伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

改めて聴く、ヘルムート・ヴィンシャーマン(オーボエ、指揮)ドイツバッハゾリステンがオーボエを担当し指揮したアルバムを考察する。

2024年01月17日 | J.S.バッハ関係

毎年のこの時期は筆者の持病とも言える2種の癌手術後における経過観察が重なり通院が大変な時期になるが、今年は年明け後に不覚にも熱発就寝を起こし、体温は39,2度測定した。
従来幾ら普通と比べ体温は低めで、熱には無性に弱い体質でもあり、氷枕と鎮痛剤で我慢して3日程で平熱6.5度に戻るが、食欲は戻らずにお粥と豆腐、梅干し等で過ごしやっと床から抜け出した状態である。確かに75歳を過ぎ徐々に体力は低下しているように感じるこの頃でもある。確かに肉類は敬遠気味である。

ある程度体調を整えた後に改めて検査に出掛ける。暫くぶりに検査に赴くも、病院の混み用は異常である、血液検査後待ち時間は3時間30分診察は10分程で結果は異常無しで合った。次回の検査予約はCTも含め半年後である、精算するにも40分以上は待たされる。朝8時から検査終了して駐車場を出た時は12時過ぎていた。自宅到着は13時近くであった。

しかし熱が出て頭が痛くなると流石の音楽好きもなるべく静かな所の心地良さはこの時とばかりは安静を求めるもののようで合った。体も回復状態に向かうと音楽が聴きたくなるようである。



ヘルムート・ヴィンシャーマン(Helmut Winschermann)は1920年生まれの指揮者、オーボエ奏者。アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団などの名門オーケストラでソロ・オーボエ奏者を歴任、数々の室内楽団のリーダーを経て、1960年にドイツ・バッハゾリステンを創立。

思えばバッハの音楽を聴き50年上前になるが、当時先輩から勧められたLPアルバムにヘルムート・ヴィンシャーマン(オーボエ、指揮)ドイツバッハゾリステンのBWV1055は今も大好きなアルバムでもありドイツ・バッハ・ゾッソリステンは、J.S.バッハの作品に捧げられたドイツのバロック室内オーケストラです。 1960年にドイツの指揮者でオーボエ奏者のヘルムート・ヴィンシャーマンによって設立されました。こんなに楽しく親しみやすい作品がバッハの音楽にあったのか…と驚くばかりなのですが、この作品と出会うきっかけになったのがヘルムート・ヴィンシャーマンがオーボエを担当し指揮したアルバムでした。

特にBWV1055の演奏ではヴィンシャーマンが演奏するオーボエ・ダモーレというのは「愛のオーボエ」という意味で、ベルも洋梨のように丸くなっており、その名に相応しく甘く優しい音がする楽器でとても魅力的な音が聞けます。
すでに録音から半世紀以上の歳月が過ぎているのですが、今なお新鮮で温もりある響きに胸が熱くなります。
YouTubeの配信がありますので参考まで
Oboe d'amore Concerto in A Major, BWV 1055: I. Allegro 
Oboe d'amore Concerto in A Major, BWV 1055: II. Larghetto

当時このアルバムにはBMV1060aのオーボエとヴァイオリンによる協奏曲は彼らの演奏で知名度が上がり一躍有名な曲ともなったようです。

当時購入したLPレコードは勿論今も大切に保管しています。ゆったりしたテンポは何時聴くも優しさが伝えられる傑作の貴重のレコード盤とも思う。ヴィンシャーマンも一番油がのっていた時代だったのかも知れない。



その後アーノンクールとレオンハルトによるバッハ・教会カンタータ全集等最近はカンタータ音楽を良く聴き色々な演奏家を聴きましたが、未だ新譜もチェックする次第で興味深く探してもしています。

ヘルムート・ヴィンシャーマン指揮者の1920年3月22日生まれで、ついに100歳に到達した。オーボエ出身の指揮者は、ちょっと珍しいのではないだろうか。ホリガーも指揮を執ることはあったけれども……。このCDも1968年に録音されたのだから、既に50年以上前のものだが、まだヴィンシャーマンも48歳の脂の乗った頃の録音である。しかしそれから2倍も生きることになろうとは、ヴィンシャーマンも思わなかっただろう。ドイツ・バッハ・ッゾリステンは1960年にヴィンシャーマンによって創立されたが、日本には少なくとも14回も来日されているそうである。



先日右側のユニットの調整を行ったが、今回は左側が調子が悪く補修と自作のフロート部分が安定しないので裏面にカーぺットを貼り付け据付を安定させる。

事に安定した敷物は重低音にも影響を与える為充分考慮しなければならない事柄であろう、オーディオ機器の取り扱いはどの様な些細な事にも注意しなければならないとも思います。特に現在使用する古いIIILZ Monitor Goldユニットなどは発売当時今では考えられようも無い価格で販売し、エンクロージャー等は考えたくもない高額で販売し最初にオリジナルのオートグラフを購入したのが五味康祐だったと言われる、当時タンノイが法外な価格設定したエンクロージャーを販売したが一派向けにはそぐわずタンノイは箱と一緒に求めてポテンシャルを価値あるものとしたようである。その後紆余曲折あり筆者のエンクロージャーはGOODMANS AXIOM 80の箱にIIILZ Monitor Goldを押し込んで聴いているが・・・今の所一応満足している状態でもある。この10吋のユニットを納めるエンクロージャーはバックロードホーンタイプの物と以前ステレオサウン誌で紹介したコーネッタが有名ではあるが筆者は未だ音質は聴いたことがありませんが、ある程度の大きな部屋としっかり整ったコーナーのスペースがあれば10吋の焦点を目指す環境が得られるのであろうと想像する。


当時10吋のタンノイユニットを骨までしゃぶり尽くそうと改めて感じ聴き始めたが未だ途中半端の思いはする、筆者自身は意外と良いところまでは到着したとは思ってはいのでですが・・・・?細かな部分の修復等は今も気付けば治しながら聴いている。しかし自作のフロートにカーペットを貼ったことの効果は良い方向でしたようである。
また、Goodmansのスピーカーユニットと組合わせて使用するアコースティック・レジスタンス・ユニット(GOODMANS ARU)を併用する事で低音が得れれる効果は大きいようです。

1964年当時英国での話題はBeatles時代の幕開けでもあった、1964年1月、ザ・ビートルズはフランス・パリのオランピア劇場に3週間出演している。それからロンドンに戻り、次の旅支度に1日だけ費やしたあと、2月7日にアメリカに向けて出発。ロンドンのヒースロー空港からパンアメリカン航空のボーイング707で飛び立ち、ニューヨークのJFK空港に到着すると今度は記者会見に臨んだ。アメリカのメディアは、このリヴァプール出身の若者4人組をどう扱うべきかまだ迷っていた。そのためこの時点では、皮肉から騒々しい疑いの声に至るまで、ありとあらゆる声が記者から浴びせかけられていた。と言う記事もあった。
時代と共に音楽業界も時代と共に変化の道を歩んだようです。



前々から気になっていた我が家のルーターであるが今年になって交換したバッファロー WiFi ルーター無線LANの交換をする、機能的には今までと余り変わらないようではあるが、2階でのネット対応は優れたように感じるレイドである。5G対応は早くなった様にも感じている。

しかし肝心の事に注目した音質に関しては全く変わり無かった事である。PC関係のバージョンアップも愈々限界が近づいた状態になったのであろうか?今後どのような世界が広がるのであろうか、夢は広がるのであろうか?
勿論アップルではmacOS Sonoma14.2.1にアップグレートしたしかし音質向上はしていない様です。筆者の視力は遠視の為に細かな文字が見えにくくなったのでマック画面上の文字の大きさのポイントを上げ見やすい状態にした。


以前にも紹介したが、早速、最近見つけ購入した5枚組のヘルムート・ヴィンシャーマンのCDを試聴します。カンタータ全ての演奏ではなく、演奏だけの曲もありますが、筆者としては実に興味あるアルバムと思いました
アルバムタイトルは「Bach: 13 Sacred Cantatas / Winschermann」J.S. バッハ:教会カンタータ集 - BWV 32, 57, 128, 134, 151, 191 (アメリンク/コトルバス/ハマリ/ギーベル/ドイツ・バッハゾリステン/ヴィンシャーマン)
5枚組のいずれの物から選んで聴いても気軽に楽しめヴィンシャーマンのテンポの良いオーボエの音色も楽しめ、楽器との重なり合い、コーラスとのハーモニーは思わず聴き惚れる如しである。

筆者の持参するバッハのカンタータ全集の中ではフリック・ヴェルナーの世界も大好きであるが、改めてヴィンシャーマンを聴くと優しさに包まれるような幸福感を味わえる様に感じるのです。



 1.Cantata No. 191, 'Gloria in excelsis Deo', BWV191
 2.Cantata No. 57, 'Selig ist der Mann', BWV57
 3.Cantata No. 151, 'Suesser Trost, mein Jesus kommt', BWV151
 4.Cantata No. 32, 'Liebster Jesu, mein Verlangen', BWV32
 5.Cantata No. 134, '(Ein) Herz, das seinen Jesum lebend weiss', BWV134
 6.Cantata No. 128, 'Auf Christi Himmelfahrt allein', BWV128
 7.Cantata No. 74, 'Wer mich liebet, der wird mein Wort halten', BWV74
 8.Cantata No. 173, 'Erhoehtes Fleisch und Blut', BWV173
 9.Cantata No. 147, 'Herz und Mund und Tat und Leben', BWV147
 10.Cantata No. 51, 'Jauchzet Gott in allen Landen!', BWV51
 11.Cantata No. 199, 'Mein Herze schwimmt im Blut', BWV199
 12.Cantata No. 56, 'Ich will den Kreuzstab gerne tragen', BWV56
 13.Cantata No. 82, 'Ich habe genug', BWV82
 14.Christmas Oratorio, BWV248
 15.Chorale Preludes, BWV714-40
 16.Cantata No. 147, 'Herz und Mund und Tat und Leben', BWV147
 17.Cantata No. 65, 'Sie werden aus Saba alle kommen', BWV65
 18.In dulci jubilo, BWV368
 19.Cantata No. 29, 'Wir danken dir, Gott, wir danken dir', BWV29
 20.Cantata No. 174, 'Ich liebe den Hoechsten von ganzem Gemuete', BWV174
 21.Cantata No. 221, 'Wer suchet die Pracht, wer wuenscht den Glanz', BWV221
 22.Cantata No. 52, 'Falsche Welt, dir trau ich nicht', BWV52
 23.Cantata No. 150, 'Nach dir, Herr, verlanget mich', BWV150
 24.Cantata No. 142, 'Uns ist ein Kind geboren', BWV142
 25.Cantata No. 196, '(Der) Herr denket an uns', BWV196
 26.Cantata No. 49, 'Ich gehe und suche mit Verlangen', BWV49
 27.Cantata No. 207, 'Vereinigte Zweitracht der wechselnden Saiten', BWV207
 28.Cantata No. 4, 'Christ lag in Todesbanden', BWV4
 29.Cantata No. 31, '(Der) Himmel lacht! die Erde jubilieret', BWV31
 30.Cantata No. 146, 'Wir muessen durch viel Truebsal', BWV146
 31.Cantata No. 106, 'Gottes Zeit ist die allerbeste Zeit', BWV106
 32.Cantata No. 169, 'Gott soll allein mein Herze haben', BWV169

メンバー
 アルトボーカル–ビルギット・フィニラ、ジュリア・ハマリ 
 アートディレクション–トン・フリーセン 
 ベースボーカル–ジェラール・スゼイ、ヘルマン・プレイ、ウィリアム・ライマー 
 ファゴット–ヘニング・トゥルーグ 
 合唱団–ベルリン・カペラ、ドイツ・バッハソリステン合唱団、カントレイ・バルメン・ゲマルケ、
 オランダ声楽アンサンブル、ヴェストフェリーシェ・カントレイ 
 コーラスマスター [ベルリン・カペラ] –ピーター・シュワルツ (4) 
 合唱指揮者 [カントレー・バルメン=ゲマルケ] –ヘルムート・カールヘーファー 
 コーラスマスター [オランダ声楽アンサンブル] –マリヌス・フォールベリ 
 作曲–ヨハン・セバスティアン・バッハ 
 指揮–ヘルムート・ヴィンシャーマン 
 コントラバス–ウォルター・ミューター 
 アンサンブル–ドイツ・バッハソリステン 
 フルート–ハンス=ユルゲン・メーリング、ロバート・ドーン 
 チェンバロ、オルガン–アルノ・シェーンシュテット、ブルクハルト・シュレーマン、ゴットフリート・バッハ、ペーター・シュヴァルツ (4) 
 ライナーノーツ–ルカ・トゥティーノ、マルコム・ボイド (2)、マーティン・ゲック 
 ライナーノーツ [翻訳] –アンヌ・セラドン、ルイス・カルロス・ガゴ 
 オーボエ–ゲルノート・シュマルフス*、ギュンター・ツォルン、ヘルムート・ヴィンシャーマン、インゴ・ゴリツキ 
 オーボエ・ダ・カッチャ–ヘルムート・ウィンシャーマン 
 オーボエ・ダモーレ–ヘルムート・ウィンシャーマン 
 オルガン–アルノ・シェーンシュテット 
 絵画–ヤコブ・イーレ* 
 ソプラノボーカル–アグネス・ギーベル、エリー・アメリング、イレアナ・コトルバス 
 テナーボーカル–ディーター・エレンベック、クルト・エクイルース 
 トランペット–ドン・スミザーズ、モーリス・アンドレ 
 ヴァイオリン–エルンスト・マイヤー=シールニング、サシュコ・ガヴリロフ 
 チェロ–アルウィン・バウアー、ヴェルナー・トーマス (2)

基本的にはBWV147を聴けば納得して頂けると嬉しいです。
J.S. Bach: Herz und Mund und Tat und Leben, Cantata BWV 147 - 10. Choral: "Jesus bleibet meine...



因みにYouTube配信がありましたので是非ご覧ください。
Wir danken dir, Gott, wir danken dir, Cantata BWV 29: 1. Sinfonia ドイツ・バッハ・ゾリステン, Arno Schönstedt & ヘルムート・ヴィンシャーマン

Ich liebe den Höchsten von ganzem Gemüte, Cantata BWV 174: 1. Sinfonia Concerto ドイツ・バッハ・ゾリステン & ヘルムート・ヴィンシャーマン    

このCDはヘルムート・ヴィンシャーマンお得意のバッハのカンタータ曲のオーボエパートの入った曲を演奏しているようで、皆さんも良く馴染みのある曲が編集されている様に思う、5枚組の大変有難いヴィンシャーマン好きにはたまらないアルバムでもあります。ブラボー!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿