伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

映画「ストックホルムでワルツを」 “ワルツ・フォー・デビー”を歌う、モニカ・ゼタールンドの音楽人生を観た。

2020年02月24日 | JAZZ・ボサノヴァ


この連休はコロナウイルスの影響でなるべく外出はしないで、室内で過ごす、3月中旬の陽気なのですが・・・・・・幸い新しいスピーカーもエージングは進み、音質も安定してきました。AIRBOW ウェルフロートボード WFB-A4導入後KEFQ300を乗せ聴いていたが続いて今回LS3/5aを乗せ、エージングも進み良い音が鳴りだした。

昔FERROGRAPH S1で聴いていた頃の音を思い出す、多分このLS3/5a音質と比べFERROGRAPHは少し線が細いが印象は大変良く似ている様な感じがする。今後LS3/5aを上手く鳴らすアンプを考えて見ようかな?

筆者が嫌うは、余りにもアキュレット過ぎるスピーカーは苦手だが、この程度の音は心地よい。こんなに小さいのに無理に音を作ることがなくとても自然なのです。LS3/5aは密閉式のスピーカーの音は、少し暗めで絞まった音に無駄がありません。


KEFQ300と比べ解像度が上がったのでしょう、輪郭がはっきりします。霧が晴れたように細部まで再現してくれます、このあたりがBBCモニター知名度なのか?

そうだ映画館も良いが人混みでもあり、ビデオ鑑賞が良い、PCでのビデオ鑑賞は音質も良い条件もあり、モニカ・ゼタールンドMonica Zetterlundスエーデンの歌手女優。本名は、Eva Monica Nilsson。特にジャズ作品が有名。

先日部屋のコピー機(複合機)の交換をしたが場所も変更し音響環境も改善された、DVDを観るため環境も替えてみました、机の上の整理整頓です、勿論床もワックスを掛け綺麗な環境にしてみました、(笑)



モニカ・ゼタールンド(Monica Zetterlund、1937年9月20日 - 2005年5月12日)

スウェーデンのヴェルムランド地方にあるハーグフォシュという小さな町で生まれる。幼い頃から、ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、そして特にサラ・ヴォーンを聴いて育つ。ラジオやレコードからジャズを学び始めるが、最初は英語が分からないまま、メロディ、リズムやフィーリングを真似ていたという。1964年にビル・エヴァンスと録音したジャズ・アルバム『ワルツ・フォー・デビイ』が高い評価を受け、彼女自身も「自分のベスト」と語る出来で、誇りにしていた。
スウェーデン代表として参加した1963年のユーロビジョン・ソング・コンテストでは、ジャズ・バラード「En gång i Stockholm (Winter City)」を歌ったが、最後まで歌い終えたものの、主に曲のジャンルがコンペティションにふさわしくないという理由で零点となってしまうが、スウェーデンではヒットした。多くの若いスウェーデン人シンガーから理想的人物と目され、北欧に巨大なファン層を持つ。スウェーデン人女性シンガーでは最高の一人であり、彼女のジャズ・レコーディングは世界レベルに達しているとされる。



ラジオやレコードからジャズを学び始めるが、最初は英語が分からないまま、メロディ、リズムやフィーリングを真似ていたという。

スウェーデンのヴェルムランド地方にあるハーグフォシュという小さな町で生まれる、幼い頃から、ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、そして特にサラ・ヴォーンを聴いて育つ。ラジオやレコードからジャズを学び始めるが、最初は英語が分からないまま、メロディ、リズムやフィーリングを真似ていたという。ビル・エヴァンスとの共演を聴き映画を楽しむ。


2013年秋に本国スウェーデンで公開され、50万人以上を動員し大ヒットを記録した、モニカ・ゼタールンドの自伝的映画『ストックホルムでワルツを』の中でも描かれているように、モニカ自身が熱狂的なエヴァンスのファンだったことから実現した企画だったが、この録音の後もエヴァンスのヨーロッパ・ツアーの際に共演しており、エヴァンスの方も美女シンガーとの共演にまんざらでもなかったのかも。


ストックホルムでワルツを』は、スウェーデンのジャズ歌手モニカ・ゼタールンド(1937-2005)の伝記映画である。モニカがデビューしたのは、50年代後半のこと。

しかもジャズ歌手なので、スウェディッシュ・ポップとは無関係のように思われるかもしれないが、ユーロビジョン・ソング・コンテスト1963” に出場してポップスを歌ったことがあり、60~70年代には女優として映画に多数出演し、TVのヴァラエティ・ショーでも活躍した。

個人的なことだが、今から20年近く前、当時人気絶頂だったカーディガンズのリード・シンガー、ニーナ・パーションとモニカの世界的出世作『ワルツ・フォー・デビー』(64年)について語り合ったことを思い出す。

ニーナが子供の頃からモニカに憧れていたと話してくれたからだ。このようなスウェーデンの国民的スターだったモニカ・ゼタールンドの半生を描いた作品である。



ストックホルムから300kmも離れた田舎町のハーグフォッシュ。シングルマザーのモニカは、両親が暮らす実家に幼い娘と身を寄せ、電話の交換手をしながら時折歌手としてステージに立っていた。そんなモニカに60年、思いがけないチャンスが訪れる。

彼女の歌をたまたま耳にした有名なジャズ評論家のレナード・フェザーから「きみは声もルックスも良い。ニューヨークのクラブに出演する予定だった歌手の都合がつかなくなったので、替わりに歌わないか?」と誘われたのだ。

モニカは普段から歌手の仕事を優先させて、娘に寂しい思いをさせていたので、父親から非難を浴びていた。しかも今回は、よりによってクリスマス。だが、歌手としての成功を夢見る彼女は、父親の反対を振り切って単身ニューヨークに飛び立つ。



夢にまで見たニューヨークのジャズ・クラブ。しかも共演は、トミー・フラナガン・トリオ。映画では触れられていないが、トミー・フラナガンは、モニカが憧れているエラ・フィッツジェラルドの伴奏者として名高いピアニストだ。

モニカにとってこの上ないシチュエーションでのニューヨーク・デビュー。


ところが、モニカは理不尽な理由によってステージから降ろされた。

さらには偶然バーで出会ったエラに自分の歌を聴いてもらい助言を求めたところ、返ってきたのは辛辣な批評だった。「あなたは、この曲に込められている気持ちを本当に分かって歌っているの? 

誰かを真似するのではなく、自分の気持ちを歌わなきゃ駄目・・・・・・・。ビリー・ホリデイは心で歌ったわ」。このひと言にモニカは深く傷つく。がしかし、モニカは帰国後、エラの言葉からインスピレーションを得て、スウェーデン語でジャズを歌うことを思い立つ。



モニカを演じているのは、これまでにアルバムを2枚発表しているスウェーデン人ジャズ歌手のエッダ・マグナソン、この映画の印象は全てのシーンにおける服装のお洒落感、品の良さにある。実に仕草も大人の風格も匂わす魅力も魅入ります。

ストックホルムでコンサートをしている姿が製作陣の目に留まり、主演に大抜てきされた。「モニカはスウェーデンのアイコン的存在で、私も大好き。よく考えれば自殺行為かもしれないけれど、監督が素晴らしく、自分の気持ちに素直に演じたら受け入れてもらえた」と語った。



雰囲気も似てる、スウェーデンの若きシンガー・ソング・ライター、エッダ・マグナソンが歌う、映画ファン/ヴォーカル・ファン必聴のサントラ史上に残る傑作です。

エッダ・マグナソン with ニルス・ラン・ドーキー・トリオ

もともと容姿もモニカに近いので、違和感はほとんど感じさせない。流石Waltz for Debbyなどで聴き比べると個人的にはモニカ・ゼタールンドの歌が好みである。エッダ・マグナソンのCDの表紙が何となくモニカ・ゼタールンドに似た感じが好ましく思える。



おまけに今回が映画初出演であるにもかかわらず、演技もなかなか堂々としたもので、美しい裸身も披露する。但し此のアルバムは1964年ビル・エヴァンスのカタログでは奇妙だが、この1964年の日付では、スウェーデンのジャズ・ボーカリスト、モニカ・ゼッタールンドがエバンス・トリオ(ベースはチャック・イスラエルス、ドラムはラリー・バンカー)と並んでいる. それでも、試合は完璧に見えます。エヴァンスのリリシズムは、ゼッターランドのようなさわやかで洗練された歌姫にぴったりです。この録音には氷のようなものがありますが、それが演奏中なのか、バンドの前にいるように見えるエンジニアリング中なのか、彼女が実際にすべてのミュージシャンの真ん中にいたとき、それを解読するのは困難ですと言われる。

  1. Come Rain or Come Shine (Harold Arlen, Johnny Mercer) - 4:41

  2. A Beautiful Rose (Jag Vet en Dejlig Rosa) - 2:53

  3. Once Upon a Summertime (Eddie Barclay, Michel Legrand, Johnny Mercer) - 3:03

  4. So Long Big Time (Harold Arlen, Dory Previn) - 3:49

  5. Waltz for Debby (Monicas Vals) (Bill Evans, Beppe Wolgers) - 2:47

  6. Lucky to Be Me (Leonard Bernstein) - 3:36

  7. Sorrow Wind (Vindarna Sucka) - 3:03

  8. It Could Happen to You (Johnny Burke, Jimmy Van Heusen) - 3:00

  9. Some Other Time (Leonard Bernstein, Betty Comden, Adolph Green) - 5:35

  10. In the Night (Om Natten) (Olle Adolphson) - 1:40

ビル・エヴァンスのピアノを伴い、ドライでいながら、時に情感を含めた声で歌い上げる モニカ・ゼタールンド の実に美しい世界観が味わえる1枚です。



母国語でジャズを歌うこと。それは当時のスウェーデンでは、たいへん大胆な試みだった。だが、モニカはこのことをきっかけにスターへの階段を上っていく。彼女の人生は好転する。ところが、好事魔多し。

ユーロビジョン・ソング・コンテストでの屈辱、映画監督ヴィルゴット・シェーマンとの同棲生活の破綻、恋人の浮気、父親との確執の深まり……モニカは次第にアルコールに溺れていく。

ここらで機種をタンノイの10吋同軸2ウェイ(IIILZ Monitor Gold)のユニットにパワーアンプサンバレーSV-501SEに替えて聴き比べると、さすが低域にゆとりが出て実に良い塩梅に響きになる。それと聴き比べると解るがエバンスのピアノの高音の響きが実に綺麗に鳴る、そこで筆者好みのアルトゥール・ルービンシュタインのショパン:夜想曲:ルビンスタインを聴く感想はため息しか出ない、夜想曲を聴き率直の感想は、実に素晴らしいく美しい。特にこのピアノの美しき高音の響きはさすがタンノイが宜しい様である。



話を戻そう『ストックホルムでワルツを』は、モニカ・ゼタールンドを、自由に生きる自立した女性として描いている。そして父親との関係に加えて、モニカに恋心を寄せるベーシストとの関係にも、かなり比重が置かれている。

特に今回の映画の見ものは彼女の服装、実にお洒落で素敵に服を着こなしている、それは現代でも相当お手本にはなると思う、まさに大人の女性のオシャレ感がたまりません。


映画のクライマックスは、モニカがニューヨークでビル・エヴァンス・トリオをバックに《ワルツ・フォー・デビー》を歌うシーン。

「特に筆者が好きなオリジナルの"Waltz for Debbie" のスウェーデン語バージョンは本当に喜ばしいことです.なぜなら、Zetterlund の声が別の楽器になり、Evans の驚くべきコンピング コードのセレクションの上でソロになっているからです。」

その夜、モニカは父親と電話で会話する。そして帰国した彼女を待ち受けていたのは、モニカの実人生は、ハッピーエンドではなかった。しかし、この映画は彼女の輝かしい笑顔のショットで幕を閉じる。



同作は、英語ではなく母国語でジャズを歌ったことで注目を集め、ビル・エヴァンスとの共演によって世界的な名声を獲得したジャズシンガーであるモニカ・ゼタールンドの半生を映画化したもの。
エバンスが可愛い(当時2歳)の従姉妹の捧げたワルツ・フォー・デビー、デビーが来ると必ずワルツ・フォー・デビーを演奏したと言われる。

ビル・エヴァンス・トリオの演奏が光る、ブラボー!

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