伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

かなり曖昧な記憶だが最初に購入はMODERN JAZZ QUARTET(MJQ)/Djangoかも知れない・・勝手なJAZZ音楽の面白さを考察する。

2019年10月03日 | JAZZ・ボサノヴァ


一口にJAZZと言っても比較的新しい音楽分野と思うが、意外と面白い面もある、面白さの由縁は音符にない音を出そうとする、あの黒人独特のブルーノートからのリズム、すなわちJAZZMusicianかもしれない?

以前より思うが、JAZZとはシンコペート(いい,正常な流れを故意に変える)された2・4のリズムがあれば良いと思う。

ビーバップ、スイング・ジャズ、中間派も勿論モダンも良いが筆者は節操もなく楽しんだものが良いと思っている。

JAZZ演奏で好きな楽器に鍵盤楽器のビブラフォンがある。


鍵盤楽器などはクオータートーン等はないがミファを同時に引き無理やり出そうとする、あの独特のブルーノート(黒人音階)が面白い、ご承知のクオータートーンである。

特にこの1950年代のライオネル・ハンプトン(vib)(ds)奏者ですがピアノ演奏も行ない変わった演奏をします、右手の指2本左手の指2本計4本で演奏しあのJAZZ特有のクオータートーンを出そうとしている。

クオータートーン(ミとファの真ん中の音)をあの鍵盤楽器で出そうとしてるのだ?リード楽器、金管楽器等の管楽器では比較的クオータートーンはだしやすいが、そのようなフリーな演奏がJAZZの魅力かも知れない。

勿論ビブラフォンをマレットでの叩く演奏も無理やりクオータートーンを出そうとしているようです。

このようなブルーノート音階のJAZZも意外と奥が深いようだ、今回紹介するメンバーは正統派JAZZのメンバーのように思う。

この人はアメリカの田舎(ニューメキシコ州)に生まれた黒人なのですが、
生涯クラシック音楽に「憧れ」を持ち続け「ジャズとクラシックの融合」という困難な命題に取りみ、

そしておそらく唯一それに成功したグループMJQのリーダーです。



MJQの魅力はそのヘンな黒人ジョン・ルイスの世界に野人と言われるヴァイブラフォン奏者Milt Jacksonミルト・ジャクソン という黒人がブルース・フィーリングで迫りまくる葛藤の美学みたいなところにあるのかもしれません。


最近は1940~60年時代の音楽を聴くことが多い、MJQは勿論黒人で最初カーネギーホールでコンサートを演奏したメンバーである。



筆者の昔から求めていた音が最近やっと聴けるようになりJAZZ全盛1950年代の音楽を聴いている。

一般的には真空管でのJAZZは工合が悪いと言うが筆者の耳には実によく聴こえる意外と録音状態も良く、特にミルト・ジャクソン (vib)の「トランジェント」の良さに思わず狂気する。

このような年代の音楽を聴くにはやはりヴィンテージ物で聴くのは有利であるように思う50年台のJAZZを聴くと昔のALTECの装置で聴きたくなる、


銀色の604E鉄仮面じゃなく、やはりランドセルが良いな?
勿論JBLも良いが、あの50年台の音楽を聴くにはALTECであろう?

勿論パンケーキをランドセルのエンクロージャーに装着し、小型の装置が聴きたい。勿論ALTECの真空管で繋げ聴いてみたい。

残念なことに程度の良いALTECの真空管は高額で、しかもJAZZ専用としたら考えてしまう、このようなおしゃれ感をいつまでも持ちたい。


JAZZを本格的に聴くならこのようなシステムで聴くのも面白いかも知れない。これはあくまでも夢の世界ですがね、(笑)

確かに最新の録音と比べると音質は劣るが、音楽性はこの時代のジャズ音楽の熱気が伝わります。
天才ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトに捧げたタイトル曲の初演を収めたMJQの古典的名作。「Django」格調高い室内楽風のサウンドは、多くのクラシック・ファンをジャズに引き込んだ。

本作は52年に結成されたオリジナルメンバーによる3つのセッションを収録。

ミルト・ジャクソン、ジョン・ルイス、ケニー・クラークの3人はもともとディジー・ガレスピーのビッグ・バンドで、1946年から1950年の間一緒に演奏していた。また、その楽団でウッドベース奏者のレイ・ブラウンも一緒だった。

1951年にミルト・ジャクソン・カルテットを結成するが、翌年にはモダン・ジャズ・カルテットと名前を変える(ミルト・ジャクソン・カルテットの略称であった「MJQ」の「MJ」を、「モダン・ジャズ」の略称として置き換えたもの)。



当初、音楽監督をミルト・ジャクソンとジョン・ルイスが担当していたが、のちにジョン・ルイスが全ての仕事を引き継ぐようになった。このことがMJQの音楽性を決定的なものにした。

ジョン・ルイス(妻がクラシックのピアニスト)はクラシックの研究とジャズの精神を融合させることに情熱を注ぎ込み、これまでの黒人音楽には希少なサウンドを展開した(もっともそれがミルト・ジャクソンとの決別の原因にもなった)。



彼らの主なレパートリーはビバップやスイング時代のスタンダードナンバーだった。管楽器は使わず、ミルト・ジャクソンのビブラフォンを中心にした一貫してクールで室内音楽的なジャズで人気を博した。

MILT JACKSONカルテットという名前もあったようなMJQが、地歩を固めた時期の盤。当初、クラシック好きの人も聞けるジャズ、という間違った評判が立ったが、良い音楽はジャンルを問わないというのが正しかろう。



1953年にスタジオ入りしたピアニストのジョン・ルイス、ヴィブラフォンのミルト・ジャクソン、ベースのパーシー・ヒース、それにドラムのケニー・クラークは、ついこの前までディジー・ガレスピー楽団でリズムセクションを務めており、これは4人のセッションとしてはまだ2回目の収録だった。

その後コンサートの定番メニューとなるAutumn in New Yorkがなにより、そのカメオのようなビジュアル面の強みを物語っている。1954年12月のセッションでは、その後末長きにわたってこのグループの2大傑作となる作品が生まれた。

一つは、当時亡くなったばかりのフランスのジプシー・ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトにルイスが捧げたDjango。

もう一つは、ルイスとジャクソンの控えめなやり取りが楽しいOne Bass Hitだ。La Ronda Suiteが加わったことで一段と素晴らしいコレクションになっている。


 1. Django
 2. One Bass Hit
 3. Ronde Suite: A: Piano/B: Bass/C: Vibes/D: Drums
 4. Queen's Fancy
 5. Delaunay's Dilemma
 6. Autumn in New York
 7. But Not for Me
 8. Milano
 John Lewis (p)
 Milt Jackson (vib)
 Percy Heath (b)
 Kenny Clarke (ds)
 Recorded 1953-55


1955年以降はドラムをコニー・ケイが長年担当した。

ケイが晩年病気に倒れた際には、MJQのレパートリーのほとんどをマスターしていたミッキー・ローカーが代役としてドラムスを担当した。

ジャクソン、ルイス、クラークの3人はもともとディジー・ガレスピー・オーケストラで1946年から1950年の間一緒に演奏していた。また、その楽団でウッドベース奏者のレイ・ブラウンとも共演している。


1951年にミルト・ジャクソン・カルテットMJQを結成するが、翌年にはモダン・ジャズ・カルテットMJQとなる。

ジャクソンが1974年にグループを去るとすぐに解散したが1981年に再結成している。
有名なラストコンサートは勿論日本でのコンサートもTBSの主催で演奏された。彼らの最後の録音は1993年に発売されている。
なおメンバーの中で最後まで生きていたヒースも2005年に死去している。

クラシックの研究とジャズの精神を融合させたMJQにブラボー!

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