伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

エロール・ガーナも良いがピアニスト山本 剛の「ミスティ(Misty)」を聴く、新年早々にアルバムを取り寄せタンノイで楽しむ・・・・

2023年01月01日 | JAZZ・ボサノヴァ

謹賀新年、2023年今年も宜しくお願いいたします。

昨年暮れからYouTube配信でピアニストの世良 譲が巨泉の司会でエロール・ガーナーに似たような弾き方をすると言っていた有名な「Mistyミスティ」(Misty:かすみのかかった、ぼんやりとした)と作曲はエロール・ガーナー。
このロマンティックで美しい曲は、空で生まれました。彼が飛行機の窓から空を眺めていて、このメロディが浮かんだと伝えられています。このエピソード、いいですよね。鍵盤の上を縦横無尽に跳躍する彼独特の演奏は、人を楽しませる魅力に溢れたものです。
発売してから早、70年ほどの月日が流れたが、未だ偶に聴くが好きなメロディである、間違いなくジャズの名曲の一つでもであろう・・・・。聴くとやはり本家のエロール・ガーナーが良いのである。



但し筆者が思うは高音域の弾き方の音質がチィ・チィ・チィと耳障りなピアノの高域を力で叩くと気になる音に鳴る音がして前々から気になっていただ、久しぶりに聴くと同じ音がする、アンプを変え、スピーカーを変えても矢張り気になってしまう、でもMistyは大好きで年末から、年始にかけてJazzを楽しんでいます、特に独特のガーナー節が実に懐かしいリズムを刻む・・・。

年末友人が最近は使わなくなったアンプを引き取ってくれと1985年頃発売されたMarantz PM-94プリメインアンプを置いていった、一応接続部分は無水アルコールでよく磨き休みの間にテストをと考えている。筆者のこの頃の製品はオーディオ趣味もお休みしていた頃で全く知らない世界である、簡単に清掃しようと持ち上げると大変重い、重量は23キロある様で大変重いのです。独自のクォーターA回路を採用しており、最35W+35W(純A級)それ以上の最大出力まではAB級動作へ自動的にシフトします。この当時の製品は価格以上に優れた製品が多いことも特徴の様である。
隅々までチェクし気長に音出ししてMarantzの音を楽しんでみようとも思う。



でもオールドタンノイIIILZのユニットには、ドライブは三極管の真空管に限る様ではある、昨年度仕入れたZAIKA5300でのドライブは実に雰囲気も良く、ご機嫌なジャズソングを聴かせてくれるのだ、特に情緒豊かなこのような曲は良くスイングするピアノ曲でもある。

エロール・ガーナー 節『ミスティ』 Erroll Garner “Plays Misty”最もポピュラーなジャズ・ミュージシャンと言われたピアノのスタイリスト、エロル・ガーナー。そんな呼び声にも関わらず、決して楽譜を読むことを学ばなかったことでも知られる異色のピアニストでもある。
筆者が好きなピアニスト、エロール・ガーナーのジャズの演奏は独特でオ、トィ、トィ、トィと聴こえる調子ぱずれな独特のリズムに侵ると、何故かハマってしまうリズムでもある。あるベーシスト曰くエロール・ガーナーのリズムに遅れないようにベースを演奏する事が最高のひと時と言っていたようで独特のリズムに浸るとエロール・ガーナー病になると言われるが・・・。この様な人其々ジャズの味わい方も色々ある様です。その辺りの感じがオーディオ機材から音が聴こえれば最高だもあるが、中々演奏の雰囲気を音に出すのは厄介である。
 
楽譜に頼らないこと、そして左利きであることが、自身をその独創的な演奏スタイルに向かわせたのだった。彼の生まれながらにしての感性が自由にその両手に伝えられ、独特のリズム、美しく華やかなメロディーを生み出していった。
ジャズ史上、最も美しいバラード曲といわれる「ミスティ」。作者ガーナー自身によるその初演を含む、ピアノ・ジャズ・ファン必携のアルバム。(1954年録音)
ジャズ・スタンダードで最も美しいメロディーを持つ神秘的な名曲ミスティ。



本作には、作者エロール・ガーナー自身による初演を収録。彼は“ビハインド・ザ・ビート”と呼ばれる独特なスタイルで、寛ぎのあるスウィンギーな演奏を聴かせた名ピアニストだった。
 1. Misty
 2. Exactly Like You
 3. You Are My Sunshine
 4. What Is This Called Love
 5. Fantenality
 6. Again
 7. Where or When
 8. Love in Bloom
 9. Through a Long and Sleepless Night
 10. That Old Feeling
   Erroll Garner (p)
   Wyatt Ruther (b)
   Eugene ‘Fats’ Smith (ds)
 Recorded 1954
勿論筆者の好きな50年代のジャズであり、当時は夢中で聴いた記憶が蘇る。聴くうちにそういえば確かに世良 譲も弾き方は確かに似ているように思う。



早朝モジャ君と早朝の散歩で近くの公園歩道橋にて初日の出を浴びる、一年の無事息災を祈る。
年末に注文した山本 剛トリオのアルバム4枚が初荷で元旦に届く、予定も無く正月はジャズを楽しみに美味しい肴での大吟醸を冷酒で頂きながらピアノジャズを楽しんで見ました。CDアルバムは現在リッピングでPCにコピーし後はは大切に保管しています。

山本 剛 (ピアニスト)1948年3月23日、新潟県佐渡郡相川町に生まれる。
すぐに佐渡島より新潟に移り、小学生の頃からピアノを弾き始める。高校生時代、アート・ブレーキーとジャズ・メッセンジャーズの生演奏の虜となりジャズ・ピアノを独学で習得する。

山本剛トリオ/Blues for Kも外せないアルバムでもある。



山本剛トリオによるTBMスピンオフプロジェクト第2弾。伝説のエンジニア神成芳彦のプライベートスタジオで吹込む再会セッション! 聴き比べ用ボーナストラックにはあの2大名曲を収録山本剛トリオの新プロジェクトは、1970年代の伝説の和ジャズレーベル「スリー・ブラインド・マイス」専属エンジニアとしてジャズサウンドに革命をもたらしたエンジニア神成芳彦とのリユニオンセッション!



音色の発生源に限界まで近づく楽器のマイキング、ピークを厭わない録音技法は健在だ。ボーナストラックとして、今回も聴き比べ用に代表曲<ミッドナイト・シュガー>と<ミスティ>を収録した。


確かにCDと比べ音質はLPレコードが優っていると思うが・・・、全くの余談になりますが、CDの音質はデジタル臭い、と言われる方も多い様ですが、機器選択にて音質そのものが変化することも影響はありますが、CD自体にも改良余地はある様です、筆者の場合の中古CD購入の場合の改造?方法です、先ずはタキロン(コートロン)停電防止剤を軽くスプレーし柔らかな布で両面とも良く拭き取る、拭き取ったCDを板の上に滑り止めマットを敷きその上にCDを置き太陽光を浴びる冬場なら20〜25分ほど放置し、試聴し音質の変わらない場合は再度20〜25分程放置し試聴すると実にクリヤーな音に変化する、先ずは一度ダメ元でお確かめください。太陽光線の影響による何かが影響する様です。

筆者の場合は中古CDで仕入れた場合にこの方法を取り入れていもす、ただし季節により日照時間を変えてください。夏場は温度が高いのでCDの変形が心配で此の方法は実施していません。実施される場合はCDが不良になる場合もあるかも知れませんので自己責任でお確かめください。実際この方法で試したが事実音質改善になったと思っています。但し日光浴時間には十分注意し試聴しながらお選びください。



なお、マスタリングは2012年から70タイトルを超えるTBM復刻シリーズを現代に送り出し、そのサウンドを熟知するソニー・ミュージックスタジオが手掛ける。そこに現れる音は、あの頃の再現か、あるいは半世紀の円熟か勿論今回取り寄せたアルバムを聴き確かめてみたい。

山本剛、渾身のデビューアルバム。圧倒的なブルースフィーリング、そして驚くのは既に成熟した大人のジャズを聴かせるということ。1974年、山本剛は当時25歳。・・・彼は高校3年時からピアノを本格的に始めたようですが、なんと独学だそうです・・・彼が初めてのアルバムで聴かせるのは、まるでジャズ道を極めた熟練のベテランが演奏するような渋さ。TBMレーベルで海外売上No.1。なるほど、確かに本物のジャズが聴ける傑作です。
確かにじっくり聴くと解るがピアノの音の透明度が凄く良いのだ、勿論高度な録音技術もさる事なく実に綺麗なピアノ音が楽しめる事である。安心して何時迄も聴き続けた此のピアノの音にただ酔いたくなるのです。

山本剛トリオ:Midnight Sugar
 1. Midnight Sugar
 2. I'm A Fool To Want You
 3. The Nearness Of You
 4. It Could Happen To You
 5. Sweet Georgia Blues
  山本剛 (p)
  福井五十雄 (b)
  小原哲次郎 (ds)
 Recorded 1974

じっくり聴くと1974年の録音には思えないリアル感に圧倒される、ピアノのフエルトが弦に触れる瞬間を感じるアルバムです。筆者的には以前録音した山本剛トリオのMISTYも残したいアルバムです。

雰囲気重視で味わうのはタンノイが良く、音源のクリヤーは感じを味わうなら
LS3/5Aが良いのであろう、最近はタンノイユニット利用が多い。LS3/5Aはコンパクトながら意外とバランスの良い音が鳴るのも心地よい。



「TSUYOSHI YAMAMOTO TRIO/Misty for Direct Cutting」
 1.MISTY
 2.MIDNIGHT SUGAR
 3.THE IN CROWD
 4.GIRL TALK
 5.THE FOLKS WHO LIVE ON THE HILL
 6.YESTERDAY
ジャズ史上屈指の名盤にしてオーディオ・ファンの永遠のバイブル『ミスティ』を山本剛トリオが新たに録音!キング関口台スタジオでダイレクトカッティング技法によって刻まれる新たな『MISTY for Direct Cutting』
 山本剛(p)
 香川裕史(b)
 大隅寿男(ds)
録音:2021年2月@キング関口台スタジオ

収録は2021年2月15日、キング関口台スタジオにて。レコーディング・エンジニアは松山 努。カッティング・エンジニアは田林正弘(日本コロムビア)。
筆者的には昔全米ヒットチャート一番となったラムゼイ・ルイストリオが放ったTHE IN CROW等も取り上げ、同年代世代とも思える選択も嬉しい。



70年代のダイレクトでソリッドでヒリヒリするような演奏も素晴らしかったが、たくさんの経験を積んで来て、円熟しつつも即興的に、時にキーさえも変えてしまう人なのだ。それをダイレクトカッティングで記録できたのは貴重だ。

録音は、山本のピアノを中心として、ジャズの定石であるそれぞれの楽器に近いマイキング。興味深いのは基本的にはピアノの右手が左ch、左手が右ch側にいて、弱く弾いているときはちょっと離れて見えている音像。強く弾いて左手の役割が上がってくるとその音像が一体化してくる。これについては1974年収録の『Misty』も、今回の『Misty for Direct Cutting』も同様だった。そう伝えると、山本は「そういうふうにしか弾けないんじゃないかな(笑)」と謙遜するが、30年経ってもぶれない一貫したミュージシャンとしてのスタンスが伝わってくる。
後日インシュレーターを追加して写真の様に使用すると実に不思議な現象を感じた、音が見事にエンクロージャーから離れ実にクリヤーな音に変化したのである、現在手作りのインシュレーターの台を作り乗せて聴いているがソルボ製の硬質ゴム状の板をカットして敷いただけで透明度、音質向上になった。



このアルバムでの視聴は大変興味深く面白い、オーディオチェック用としても十分通用し、又ジャズ好きの貴兄はもお試しをお薦めです。
筆者お勧めは2020年録音の山本 剛トリオ(Mack The Knife)です是非お聴きください。

我が家の10吋タンノイユニット(IIILZ Monitor Gold)をGOODMANS AXIOM 80の箱に装着した改良した据え置き型で、アンプにはシングルの国産品の三極管で聴くとある程度の距離感を感じ、音源が実にリアルに再現され音楽を楽しむことが出来る、実によくスイングします。ぜひこの熱気と情熱を、各自宅のシステムでも堪能して欲しいアルバムでもあります。


この様に同アルバム曲をスピーカーを替えて聴くと、其々特徴があり面白いのですが、筆者は本命に選ぶはAXIOM 80の箱に入れたものを選ぶ、何故か?ピアノ演奏でのグランドピアノらしい重量感、と共にしっとり濡れるようなピアノ独特のタッチの音の美しさ、ドラム、ベースの質感の良さを感じることが出来る空気感であろう。但しドラムの音は乾いた米国特有の音が良いのかも知れない。
筆者が思うに多分山本 剛トリオの演奏する独自の雰囲気が自分のリズム感に重なり良く感じてしまっているのかも知れません。



ここに山本剛の事のメモがあり引用します。
日本大学経済学部に入学するが、その時の選伐で世田谷校と三島校があったが、田舎から出てきたばかりで土地がわからずに世田谷は東京の外れにあると思っていたので、思わず三島校を希望してしまい、一年間は静岡県の三島で下宿生活をしましたが、私の音楽人生で多大な影響を与えた時期でした。その後、妹が国立音楽大学に在学していた為、多摩地区の東中神にも住んでいました。そして千駄ヶ谷、仙台坂と現在は芝公園に移り住んでいます。
1967年、日本大学在学中、19才でプロ入り。ミッキー・カーティスのグループを振り出しに英国~欧州各国を楽遊。
1974年、レコード・デビュー(「ミッドナイト・シュガー」TBM)。スケールの大きなブルース・フィーリングとスイングするピアノがファンの注目を集め、続く「ミスティ」(TBM)が大ヒット、以後レコード各社より数多くのリーダー・アルバム、共演アルバムを発表、人気ピアニストの地位を確立する。
1977年、アメリカ、サンフランシスコ、モンテレー・ジャズ・フェスティヴァル出演。鍵盤の上を縦横無尽に跳躍する彼独特の演奏は、人を楽しませる魅力に溢れたものです。ジャズピアニスト山本剛がこの曲を十八番としていますが、この旋律に導かれ静かに深く沈んでいくような演奏は素晴らしいです。最近何故か此の様な定番化したジャズソングが少なくなった事は寂しいとも思えます。

今年も、どうぞよろしくお願いいたします。ブラボー!

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