筆者のサブスピーカーKEF Q300の音質を後少しグレートアップを前々から考えていたが、中古ショップ、ヤフオク等で「LS3/5a」を検索するがどのメーカーも高額である・・。特にロジャース系統LS3/5aの名機の15Ω(初期)物はプレミアム価格がまかり通り、凄い高額で取引されている、貧困老人には購入は到底無理である。それ以外のメーカーのLS3/5aの名前記入物の初期型15Ωは高額である勿論リメイク版のLS3/5aも販売しているが皆大変強気で高額である。
最近この手のスピーカーは余りのも高額でプレミアム付きで諦め気味になって、KEF Q300も最近購入のフロート使用のお蔭で新たな音を響かせ、目から鱗状態に満足しながら過ごしていたが、ついに発見、デットストック品と聞く一見此のスピーカー本体を見れば誰も2〜3,000円程度にしか見えない姿だが、だが大変興味深いLS3/5aの販売掲載を奥の細道で発見した。但し個体の厚さはKEFと比べ半分程だが一応裏側にはLS3/5aの表記がある。
冷静になって想像するとこの本体は、KEFQ 300より一回り以上も小さく、奥行きは何と半分程度の小さな個体、流石ふと不安になる。
以前よりオーディオショップ等では良く見る姿ですが、実物が届き、現在の持参するスピーカーと比べあまりにも小さく驚く、これで密閉型の箱から出る音に満足するのか・・・実に疑問だ?
唯一の欠点は当時は音質重視為に能力の悪いユニットも多く、当然KEFユニットを使用するロジャースも出力音圧レベル:82.5dB/W/mと大変悪く、本商品は若干の改良の為か86dB/W/mと幾分良くなっているが、相当大きなパワーアンプを必要とすることは致し方がないが、一般的なパワーアンプより業務用のアンプ有利が再生可能であろう。因みにタンノイは90.5dB/W/mで能率も頗る良い。
このエンクロージャーは「ho's systemのLS3/5a」と知ったうえでの購入、でも一応皆さんが絶賛するエンクロージャーでもある、筆者も一度は手懐けたいスピーカーであることは間違いない。Rogersの他にKEF、スペンドール等数々あるLS3/5aの中では定評あるRogersLS3/5a15Ωの初期型が一番人気があることは皆さんご承知である。
2ウェイ・2スピーカー・密閉型・ブックシェルフ型有名なBBCモニタースピーカー使用ユニット :低域用:10cmコーン型(KEF B110)高域用:2.0cmドーム型(KEF T27 SP1032)の同等品が付いている。
何と「新品 ho's system (LS3/5a) 20年前のデットストック」品8セットが掲載されていた。ho'sなるメーカーは全く知らないが、それと現在、筆者の処に吸音材のクリエコンポジットの在庫もあり、将来は現在メインのTANNOYの10吋の IIILZ をGOODMANS AX10M80の箱を吸音材交換を考えていた材料である。
吸音材交換ならテストを含めこのLS3/5aを購入して補修すれば良いかも知れないと考えた、その後「旧キット屋」さんが以前キットとして販売しておられた完成形の商品と判明する、販売主は完成品との違いは不明であるが。アメリカカルフォルニアのジーニ・システム社によるLSキットモニターの完成品でオリジナルモデルに即したブリティッシュサウンで有ることを目指して作られたユニットの在庫品のようである。「旧キット屋」の商品とは中のコイル関係の違いがあるそうですが筆者は知らない不明事項である。
能率86dB、入力は8Ωサイズ18.8 x 15.6 x 30 cm重量は約4.25kgと表記してある。又ネット上でho's LS3/5a について調べると、BBC標準のROGERS LS3/5aに基づいて開発された2ウェイシール型ブックシェルフ型スピーカーシステムだそうです。キャビネットはMDF(中密度繊維板)で作られています。 ツイーターとウーファーの両方のドライバーユニットは、ho'sのオーディオによって設計および製造されています。 同様の物のKITで「キット屋」さんの商品を販売したいたが、この商品とはネットワークがho'sとは違うと力説されたおられたが筆者には同じように見えた。
すべての高品質コンポーネントクロスオーバーネットワークは正確に微調整されており、ツイーターとウーファーの両方のドライバーユニットが最高のパフォーマンスを発揮し、スピーカーシステムが完璧なサウンドを再現できるようにしていますと、アナウンスされてます。
此の様な条件もあり発売からは、かなり過ぎた新古品だが早速落札購入に至る。翌日発送の案内と視聴した結果のコメントも教えて頂く。
「浜松市からRogers40万とリニアテクノロジーのアンプ60万を持ち込みにて試聴しましたが、、Rogersオーナーも驚いていました、オーディオマスター30万をその前に聴いてきたらしく、ho'sの方が良いと・・・イソオ特性はRogersの3倍は拡がりを見せ 特筆モノだと実感いたしました」と言うコメントも頂く・・・事実なら大変お値打ち品である。
このようなコメントの音質は部屋の条件等で全く違いことが多く、信用しないことに決めているが、価格と音の比例はまず信用出来ないオーディオの面白さはあるが、このコメントは自宅で試さない限り分からないが、試聴する条件はすべて違うが期待したいコメントでもある。
ダンボールを開梱すると中から梱包に包まれたHo's LS3/5aが20年の眠りから覚めた瞬間です。木目も綺麗でHo'sのロゴもついた蓋がついているのだが、外すのに一苦労します、マジックテープがしっかり付き簡単には外せない。
それと販売した本人より、上記の様な書き込みがありましたが、オーディオに関する限りは自宅の環境でスピーカー設置して、位置、アンプも変えケーブル等を変え勿論エージングも行いながら視聴しなければ事実はわかりません。満足な音を得るには1年程は必要と思います。ある程度名前の知れたエンクロージャーをある程度満足するまでは時間とアンプ機材が必要になる、アンプも勿論真空管も含め検討しなければならないのです。多分製品になったのは相当前の商品ですので、古いタイプのケーブル使用が必要になります。
勿論別売りであるが筆者がHP検索でより興味を持ったのは低域専用のバックロードホーンである。又バックロードホーンのho's LS3/5aSは、ホーのAudio TechnologyがLS3/5aスピーカーユーザーおよびオーディオマニア向けに特別に開発したサブウーファースピーカーシステムです。
LS3/5aSは、周波数と音量の両方でLS3/5aの低周波数応答の欠落部分を提供し、LS3/5aスピーカーシステム全体をフラットな周波数応答曲線ではるかに低い周波数に拡張し、完璧な音響再生を提供します。 と解説しています、此のバックロードホーンの上に乗せ (LS3/5a) を聴けば最高のプレゼンスが聴けるでしょう。
接続は簡単そうです、しかもバックロードホーン効果も良いのかも知れない。このウーハー付きのシステムでも視聴してみたいですが今回はこのウーハーは無いようです、正にスーパーウーハーのようで重低音に期待出来ますが残念です。
図面もありましたので参考に掲載します。この図面写真を見て音を想像してしまう、低域もたっぷり鳴りそうで現代版オートグラフのような感じで鳴れば最高です。
構造はバックロードホーンスピーカーのような構造かもしれず、完成されたスピーカーシステムも欲しくなります。
勿論内部構造はやはりバックロードホーン構造でした個人での制作は難しそうですね。
バックロードホーンに使用のスピーカーのようです。実物を一度聴きたいですね。世の中には、まだ知らない事が多いようです。
筆者もLS3/5aだけの音響機器なら自然な低域を得るために是非欲しいシステムだが、基本サブ機として使用のため今回は単独でのエンクロージャーとの記事となる。
でも調整は相当難しそうですが、想像するだけで特別なバックロードホーン付きのセットは興味あります。でも最終的に判断を下すのは自分自身の耳と音楽の思い入れかも知れない。
本日待ちに待った品物が郵便局より届く、2重の梱包のようだが意外と小さい。しかし重量はあり小さいながらずっしりした重量感はある。
意外と頑丈は梱包を解くと、作りもしっかりした佇まい、仕上げも綺麗で接続金具も頑丈で申し分ない、確かに細かなパーツもしっかりした部品を使っている此れは期待できるのかもしれない。使用後2年後事件は起きた、あとで発覚したがこの部品に欠陥が露呈した、多分この部品だけ溶接部分が甘く最初からクラックが入っていたのかも知れず、此の部分が破損して構造が明らかになり、一体型の接続部品に交換した結果クリヤーな3/5aの音質の素晴らしさを改めて味わう事となった。接続部品等最新の注意を払い吟味した部品を使っていただきたい。勿論他の吸音材にも細かな細工を施し満足する音が得られたのには2年の歳月を要した。現在他にもSPENDOR SP3/1Pも併用して聴くが (LS3/5a)を選び聴く事が多い、全体的に素直な音で纏まりも優れている様に感ずる。
早速ケーブルを結線し、先ずは音出しをする前に、エンクロージャーのボルト等の増し締めを行ったそれと接続部分の清掃は必須だ。勿論20年前のデットストック品なので其のあたりは慎重に取り扱う、接続端子は頑丈な物が使ってあり好感は持てる様であった。
構造的な大きな特徴の一つとして、あまり国内では語られることが少ないが、「フェルトツイーターバリア」というのがある。
これは、ツイーターをフエルトで囲むもので、この形状は(自作を含む)他の類似スピーカーには見かけない。自作の長岡式スピーカーや近年のハイエンドスピーカーは、高音ユニットのバッフルを出来るだけ小さくしたり、曲線をつかって、バッフルからの反射を防ぐ工夫がされている。狙いは同じと考えるが、フエルト式はこのモデルにしか見かけないのは興味深い。又この様な意匠は独自でこのスピーカーの特徴でもあろう。
これは、ツイーターをフエルトで囲むもので、この形状は(自作を含む)他の類似スピーカーには見かけない。自作の長岡式スピーカーや近年のハイエンドスピーカーは、高音ユニットのバッフルを出来るだけ小さくしたり、曲線をつかって、バッフルからの反射を防ぐ工夫がされている。狙いは同じと考えるが、フエルト式はこのモデルにしか見かけないのは興味深い。又この様な意匠は独自でこのスピーカーの特徴でもあろう。
勿論AIRBOWウェルフロートの上に乗せ、ボリュームを回しやっと音出しが始まる。このウェルフロートに最初から乗せて聴くのは八百長臭いが音のキレは断然良い・・・正に魔法のAIRBOWウェルフロートで広がりのある音がした。
アンプは管球式のSV-501SEシングル300Bから繋ぎ配線コードはLANケーブルKB-T8自作のRCAケーブル、同スピーカーケーブルにて配線してみた、正直このアンプでは少し力不足かも知れない。理想はもう少し馬力のあるKT88を使用し20W程の音質の良いアンプが欲しくなるのかも知れない。RCAケーブルは以前KEFQ300では此の組み合わせが一番良く鳴ったのでためらわず使用する。
先ずは音出しは前々から最初に聴こうと思っていた、「ヨーヨー・マ:プレイズ・ピアソラ/Soul Of The Tango」(録音:1997年)ピアソラのCDを流すことに、2012年はモダン・タンゴの雄アストル・ピアソラの没後20年となります。
演奏中にヨーヨー・マが時々チェロのボディをまるでリズムを取るように叩くが、明らかに叩く場所の違いが音に克明によく分かる、打撃音もかなりリアルでコンと響く音が調子が良く聴こえる、LS3/5aの音質の高さを伺える。
ヨーヨー・マのモダンなチェロ音楽もたまには良い・・・・・聴いてみるとこのLS3/5aはチェロの音はお得意のようです。リベルタンゴは試聴を忘れされるように上手くなるが、少し気に入らない音が感じた?原因はわからないが、未だ新品でチューニングも出来てないのでと一旦棚げにする。
チェリストであるヨーヨー・マが、ピアソラと共演していたタンゴ界の巨匠とともにブエノスアイレスで録音した本作は発売と同時に世界的大ヒットを記録。基本的にはKEFの音色に大変似ている、KEFの音を研ぎ澄ませて行けばこんな音になるのかも知れない感じが第一印象。又驚くことはエンクロージャーの奥行きも165mm程でKEFの1/2の厚さ、でも重低音が過不足無く鳴る不思議さです。冷静に視聴する限り少し暴れ気味だすが、性格は素直な感じだ。
KEFとの違いは明らかに潰れるであろうピークが何事もなく再現されていくのは流石だ。鋭角的な響きが想像以上にクリヤです、やはりBBCモニタースピーカーなんですよ。但し幾分能率がよろしくない、今まで聴くボリューム入を少し上げて試聴を続ける。今まで聴いていたKEFより小さなLS3/5Aの音全体と低域は実に充実しているようだ。但し良く聴くと弱点もある、エージングもまだ済んでないが、このスピーカーの特徴である、高域の弦楽器、女性ヴォーガルのソプラノは厳しく言えばアウトだ!
高域が少し暴れ気味は不味い、また低域も勿論良く出てはいますが、自然に響く低域が上手く鳴ればもっと良いのだろう処々不自然差が感じる。エージングで治る範疇ではなさそうである、此のあたりは改良の価値はありそうです。販売された方はかなり良い結果を好評しているが、そのあたりはかなり疑問だ。余り知らない製品なので飛びつく事は注意されたい、ただ一般的にはロックからクラッシックまで良く鳴るスピーカーではある。次回は補修も含めて紹介します。
心配した低音も余すこと無く響きポテンシャルの高さがうなずける音質のようです、真空管アンプで聴くことをおすすめします、凄くリアルな音を再生します。又このスピーカーで聴くJAZZは意外と良い鳴りっぷりを発揮するのかも知れない。特に欧州Jazz、クラシックJazzには真価を発揮するのかも知れない。現在筆者のTANNOYの10吋と比べ癖も少なくナチュラルな音は素直な音の良さを味わう事が出来聴き比べるには意外と有難い音質を楽しめるようである。
少しの改造と暫くエージングには時間が必要だが、長く聴き込めば良いスピーカーだと感じた、ブラボー!
追伸、
余談ではあるが、以前から評判の高かった支那製品の購入、改まり感じた事は激安の際の様な支那製のプリアンプだった。
今回購入のこのLS3/5aの欠陥場所を見つけ原因は接続部品の金属疲労の箇所の対応し導入後、略満足する音出しまで約2年をもの月日が過ぎてしまった、考えようによれば楽しき2年間であった、オーディオ機器は楽器と同様で、毎日の手入れと飽くなき改良の努力で自分自身の独自の音が出る様に鳴るもんだと思った、最終的にはその人の人生、いや音楽感も含めた音が鳴る、意外と同じ物を使っても音の出方はそれぞれであろう・・・。
アンプ等の選び方、真空管の選び方、細かな改良で好みの音が鳴る楽しみも面白い発見であろう。ジャズからクラシックに至る音楽全体を聴けば聴くほど深みに嵌まるようである。
パワーアンプとは妙に相性が良い、現在LUXKIT A3500を使うが勿論定期的にメンテナンスしている。
導入したのはAIYIMA TUBE-T7の激安の真空管にプリアンプであるが、中身のデュアルオペアンプの交換と真空管の交換で驚くほどの音質が得られる、試しに筆者の手持ちの石のTEAC MA-7パワーアンプで繋ぐも其処其処の音質は得られた、真空管のパワーアンプの方が良い結果が得られた。
勿論LS3/5aで聴くも良いプレゼンスを得ることができた。新しいプリを考えていたが当面はこのプリアンプを使って聴きます。