伝統ある英国の10吋ユニットで聴く、音楽の父のJ.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

懐かしいカーティス・フラー・クインテットの名盤と言われるBLUES - ETTEを聴く。

2023年04月09日 | JAZZ・ボサノヴァ

毎朝モジャ君と散歩は日課ではあるが、Mシュナウザーのモジャ君は後少しで3歳となる、人間に例えると28歳だそうです、すっかり成犬です、毎日見ていると変わり映えはしないが成長はするものです、早朝から遠吠えをし、早朝の散歩を要求する日曜の早朝は朝寝坊をしたいと思う・・・。最近甘えん坊度は益々ひどくなる様である。散歩から帰りシャワーを浴び珈琲を淹れる。

ジャズを楽しむ方法は、人によってさまざまだし、その人に合った楽しみ方を見つけることが重要だろう。とにかくショップで今流行りのジャズを聴いてみるのもその一つではあるが、筆者はその前にまず1950年代のジャズという音楽の基本を楽しむ方法もあると思う。
ジャズ全体像を知る点でいえば、簡単なジャズの歴史、もっとも一般的なのは、黒人音楽として誕生してから約100年になるこの音楽を歴史に沿って理解することだ。デキシーランド・ジャズからビックバンドジャズ、モダン・ジャズ、そしてビ・バップ、フリー、フュージョンなどへの変化を辿る方法だ。

筆者が1960年代ジャズ音楽を楽しんだ時代は、ジャズ音楽が一番覚醒した時代かも知れない、ビックバンドジャズからフリージャズへの転換期に起きた化学変化のような時代が1950〜60年代かも知れない。皆様は「ジャズ」という音楽にどんなイメージを持っていますか?高級なラウンジやおしゃれなカフェで流れていそうな、、、大人になったら嗜みたい趣味としてジャズを挙げる人は少なくない様ですよね。でもいざ聴いてみると同じ曲なのに人によって長さも演奏の方法も違うし、よく知っている曲のはずなのに始めと終わりの一部のメロディー以外は何が起きているかわからない。
ジャズは「大人っぽい」「いい雰囲気」というイメージの一方、もしかしたらこの「複雑な」という言葉にもある通り、難しいイメージもあるかもしれません。しかし、「スウィングするリズムや、裏の音符の多いシンコペーションのあるリズム」とあるようにリズムを楽しめるものでもあります。そして最大の特徴である「即興演奏」で何が起きているかわかってしまうとまた別の楽しみ方もできると思います。ここからは一般的な曲の流れを動画で見ながらこの「即興演奏」の謎を紐解いていこ事も楽しみですね。
それにはいかに多くの定番と言われる曲をいかに知っているか、名盤と言われる曲を多く知り基本的ジャズの幅を持つ事も大切とも思える様です。



あまり肩肘を張らずにスイングを楽しみ、気軽に淹れたてのおいしいコーヒーでも飲みながら、ジャズ音楽を満喫したいと思うこの頃です。
今回は余り激しい音は抑えたジャズを久しぶりに聴く。現在筆者はブックシェルフスピーカーに密閉はこのLS3/5aと後ろ側にダクトのあるSPENDOR SP3/1Pを聴いているが、ジャズを聴くには若干LS3/5aと比べバスレフ方式のSP3/1Pが若干解放的な音の様に感じインシュレーターの改良以来SPENDORをチョイスしている。刺激的な音も抑えられ朝からのジャズも実に穏やかで宜しい様である。

十人十色オーディオ部屋探訪の中にもジャズシンガーのオーディオ女子でもあるMAYAさんが使う300BプリメインアンプとSPENDOR Classic 3/1の紹介があり、記事内容もチェックしたが頷ける記事内容でした。
又因みに今、音女の活躍は「脱CD」に象徴される音楽メディア(媒体)の地殻変動を受けての新しい展開又ケーブル不要の無線を通じて高音質の音楽再生を可能にする「AirPlay(エアプレー)」が一般化した。との記事もあった。



今日聴くのは、トロンボーン奏者であるカーティス・フラー。トロンボーンという楽器の名前は知っていても、どんな楽器で、どんな音が出るのかよく知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。ロンボーンは、15世紀中頃に生まれたといわれています。
18世紀より以前は、フランス語では「サクブットsaqueboute」、英語では「サックバットsackbut」と呼ばれていました。語源には諸説ありますが、The New Grove Dictionary of Musical Instrumentsなどによると、フランス語の「(剣などを)引き出すsacquer」が元になったといわれています。管の長さをスライドで変えるところが剣を鞘から抜き出す動きに似ていたので、こう呼ばれるようになったのかもしれません。
現在のトロンボーンという名前は「大きなラッパ」の意味。ドイツ語では「ポザウネPosaune」といいますが、これはもともとトランペットを意味する言葉。トロンボーンとトランペットは、同じ先祖を持つ親戚のような関係にあるわけです。



ではトロンボーンの魅力はどんなところにあるのでしょう。実は、トロンボーンには大きな特徴であるスライドや、トロンボーンという楽器だからできる演奏方法やサウンドなど、トランペットやサックスなどの花形楽器に負けないくらいのほかの楽器にはない魅力がたくさん詰まっています。トロンボーンの大きな特徴といえば、ステージでも目を惹くスライドです。トロンボーンは手で前後に大きくスライドして位置を変えることで音程を変えることができる唯一の金管楽器です。
このスライドで音の高さを滑らかに、自由自在に変えることができます。そのため、ピアノなどの楽器にはドレミという切れ目があるのに対し、トロンボーンにはありません。また、楽器に印があるわけでもないので演奏者の感覚次第で音が変わってしまいます。そのため、演奏者はそのポジションを体で覚える必要があるので、持ち前のスライドが魅力でありながら、コントロールするには演奏者の技術が必要な楽器でもあります。
しかし、このスライドのおかげで細かく音の高さを変えることによりトロンボーンらしいビブラートや、独特のグリスタンドを表現することができます。
どっしりとした中低音域のサウンドトロンボーンのサウンドといえば、どっしりとした中低音域のサウンドが特徴的です。トロンボーンは音が出しやすい楽器といわれ、また、吹いたときの音量は最大級とも言われるほど大きな音が出ます。さらに、柔らかく、優しく、音に厚みがあり、伸びる音色を持つことから、吹奏楽やオーケストラでは演奏全体を支える重要なパートを担当しています。また、そのサウンドを活かしたソロでは、温かみのある優しい音色でメロディを奏でることもできます。トロンボーンのサウンドはそれだけではなく、金管楽器らしいパワフルなサウンドも出すことができるので、かっこいい爽快なメロディを奏できます。



カーティス・フラー(Curtis Fuller)は1934年12月ミシガン州デトロイト生まれ。両親を幼い頃に亡くし、孤児院で育ったフラーは、高校時代に音楽を始め、最初はバリトンホルンを吹いていたが、16歳でトロンボーンに転向した。学生時代にポール・チェンバース、ドナルド・バードと知り合う。卒業後は2年間陸軍に所属。1957年にニューヨークへ行きプロ活動を本格的に始める。同年、プレスティッジ・レコードに初リーダーアルバムを録音した。以後ブルーノート・レコードでも活躍し、特にジョン・コルトレーンのリーダー作である『Blue Train』は、リー・モーガンと共に3管の一人として参加し評価された。彼自身も、ブルーノートにはリーダー作をいくつか残した。特に彼はアート・ブレイキーやジョー・ヘンダーソンのグループでも活動した。その他、ベニー・ゴルソン、トミー・フラナガン、ジミー・ギャリソン、アート・ファーマー、ソニー・クラーク、ズート・シムズ、ハンク・モブレー、ボビー・ティモンズ、アート・テイラー等と共演した。
ジャズの長い歴史の中でも屈指のトロンボーン奏者であるカーティス・フラーが、ベニー・ゴルソン、トミー・フラナガン、ジミー・ギャリソンという最強の布陣を脇に従え制作した最高傑作。ハード・バップの名盤『Blues-ette』を全曲収録。本作ではセッションで使用された既存の別テイクを完全収録し、更にボーナスとして、1957年のアルバム「Jazz! It's Magic」から3曲収録。こちらもやはりトミー・フラナガンが参加している。
curtis fuller(カーティス・フラー)
1934年生まれアメリカ出身のジャズトロンボーン奏者、カーティス・フラー。
彼もまた、J.J.ジョンソンに次いで「ジャズトロンボーンのアイコン」として高い人気をはくした奏者の1人です。
名門ブルーノート・レコードの看板トロンボーンプレイヤーとして、数々のアルバムを吹き込み、1961年からはアートブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズのメンバーとしても大活躍しました。
カーティス・フラーといえば、ジャズトロンボーン史に残る大名盤『ブルー・スエット』でしょう!
ブルー・スエットは彼のリーダー・アルバムで、「ファイブ・スポット・アフター・ダーク」や「ブルー・スエット」といったジャズトロンボーンの名曲が多数収録されています!
カーティス・フラーのトロンボーンプレイは、本当に聴いていて心地よいんですよね。
メロウで耳障りの良い音色は、他の管楽器では出せない魅力があると思います。
『ブルー・スエット』を聴けば、きっとあなたもジャズトロンボーンの心地よさやカッコよさに気づくと思いますぞ!



カーティス・フラー(トロンボーン)Curtis Fuller(trombone)
ベニー・ゴルソン(テナーサックス)Benny Golson(tenor sax)
トミー・フラナガン(ピアノ)Tommy Flanagan(piano)
ジミー・ギャリソン(ベース)Jimmy Garrison(bass)
アル・ヘアウッド(ドラム)Al Harewood(drums)
録音:1959年5月21日Hackensack, New Jersey, May 21, 1959.

 1.Five Spot After Dark 5:20
 2.Undecided 7:11
 3.Blues-Ette 5:35
 4.Minor Vamp 5:12
 5.Love, Your Spell Is Everywhere 7:08
 6.Twelve Inch 6:27
 7.Five Spot After Dark (Alt. Take) 5:24
 8.Blues-Ette (False Starts & Chatter/Alt. Take) 7:52
 9.Love, Your Spell Is Everywhere (Alt. Take) 7:18
 10.Two Ton 4:52
 11.Soul Station 5:44
 12.Club Car 7:18

隠れファンも多い『トロンボーン』ですが、その音色は人間の声にとても近い楽器と言われています。



温かみのある低音サウンドは、サックスやトランペットにない独特の魅力を持っており、オーケストラをはじめジャズやファンクといった様々なジャンルでも、意外と出番の多い管楽器のひとつです!
トロンボーンはスライドを動かしながら、音を出していく楽器ですが、実は”ポジション”が7つしかないのをご存知でしたか?
普通にスライドを動かして吹いているだけでは、7つの音しか出ないんです。
なので他の音域を出すためにも、唇の振動を変えたり息つかいをコントロールしたり、スライドバーによる絶妙な音程調整が必要になるなど、めちゃくちゃ扱いが難しい楽器なんです!
問答無用!モダン・ジャズの名盤中の1959年録音の名盤、微塵も古さは感じないカーティス・フラーのブルースエットが懐かしい、中域の音が充実した、柔らかみが特長。その温かみのある心地よいサウンドが蘇る、久しぶりに聴いたカーティス・フラー・クインテットを楽しむ。ブラボー!