ビンボー人金ちゃんが、やっと購入した、LINNのアンプを聞き出して丁度1ヶ月になります。
LINNは英国王室御用達として指定されている唯一のオーディオメーカーだそうです。
筆者は今までアンプはマッキントッシュC29等に球のパワーアンプでアメリカのアンプの音は聞いてきましたが、
ヨーロッパの音は昔、妹のシステムに選んだ時Celestion SL6Sのスピーカーに
QUADの石のプリとメインが少し聴いただけで余り印象はありません。
ただ音のバランスが非常に良かった事ですかね?
また、Linnというブランドに対するイメージはこの様なコメントもあります。
大手メーカーの技術者曰く、他のアンプなどから想像すると、電源部に非常に不安を感じる製品を作っていたからです。
自社独自の技術を導入したスイッチング電源と言えば聞こえはいいですが、
魑魅魍魎が跋扈するオーディオの世界では、それを額面通りに受け取れるはずもありません。
その為、Linnのアンプの「極めてクリーンな電源部」というような説明では根本的に納得できません。
あの薄型筐体に詰め込んだ電源で、大型スピーカをドライブできるわけがないからです。
とかなり辛口な・・・事もいわれていますが、早速拙宅のLK100についてコメントします。
一言で言いますとレンジや立体感よりも、ストレートでダイレクトな音が魅力です。
良き時代の英国の良心を感じる製品ですね??
欠点は、ボリュームを上げると何か煩い感じの音に聞こえる事が、
電源部に非常に不安を感じる製品ということなのかも知れません。
でもアンプを交換するまで、少し不思議な事を起きました。
今までよく聞こえてたJAZZの寺井尚子さん川井邦子さんの音は
オーレックスのSC-M15/SC-M15KBTL接続でモノラルパワーアンプで聞いた時は良かった。
大音量で聞かなければ、ある意味、ヨーロッパの製品は音楽の美味しいところを引き出します。
別な言い方をすれば、聴きやすい音、とも言えます。
日本の製品は全てを均一に再生しますので、味が薄いのです。
どちらが良いかは、使う人が選択すれば良いと思います。
弱点は日本製に比べ割高です。
でもこの曲はLK100では感激が無くなってしまった音楽?演奏者?もあります
気づいたことは寺井尚子さん川井邦子さんなどの オンマイクで音取をした場合はどうも音質が落ちる気がします。
でも一般的には特に弦楽器は倍音の美しさや余韻が出てきました。
一種真空管のパワーアンプ使用している感じのようです。実に温かい音は流石ですかね・・・・
今は、寿命の短い球を使うより良いかも知れません???????
球は特に最近は中国製の球が多いようですが・・・・・・未だロシア製が良いとのコメもあるようです??
質の良い球を探すことを考えれば此のアンプの選択は良いのかも知れません。
昔のアンプはボリュームを上げると、音量の増すにつれて楽器そのものまで大きく感じられることだ。
ヴァイオリンが、どうかすればヴィオラか、チェロの音に聞こえてしまう。
この様なアンプはなくなりましたが 此れが一ヶ月使用したLINNのアンプの感想です。
この世界の奥の深さを垣間見たことは事実であろうと思いました。
クラブサンの音が好きな筆者はBGMによくこのSJバッハの6つのパルティータ(クラヴィーア練習曲第1巻)を良く流します。
BWV 825-830(Sechs Partiten, Erster Teil der Klavierübung BWV 825-830)
BWV 825 - Partita No.1 in B-flat Major (Scrolling)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲したクラヴィーアのための曲集。
此の第1番変ロ長調 BWV 825此のはケーテン侯レオポルトの嫡子の誕生祝いとして献呈
1726年、バッハは自作品の出版を開始した。
ライプツィヒに赴任して3年半を経た頃のことである。
出版に際してバッハの計画は慎重と周到をきわめた。
曲種としては、当時の最新流行であるギャラントな組曲を選んだ。
規模は《イギリス組曲》のように長大でなく、
《フランス組曲》のように華奢でなく、内容は平易で、
しかし鍵盤楽器のヴィルトゥオーゾと呼ばれたバッハの名声をより高めるような、
何より自身が納得できる、 充実したものでなければならない。
購買層としては、公開演奏のレパートリーよりも、
家庭やサロンなど私的な場で演奏しようという一般の人々を想定した。
そして、ほぼ毎年1曲を順次刊行して売れ行きを確かめ、
1731年にいよいよ6曲をまとめて再版した。
タイトルに関しては奇をてらわず、
ライプツィヒ・トマス教会の前任者クーナウにならって組曲をイタリア語風に《パルティータ》とした。
また、好評を博し当時ひろく知られていたクーナウの作品集から『クラヴィーア練習曲集』の表題を拝借した。
この「練習曲」というタイトルは、決して19世紀的なエチュードと同義ではない。
BWV 827 - Partita No.3 in A Minor (Scrolling)
音楽から慰めを得たいと望む人々のための親密な作品として、
そしてもちろん、完成された音楽的規範としての意図がここには込められている。
とりわけ良く演奏されるのは第3番、
「ファンタジア」「アルマンド」「コレンテ」「サラバンド」「ブルレスカ」「スケルツォ」「ジーグ」の7曲。
筆者は此の曲こそ最高のBGM曲集と思ってます。
エディット・ピヒト=アクセンフェルト(Edith Picht-Axenfeld)の演奏が多い。
愈々、梅雨に入りますが爽やかな音楽で乗ろ切りましょう。
後音出しして直しました。
ありがとうございます。