前回少し遠方での一瞬の歴史観光は実に見るべきものが沢山あった、やっと忙しいローテーションも終わるが、本日から続いて4日間第2段の作業が始まる。
勿論毎朝モジャ君と散歩は欠かせない、先日サロンで2ミリカットした、サッパリしたが今朝は一段と涼しくなり散歩でモジャ君は元気に走り回った若干寒いのであろうか?元気いっぱい走るのである。
帰宅して帰宅後の写真可愛く撮れました。アンプ等に火を灯しシャワーを浴び挽きたての珈琲を挿れ早速頂きながら、咲夜見つけた新しいレーベルの弦楽四重奏曲を聴く。
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn)は、現在のオーストリア出身の音楽家であり、古典派を代表する作曲家。また、弟ミヒャエル・ハイドンも作曲家として名を残している。 数多くの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲し、交響曲の父、弦楽四重奏曲の父と呼ばれている。ハイドンの弦楽四重奏曲は可なり多くハイドン作品目録(HV)以来、長らく83曲と考えられてきたが他にも多くの作品があると言われる、Op.54等も十字架上のキリストの最後の7つの言葉の編曲とされた曲である。
話題であるが筆者の知るヨーゼフ・ハイドンの妻マリア・アンナ・アロイジア・ケラー、モーツァルトの妻コンスタンツェ、そしてチャイコフスキーの妻アントニーナ・イヴァノヴナ・ミリューコヴァと「音楽家の三大悪妻」だそうです。
今回ハイドンの弦楽四重奏曲は初めて聴くジュビリー四重奏団(Jubilee String Quartet)によるハイドンの弦楽四重奏曲3曲(Op.64のNo.4、Op.54のNo.2、Op.20のNo.2)を収めたアルバムである。
収録はイングランドのロンドン北西の海沿いの街、サフォーク(Suffolk)のポットン・ホール(Potton Hall)でのセッション録音。
初めて聞くクァルテット名に聞きなれないレーベル名、英RUBICONン。レーベルのロゴには川の流れのような波も見えますネットで調べるも最近イギリスで設立されたレーベルだそうです。
ジュビリー四重奏団は2006年、ロンドンの王立音楽院の生徒だった4人によって設立されたクァルテット。メンバーはチェコ、カナダ、スペイン、イギリス出身者で今日取り上げるアルバムがデビューアルバムさそうです。
第1ヴァイオリン:テレサ・プリヴラツカ(Tereza Privratska)
プラハのジンドリッヒ・パズデラの指導の下、プラハ音楽院を卒業しました。その後ロンドンに移り、英国王立音楽院でモーリス・ハッソンとジャック・リーベックに師事し、BMusを優秀な成績で、MMusを優秀な成績で修了しました。
第2ヴァイオリン:ジュリア・ルークス(Julia Loucks)
モントリオール生まれのカナダ人ヴァイオリニスト、ジュリア・ルークスは、王立音楽大学でイツァーク・ラシコフクシーとローラ・サミュエルとともに大学院での研究を続けるためにロンドンに移住しました。彼女は、2015年に受賞歴のあるジュビリー弦楽四重奏団に参加した後、2017年にウェールズ国立歌劇場管弦楽団の副首席ヴァイオリンに任命された。彼女はソリスト、室内楽奏者、オーケストラ奏者として、ロンドン、スイス、フランス、オーストリア、ドイツで演奏している。
ヴィオラ:ロレーナ・カント・ヴォルテッシュ(Lorena Cantó Woltèche)
1997 年に音楽家の家庭に生まれ、5 歳のときに両親と一緒にヴィオラを学び始めました。2007 年に、彼女は Conservatorio de Torrent (スペイン、バレンシア) に入学し、勉強を続けました。彼女はスペイン、ベルギー、スイス、ドイツでヴィオラと室内楽の多くのマスタークラスに参加し、レオ・デ・ネーヴェ、バーバラ・ウェストファル、フェリックス・シュワルツ、ジュリア・フー、ロベルト・ディアス、マキシムなどの教師に師事する機会を得た。
チェロ:トビー・ホワイト(Toby White)
1993年にノースヨークシャー州リポンで生まれたトビーは、2017年にギルドホール音楽演劇学校でルイーズ・ホプキンスのクラスで優秀な成績で修士号を取得し、現在もアーティストディプロマコースで勉強を続けている。
2006年にロンドンの王立音楽アカデミーで創設された気鋭のクァルテット、ジュビリー弦楽四重奏団のデビュー・アルバムが登場。
グループ名はメンバーが住んでいたロンドンの地下鉄「ジュビリー線」から付けられたそうです。
音出しをして驚くは、随分音色が良い塩梅に聴こえる、それぞれの楽器のアンサンブルのバランスが良く見事は音色を味わえる。
一般的には、弦楽四重奏はその中心を占める音楽ではあるが、ちょっと地味なイメージがありますが、嵌れば病みつきになる様です。弦楽四重奏は音楽の最も基礎的な形態で、オーケストラの原点でもある様に思うのですが・・・。室内楽はどうしても敬遠されがちですが、その魅力に一度気付くと音楽の幅が広がる様に思います。結成から17年経過し油が乗り出してきた様に感じるジュビリー四重奏団の音色は何か心和ませる音が聴けます。
筆者が思う弦楽四重奏曲を一般的に聴くは、やはりハイドン:ひばり、皇帝、モーツァルト:狩、不況和音、ベートーヴェン:弦楽四重奏第13番、14番、15番あたりは必修である。、ドヴォルザークと続く様であるが、筆者は最初モーツァルト:狩に嵌った事が弦楽四重奏を聴く最初でした。これらの曲の中から試聴して、気に入った物があれば、そこから弦楽四重奏を聴き始めれば入りやすいかもしれない。そのような意味合いからも、音出しは当時は聴き易い手頃な箱に収まったオリジナルTANNOY IIILZ Monitor Goldのシステムは手頃なエンクロージャーかもしれない。何れにせよ弦楽四重奏の再生は難しい事が多い。
これはまるで水を得た魚の様に・・兎に角この様な演奏の音出しはTANNOYは得意中の得意である、四重奏の個々の楽器の音色が澄み実に美しいハーモニーを味わう事ができる。特に筆者の10インチTANNOY IIILZ Monitor Goldのユニットから流れ出る音は弦楽四重奏曲は打って付けの音質でもある。
一体型のユニットは特に指向性も高く正確な音質の聞き分けをするにはこのタイプのエンクロージャーはありがたいユニットでもある様です。
箱はご存知GOODMANS AXIOM 80の空き箱に捩じ込み調整したが、やはり素性は隠せない様である。オリジナルのTANNOY IIILZでの視聴も良いがチェロ等の低音は A.R.U.アコースティック・レジスタンス・ユニットがZaika5300とのマッチングは効果的で実に演奏会の特等席で楽しむ心に沁みるハイドンの弦楽四重奏団の演奏が心地よい。
TANNOYを聴くために石のアンプも色々試しては見たが、矢張り真空管に勝るアンプはお目に適ったアンプはありませんでした。このユニットは能率は良いため2〜3Wも有れば十分能力を筆記するところが有難い。
ゆったり聴くは確かに大人の楽しい時間の過ごし方でもあろう・・・。
この様な演奏を聴くには電源を入れて程よく真空管が暖まり次第で気軽に聴ける現在の音響装置は大変ありがたい、しかしJAZZ系統の音楽はプリアンプで若干補正したのが良く聴こえる様でその辺りの調整にて間取りを感じる。
弦楽四重奏曲第32、58、66番:ジュビリー・カルテットJubilee String Quartet
ハイドン:
● 弦楽四重奏曲 第32番ハ長調 Op.20-2, Hob.III-32
● 弦楽四重奏曲 第58番ハ長調 Op.54-2, Hob .III-57
● 弦楽四重奏曲第66番ト長調 Op.64-4, Hob.III-66
さて、肝心の演奏です。
特に興味深く聴くはデビューアルバムでこの曲を持ってくるとはなかなか玄人好みの様です。
解説では(これまでの伝統的な演奏は響きの深さとハイドンの意図した構成の展開の面白さを高次元に両立させたものですが、ジュビリーの演奏は小気味良い新鮮さをベースとした爽やかなもの。鳥のさえずりのような軽やかさによってこの曲のまた違った面白さを感じさせます。1楽章はこの新鮮さが心地よかったんですが、続くアダージョでは、いま少し深みが欲しい気になってきます。楽章間の対比がもう少しつくとこの名曲の真髄に迫れるでしょう。逆にメヌエットはもう少し弾んで欲しいところ。この曲の聴きどころはもちろん驚くべきアイデアに満ちたフィナーレ。ここにきて表現の幅を広げて聴かせどころにふさわしい表現力を発揮します。この楽章での表現の深さのためにそれまでの楽章をあえて淡々とした演奏でまとめたのかもしれませんね。)
確かに聞き慣れないジュビリー・カルテットの演奏は確かにRUBICONと言うレーベルの録音のテクノロジーも相当高いのであろう、今後注目したいグループ名でもある。
シューベルト: 弦楽四重奏曲第10番&第15番のシューベルト作品も出てるが、対照的な2つの四重奏曲を合わせた大変興味深い作品でもある。ブラボー!
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