伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

SPENDORスピーカーSP3/1P補修後の音は・・・WellFloatの使用方法は石板が必要でした。これでバッハが楽しめる。

2022年08月19日 | バロック音楽・オーディオ一般

前回レプトンパワーコンダクターグリースを電源コンセント等に塗布したが、多少音質はクリヤーに落ち着いた様にも思われるが然程感じなかった、車のバッテリーにも塗布したが若干力強く回転する様に感じられた・・・。

以前からAIYIMA TUBE 6N3 Tube T7をモノーラル使用にて使っていたが、ボリュームバランスが違う為、其れはT7値上がり以前と最新機種との内部パーツに違いがある為か?同じものが良さそうなので改めて新規購入をした。
また以前購入のオペアンプはしろくま製作所の物を使用していたが、最新タイプが発売したため新しいデュアルのオペアンプを購入しモノーラル使用に装着する、アンプカバーは軽いので以前手直ししたように亜鉛鉄板を底に追加した。



「OPA627AU デュアル 8Pin DIP」小型変換基板実装済み
Texas Instruments社の高精度低ノイズオペアンプOPA627を8PinDIP小型変換基板に2個両面実装したものです。小型の基板に実装していて、スペースに制約がある機器にも向いています、とのアナウンスもある。
日本製高信頼性用途向けの高級鉛フリーはんだを使用して実装しております。
実装後は洗浄を行い、試験装置で動作を確認してからに静電気防止包装を行っております。」とこの様なコメントが明記してある。今まで使用の同様のしろくま製作所のオペアンプと違い新品仕様のため価格が上がっているとのアナウンスが書かれてありました。
細心の注意をしてオペアンプの交換後。ケースのメンテナンスを行う。後は最近購入したレプトンパワーコンダクターグリースを電源カースに塗布した。チューブは以前購入したSYLVANIA 2C51を使い試聴する。



Tube T7のケースは軽く筆者のは安定度が弱く感じ前回同様亜鉛鉄板をカットし両面テープではりその上から静電気除去テープを貼った。勿論真空管取り付け側も貼り万全である。

当然オペアンプが新品の為、ある程度のエージングが必要になる、最低10日間程の時間が必要であろう。



静電気除去テープを貼り付け音は良くなるのだろうか疑問も感じるが?
その後オペアンプの交換を行いコード類を繋げる。勿論接続部分には接点復活液を綿棒で塗布した。勿論これも気休めである。

最近又耳の具合が良くなく、耳鼻科に出かけた、主治医は良く覚えて頂いて、遠慮なく耳のお掃除に来て下さい、と言われ今回は何時もより丁重に水洗いしその後薬まで塗って頂いた、顔見知りになるも良いことですね!カルテを見て4ヶ月に一度の割合ですが、痒みが感じたらいつでもきてください、お大事にと親切なドクターでした。



プリアンプの真空管はSYLVANIA -2C51を使用する。
以前秋葉原の電気街にて入手したチューブですがGEと変えて試聴するが良い結果が得られたので今回もSYLVANIA -2C51を使って見た。

他の真空管も替えてみたいのですが、交換ソケットの購入も視野に入れて見ることにネット注文でポチしてみました。



勿論以前程よい中古品を見つけ購入後少し手を加え調子も良さそうである、発売から既に50年以上前の相当古いメインアンプLUXKIT A3500に繋げ電源を灯す。
未だ錆びた箇所も無く、しかも写真に撮るとそこそこに映るアンプを見ると、50年前のアンプとも思えない未だ現役です。

但し使用真空管は全て交換して使用しています。但しサブのチューブは4〜5種類ほど揃え一番具合のマッチするチューブを使っています。


右左の音を確かめ細かな調整をする。以前のTube T7と違いヴォリュームもバランスは良好になる、オペアンプの交換の効果?以前と比べ繊細な音に仕上がっている様です、電源周りのコンセンに塗布したレプトンパワーコンダクターグリースの効き目もあったのかもしれない。
バランスも良く細かな音の再現をして様にも感じた。考えれば今回のしろくま製作所のデュアルオペアン1個5,500円は随分高額である。
スペックを比べ前回の品とあまり変わりない様に思うが、確かに以前の音と比べると、細かな質感は微妙に繊細に思える音が聴こえる感じになった事は確かである。レプトンパワーコンダクターグリースの効果も加わったのかも知れない。

兎に角モノーラル使用に変えて試聴すると解るが、すこぶる分離が良くなり一層透明度を感じる、ヴァイオリンのユニゾン等それらしく聴こえるのでした。
Tube T7をお使いの貴兄に一度モノーラル使用でお試しになっては如何であろう、分離が良く一層鮮明に音質が向上すると思います。この程度の出費で音質向上になるのなら一考すべきである。条件はパワーアンプお使いの方に限るが・・



調整を行い試聴する、エンクロージャーは最近補修したSPENDORスピーカーを使ってみた、 SP3/1Pのエッジ交換し事あるごとに聴き多少はエージングが進み徐々に聴きやすい音に馴染んできた様でもある。
SP3/1Pの箱のサイズは幅220x高さ400x奥行280mmなのでLS3/5aと比べ約倍の大きさでバスレフ方式を採用している。

先日紹介したソフィー・イェーツの演奏するバッハ:イギリス組曲はSP3/1Pのおしゃれな感じが合っている様に思い、以前紹介したシキスヴァルト・クイケンに師事し、クイケン・クァルテットの第2ヴァイオリニストやラ・プティト・バンド、18世紀オーケストラのコンサートマスターなどを務めてきたバロック・ヴァイオリンの名手である、フランソワ・フェルナンデス(
Francois Fernandez)による待望のJ.S.バッハ:作品集より確かめた。




(ヴァイオリン)のF.フェルナンデスや(ヴィオラ・ダ・ガンバ)のフィリップ・ピエルロ(Philippe Pierlot)



チェロのライナー・ツィパーリングの3名による自主制作レーベル、『Flora』は、古楽ファンを中心に注目されて内容の充実ぶりもさすがの一言で、正にSPENDORスピーカーで聴くには打ってつけと思ったからである。

事に厳格な楽譜で奏でるバッハの曲を如何にソフトに聴きやすいテクニックで披露するメンバー!何方かと言えば古楽器演奏ではあるが、フランスのセンスが入り混じったバッハも、筆者には違うニュアンスを味わうことが新鮮でもあった。



https://www.youtube.com/watch?v=U5KjVEYzYAw
チェンバロのバンジャマン・アラール(Benjamin Alard
Piano)は、オルガニスト、チェンバリストとして主要な音楽祭に招かれており、ナントのラ・フォルジュルネ、サント音楽祭、モンペリエのフランス・ラジオ音楽祭、ユトレヒト音楽祭、チューリッヒの古楽祭、シャフハウゼンのバッハ音楽祭、イスタンブール・バッハ音楽祭、等で高く評価され、ローマのヴィラ・メディチ、バルセロナのオーディトリ、ドレスデンの王宮教会、フライブルク大聖堂等、主要な場所で演奏している。

20歳でパリのサン=ルイ=リル教会の正規オルガニストに、2004年にはブルージュ古楽コンクールで優勝を飾った、1985年生まれの若き名チェンバリスト兼オルガニストで、筆者BACH: CLAVIER ÜBUNG IIの演奏も大変良かった。




古楽器使用の演奏ではあるが、如何にもフランスのおしゃれな雰囲気が香る演奏は筆者好みの音である。バッハの音楽もフランス人の演奏で違った雰囲気を感じる演奏は伝統を感じる。

確かにドイツ人の演奏では教科書通りの演奏もバッハの演奏には大切な事とおもうが、音楽を楽しむにはこの様な少し開放感のある、そしておしゃれ感たっぷりの演奏を楽しむ事の出来るバッハは実に素敵な演奏である。



J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタ BWV 1014-1021
(J.S.Bach: 6 Sonatas for Solo Violin & Harpsichord Concertant)
【曲目】
 ヴァイオリンとチェンバロ・コンチェルタントのためのソナタ
  第1番ロ短調 BWV1014/第2番イ長調 BWV1015/第3番ホ長調 BWV1016
  第4番ハ短調 BWV1017/第5番ヘ短調 BWV1018/第6番ト長調 BWV1019
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1021
【演奏】
 フランソワ・フェルナンデス(ヴァイオリン)
 バンジャマン・アラール(チェンバロ)
 フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
【録音】
 2009年2月8-11日 ボーフェ教会(フランス)
使用楽器:
 1670年、クレモナ、アンドレア・グァルニエーリ製(ヴァイオリン)
 アントニー・シドニー製(モデル:1740年頃、ゴットフリート・ジルバーマン製)(チェンバロ)
 1625年、トマス・オールレッド製(ヴィオラ・ダ・ガンバ)



最良のパートナーを得て更なる高みに達したかのような演奏
J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータの名演を生み出したフランソワ・フェルナンデスが、レオンハルト以来最高のバッハ弾きとも称されるアラールと組んだ演奏。併録のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタではピエルロのヴィオラ・ダ・ガンバとも共演した名演奏であろう!
SPENDORも持ち味とも言える高音にある意味独特のある輝きは今までのヴァイオリン・ソナタと違った煌めくのある音も他のエンクロローじゃーとも違った感じを受ける。この様なソナタも違った魅了を感じられる音質でした。
同じイギリス製のスピーカーもニュアンスが違う別の世界を垣間見た時である。



バッハは 1720 年までにソロ ヴァイオリンのためのソナタとパルティータを完成させました。バッハはその3月に35歳になり、7月に12年間連れ添った妻マリア・バーバラ・バッハを葬った。彼女は 7 人の子供を産んだが、幼少期を生き延びたのは 2 人だけだった: 将来のミュージシャンヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ (1710–84) とカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (1714–88)。9 歳のヴィルヘルム フリーデマンは、1720 年 1 月に父親から音楽原稿の本— Clavierbüchlein vor Wilhelm Friedemann Bach (ヴィルヘルム フリーデマン バッハのための小さな鍵盤本) — を受け取りました。ヴィルヘルムの弟、カール・フィリップ・エマニュエルは、18 世紀後半の最も重要なドイツの作曲家および理論家の 1 人であり、その年に 6 歳になりました。

1720 年は、ベルリンの南西約 75 マイルの町、ケーテンにあるアンハルト公レオポルドの宮廷で音楽監督のカペルマイスターとしてバッハが 5 年半勤務した時期の中間点でした。バッハの仕事には、オルガニストや教会音楽家としての義務はありませんでした。そこで彼は楽器音楽に転向し、(独奏ヴァイオリン作品に加えて) 彼の最も有名なコレクションの多くを作曲しました:ブランデンブルク協奏曲 (1721 年にブランデンブルク選帝侯に捧げられた)として知られる「複数の楽器による 6 つの協奏曲」です。プロイセン地方)、平均律クラヴィーア曲集の第 1 巻(タイトル ページの日付は 1722 年)、6 つのいわゆるフランス組曲 (1722 年にサイクルとして最初に書き下ろされた)、2 部構成と 3 部構成のインベンションヴァイオリンとハープシコードのための6つのソナタ(1717–23)、ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのための3つのソナタ(1720年頃)、チェロ独奏のための6つの組曲(1720年頃)でした。
各コレクションは、そのジャンルの可能性を包括的に探求しています。

この時期ケーテン時代の5年間に、器楽音楽を作曲したはバッハの音楽の最も変化に富んだ大切な時間だったのでしょう。

「追伸」
先日WellFloatに付いての使用方法を涌井先生より教えて頂きました。先生曰く(WellFloatは底板から振り子がぶら下がっているのと等価となります。
従って、振り子の支点をしっかりしたものにすればするほど効果は高まります。
できれば、スタンドの天板の上に重量があって鳴きにくいもの(御影石など)を置かれ、その上にA4-Fを使っていただくとさらに良くなりそうな気がします。
WellFloatを使うと、超低域の付帯音(濁り)が減るので、一聴して低域のふてぶてしさや馬力が減ってしまったと感じられる方もおられます。
しかしながら、低域の音の動き、音程の確かさなどに着目すれば、クォリティは確実に改善していることが段々分かってきます。超低域への伸びもそれまでとは随分違ってくるでしょう。)
とこの様な解説をしていましたので、翌日早速試してみることにしました。SPENDORスピーカーSP3/1Pの音出しには若干の疑問があったからです。


この様なご指摘を頂き、翌日早速近くのDIYに出かける、思えば車で30分近く走れば日本最大の売場面積を誇るジョイフル本田のDIYがあるが御影石は置いてあるのかわからないので、取り敢えず近くのDIYで御影石ではありませんが厚み30ミリ、可成重量のある両面磨いた赤身を帯びた石を購入し、早速上記写真のようにセットして視聴した。
如何やらセッティングの基本的なミスを犯していました様である、案にWellFloatを使えば音質は向上するという事を思い、基本的な条件を満たしていなかった様です、重心は真下に負荷のかかる様に置く事により効果が得られるようで重量のある石が一番有利である。SPENDORのエッジ修復から蘇ったSP3/1Pの音は正直納得出来なかったのである、頭の中は疑問が付き纏っていた。
ここで涌井先生のご指摘のように、御影石では無いが応急処置として表面が磨きのある可成重い石での代用した。現在SP3/1Pは60センチ程の頑丈な箱にポン置きしているので其処に重い石を置きWellFloatを敷きスピーカーをの乗せ試聴する、音を出した瞬間から英国製の「いい音」が鳴り始めた。

結果は音質は驚くほど繊細で綺麗な音は正にSPENDORらしい音が鳴り響くのです。全くこの使い方が正しい使用方法なんですね・・・全く素人ですね?(笑)
現在板が余っている為には遺品整理として柿渋液で塗装中である、しっかりしたA4大のスピーカー台を自作しようと企んでいます。

因みに現在使用するLS3/5Aの置き方も同様で、石の設置で随分落ち着いた音がして得られた様である。



現在SP3/1Pは箱の上に置いた状態で聴いていたが、箱の上に石を乗せそしてWellFloatを載せた効果は非常に大きく音質が変化したのである。確かに以前と比べると大変音の分離が良い、ヴァイオリンの音がスピーカら離れ、楽器の音がしっかり主張する、ステレオ感は素晴らしく好くなった。ある程度ボリュームを上げると低域の安定の良さが分かる。実に満足する音なのである。

筆者が大好きなヘンデルのヴァイオリンソナタ愛聴盤からHWV 371を聴く
6 Violin Sonatas: Terakado / Rousset
寺門亮(ヴァイオリン)、ルセ、クリストフ(ハープシコード)、鈴木、秀美(チェロ)、上村香織(バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 Son in D, HWV 371, Op.1 No.3: II. Allegro
 Son in D, HWV 371, Op.1 No.3: III. Larghetto
 Son in D, HWV 371, Op.1 No.3: IV. Allegro
実に上手い事鳴るのです。バス・ヴィオラ・ダ・ガンバの低音もしっかりした落ち着きのある演奏も大変満足できる、この程度のアンサンブルは得意の分野であろう。SPENDORの独特の音は違った意味での英国の上品な音の様な気もした。これでまた違った英国の音が楽しめそうです、今後はじっくり厚み40ミリの御影石探してみましょう。
涌井先生誠にご親切にご教授頂きありがとうございました。ブラボー!

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