行い、早速試聴する、以前より音質が良くなったように聞こえる。今回はLS3/5Aの位置の変更も行なった。音質低下の原因が解明できホットしたことは事実でこの辺りは確かに古いオーディオ製品のの欠点であろう。



筆者のメインで使用のⅢLZのin Cabinet mkIIのユニット(IIILZ Monitor Gold)にGOODMANS AXIOM 80の箱に移植した据え置き型のスピーカー・ターミナルプラグもロジウムメッキの物に変更すれば音質の向上も臨める可能性がありそうです。タンノイには詳しいY氏もターミナル部分は銅製に銀メッキした特注品に交換しているとおっしゃていた。サイズ等を計測して交換し音質の向上も向上の可能性があるようです。以前スピーカープラグはロジウムメッキに交換し音質が良かったので期待できます。勿論駆動するアンプは真空管ではあるが・・・・・

相当昔、月日も過ぎ当時LPレコードのPortrait in Jazz(ポートレイト・イン・ジャズ)(1960年)と、Waltz for Debby(ワルツ・フォー・デビイ)(1961年)何方を先に購入したか記憶は曖昧だがこの2枚は名作と今も思う。

今回のLS3/5A位置を移動した、理由はエンクロージャーの位置を耳の高さになるべく近づけてみた。現在据え付けている位置は耳寄り若干高いので傾斜を付けて試聴する。テストに使ったのは好きなビル・エヴァンスを聴く。
指向性も良くなり俄然音質も良く、音の向上が実感する、確かにエヴァンスのジャズピアノの様なピアノトリオ演奏は大変優れている様である。此の様なジャズ

演奏に意外と良い組み合わせが欧州のエンクロージャーは面白い。
筆者の好みから言えば今後は辛口のドイツのユニットでも聴いて見たい。



『Portrait in Jazz(ポートレイト・イン・ジャズ)』(1960年)
『ポートレイト・イン・ジャズ』は、1959年にリリースされたビル・エヴァンス、スコット・ラファロ、ポール・モチアンからなるビル・エヴァンス・トリオのスタジオ・アルバム。エヴァンスにとっては通算4枚目の作品となり、『ワルツ・フォー・デビイ』と双璧を成す彼の代表作です。

また、シャンソンのスタンダード「枯葉」(2)に急速調のピアノで多彩なアドリブを展開しエヴアンス独自の解釈を持ち込んだこの曲は、モード・ジャズを代表する名演として特に有名。キース・ジャレット、チック・コリア等、コンテンポラリー・ジャズを代表するピアニストに大きな影響を与え続けている。
「ブルー・イン・グリーン」(9)は、『カインド・オブ・ブルー』収録曲のセルフカバー。『カインド・オブ・ブルー』では、この曲はマイルスが作ったことになっているが、実質的にはエヴァンスの貢献が大きい曲であり、本作ではエヴァンスとマイルスの共作としてクレジットされている。

「ペリズ・スコープ」(5)はエヴァンスのオリジナル曲。エヴァンスのガールフレンドのペリが、自分の名前がついた曲がない、とエヴァンスに催促をして出来た曲である。

YouTubeの配信より、1曲目収録の"Come Rain Or Come Shine"はハロルド・アレン作のスタンダード。

8曲目"Someday My Princess Will Come"。ディズニー映画「白雪姫」挿入歌。

収録曲:
 1.Come Rain Or Come Shine    3:17
 2.Autumn Leaves    5:22
 3.Witchcraft    4:30
 4.When I Fall In Love    4:50
 5.Peri's Scope    3:10
 6.What Is This Thing Called Love    4:33
 7.Spring Is Here    5:01
 8.Someday My Prince Will Come    4:48
 9.Blue In Green    5:18

メンバー:
Bass – Scott LaFaro
Drums – Paul Motian
Engineer – Jack Higgins
Mastered By – Jack Matthews
Piano – Bill Evans
Producer – Orrin Keepnews

録音:1959年12月28日/米国ニューヨーク
Recorded in New York; December 28, 1959.

これらの作品はいずれもピアノトリオで録音され、エヴァンスは多くの名演を生み出します。
ビル・エヴァンス(ピアノ)と、スコット・ラファロ(ベース)、ポール・モチアン(ドラム)によって構成され、このメンバーによる最初のアルバム『ポートレート・イン・ジャズ』を1960年に発表。
ここで風土の位置を築いたが1961年7月6日、ニューポート・ジャズ・フェステヴァルに出演した帰りに、自ら運転する車で自動車事故を起こし、25歳で無くなった。早すぎる天才の死である。



マイルス・デイヴィスからの共演後花開く落ち着いたピアノ・トリオの演奏とスコット・ラファロとの掛け合いは絶品であり、当時のエヴァンストリオの完成度の高さが窺える、勿論音質も素晴らしく、まさに小さいながらエヴァンストリオがもの前に並ぶようである。LS3/5Aの音質の高さを見直しました、音の一つ一つの解明できる感じに聴けるLS3/5Aのモニターとしての凄さを感じた。

先日購入したビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のシタールの深みのある音が実にリアルに聴こえて驚いた。勿論弱点もある低音不足は気になるが音質の素直さは特筆ものであろうと改めて感じた次第である。音楽を楽しむにははLS3/5A程度で充分満足できるシステムだとも思う。全対的にはヴォーガルは魅力的で勿論クラシックからジャズまで充分聴けるエンクロージャーである。密閉にありがちな軽い音とは違い、重くて奥行きがある音質は流石。ガンガン鳴りませんが、物足りなさはまったくありません。まあサイズを考えると、十分満足ですかね・・・・。

エヴァンスは、1950年代のいわゆるモダン・ジャズ黄金期から51歳で急死する1980年まで第一線で活躍し続けました。
筆者が思うはエヴァンスのダーク面との関です、意外と早い時からの麻薬との関わりか?彼は実に病的に内気でシャイな人でした。彼は次第に麻薬にはまっていきます。彼がアルバムジャケットで口を開いて笑わないのは、ジャンキーだったせいで歯がボロボロだったからです。麻薬でダークサイドに堕ちていき、ライフゼロにまで追い込まれた時に、ギリギリのところで美しさを絞り出したと言われる。絞り出された一滴には、耽美な響きが宿っています。此の頃のジャズメンはジャンキーが大勢いて意外と短なな人生を送っているようである。

ビル・エヴァンスが亡くなったのは1980年9月15日。52歳の誕生日を迎える1か月前でした。ジャズメンにとって最良の黄金時代と最悪の衰退期を経験し、ジャズの時代が終わりを告げた時期にこの世を去りました。むしろエヴァンスの死をもってジャズの一時代が終焉したようにも思えるほどかも知れない。



1940年代後半、エヴァンスは大学で音楽を学び、1951年には軍隊に入ります。軍隊のバンドやラジオで演奏。3年後に除隊すると、ジャズ・ピアニストになるべくニュ-ヨークへ。ジャズ・クラブなどで演奏を重ね、次第に評価を得、チャールズ・ミンガス、オリヴァー・ネルソン、アート・ファーマーら著名なジャズメンの録音に呼ばれるようになります。ご存じのように、ビル・エヴァンスは白人です。シェリー・マン、ジェリー・マリガン、チェット・ベイカー、デイヴ・ブルーベックら当時人気だった白人ジャズメンたちの多くはウエスト・コーストを拠点に活動していました。ところが、エヴァンスは違います。黒人ジャズメンたちが最先端のジャズを産み出そうと日夜励んでいたニューヨークを拠点に活動。そして、人種的な断絶があったとされる時代に黒人たちにも認められるようになっていった点は特筆すべき点です。

エヴァンスの評価を決定づけたのは、マイルス・デイヴィスのバンドに呼ばれ、あの歴史的な「カインド・オブ・ブルー」への参加したことでした。ハード・バップからモード・ジャズへの転換を完成させたこの作品にマイルスはエヴァンスを招請。マイルスの考える新しいジャズの完成にはエヴァンスの理論が必要だったとされております。エヴァンスはジャズ発展史の中で決定的な仕事をやってのけました。
ただし、マイルスの録音への参加はこの作品と「1958Miles」【1958年】の2作のみ。これは、当時ジャズメンたちのあこがれだったマイルス・バンドに白人が起用されたことに対し黒人側から猛烈な非難があり、そしてエヴァンス自身がそのような偏狭さを嫌って脱退したとも言われております。また自身のトリオでの録音機会が多くなったことも当然理由のひとつのはずでしょう。



エヴァンスは、自身のトリオのメンバーに、ベースのスコット・ラファロ【Scott LaFaro】とドラムスのポール・モチアン【Paul Motian】を選びます。そして、1959年からこのトリオで作品を次々と発表していくことになるのですが、初期エヴァンス・トリオを語るとき、ある「ひとつの要素」について触れない訳にはいきません。 それは「ラファロの暴走」か。

ピアノ・トリオによるジャズは、ピアニストを中心とした演奏となるのが基本で、ベース/ドラムはピアノをサポートするリズム・セクションとして機能します。言い換えれば、ピアノがスター、ベース/ドラムは脇役/引き立て役に徹する地味な存在。これが通常です。

ビル・エヴァンスの1975年未発表ライヴ録音が発売 On A Friday Evening『オン・ア・フライデイ・イヴニング』ジャズ・ピアノの詩人の円熟期の煌めきを捉えた、全ジャズ・ファン必聴盤。本作は、1975年6月20日、バンクーバーのクラブ“オイル・キャン・ハリーズ”でのライヴ録音。この録音は、当時カナダのCHQMでラジオ番組のホストをしていたゲイリー・バークレイのために録音され、彼の人気ジャズ番組CHQMで放送されたものだそうです。



音源はJamie HowarthとJohn Chesterにより、オリジナルのアナログテープから最新のトランスファーを行いオーディオを修復。グラミー賞受賞エンジニアPaul Blakemoreによる丁寧なリマスタリングが施されている。

演奏メンバーはビル・エヴァンス(p) 、エディ・ゴメス(b) 、エリオット・ジグムンド(ds)。エヴァンスの晩年作『アイ・ウィル・セイ・グッドバイ』や『ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング』と同じメンバーによる演奏だ。

没後40年、今なお愛され続けるジャズ・ピアニスト、ビル・エヴァンスの奇跡の発掘! ビル・エヴァンスの晩年を代表する名盤『アイ・ウィル・セイ・グッドバイ』『ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング』と同じメンバーによる完全未発表コンサート音源(海賊盤でも過去に流通なし)が、45年の時を経て届けられエヴァンズ好きには思わず購入。



Plangent Processes社がオリジナルのアナログ・テープから最新のトランスファーを行いオーディオを修復、グラミー賞受賞エンジニア、ポール・ブレイクモアによる丁寧なリマスタリングで、1975年当時のサウンドが鮮やかに再現。

レコーディングデータ
録音年1975年6月20日
録音場所ヴァンクーヴァー、オイル・キャン・ハリーズ
録音方法ライヴ録音
演奏者ビル・エヴァンス(p) エディ・ゴメス(b) エリオット・ジグムンド(ds)





収録内容
 01.サリーン・ジュラー / Sareen Jurer
 02.シュガー・プラム / Sugar Plum
 03.ザ・トゥー・ロンリー・ピープル / The Two Lonely People
 04.T.T.T. / T.T.T. (Twelve Tone Tune)
 05.クワイエット・ナウ / Quiet Now
 06.アップ・ウィズ・ザ・ラーク / Up with the Lark
 07.ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン / How Deep Is The Ocean
 08.ブルー・サージ / Blue Serge
 09.ナーディス / Nardis

音質はお世辞にも良いとは言えない、頑張って復元はされているが録音事態は本格的な機材を使用した訳では無いのだろう。
内容はリラックスした感じは実に良い感じで楽しめます。此のあたりがエヴァンスの人気があるように思うが演奏内容の良いコレクションとして持っていても良いかなと言う感じです。

1975年ライブに、同じメンバーのSan Franciscoの9月のがありますがそれと比べてバランス良くピアノが遠くないので明瞭に聴けます。演奏はこちらが6月ということで9月の演奏と比べて違いが感じられて嬉しいです。How deep is the oceanなどとっても良い。t.t.t.もこれ以降の演奏に比べて落ち着いて聞ける演奏と思いました。ブラボー!

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