2-4清水巌;
足裏マッサージ組と別れて、淡水駅の北の商店街を外れたところの古い商店街の裏道の坂を少し登ったところに、こじんまりとした立派なお寺があった。下記2.「淡水祖師廟」である。
最初は、何のお寺か判らなかったのだが、帰国後インターネットで調べると、”東洋の「サグラド・ファミリア」”に繋がってきたので驚いた。
「淡水祖師廟」と呼ばれ御本尊が、「清水巌(せいすいがん)」であるという関係から、”東洋の「サグラド・ファミリア」”に連なるお寺だった。
次に台湾を訪れる機会があれば、下記の3.三峡祖師廟(・・・これが問題の、”東洋の「サグラド・ファミリア」”)にお参りしたいと思っているのである。
台北の三大祖師廟は、次の通りである。
1.艋舺清水巌(もうこうせいすいがん)は、台湾台北市万華区に位置する寺院。艋舺祖師廟とも呼ばれ、艋舺龍山寺・大龍峒保安宮と並ぶ「台北の三大廟門」といわれる。
2.淡水祖師廟・・・小生たちは、ここにお参りした。こじんまりとした廟だったが、立派な造りだった。
3.三峡祖師廟・・・これが問題の、”東洋の「サグラド・ファミリア」”なのである。
最初に見た時には、「しみず いわお」と読んでしまった。正式にはというか、中国風の読み方は、清水巌(せいすいがん Qīngshuǐ yán )に近いのであろう。
(google翻訳で、清水巌 Qīngshuǐ yán を見つけたが、中国語ができない小生には、これが正しいか否かは判らないのである。)
清水祖師は、宋時代の僧侶で、雨乞いや予知などに、すばらしい法力を発揮した。
安渓県蓬莱山のふもとに寺院を建立し、そこを清水巌と名づけて、住職となったことから、清水祖師と呼ばれるように。 福建省安渓出身の人々から、篤く信仰されています。
清水祖師の別名として、「烏面祖師」「落鼻祖師」などがあります。 これは妖怪に燻されたとき、顔が黒くなったものの、体は無傷であったことから「烏面祖師」、 天変地異が起こるときに、祖師像の鼻が落ち、終わると元通りになることから「落鼻祖師」と、いわれるようになったそうです。
参考1; 繁体字:艋舺清水巖
艋舺清水巌(もうこうせいすいがん)は、台湾台北市万華区に位置する寺院。艋舺祖師廟とも。艋舺龍山寺・大龍峒保安宮と並ぶ「台北の三大廟門」といわれる。
また、淡水祖師廟、三峡祖師廟とともに「台北三大祖師廟」とも呼ばれる。
1787年、泉州の安渓県の移民が、故郷の湖内郷から分霊し、廟を建立しました。
1790年に廟が完成したものの、1853年に他集落との争いが原因で焼失。 1875年、現在の廟が建立されましたが、後殿は未完の状態のまま。第三級古蹟に指定されています。
参考2 三峡祖師廟・・・これが問題の、”東洋の「サグラド・ファミリア」”;
台北市の南西約20kmに位置する小さな町「三峽」。台北からバスで1時間半ほど、小旅行にぴったりの場所です。精巧な彫刻が有名な「祖師廟」やレトロな建物が残る「老街」を散策、のんびり過ごしてみませんか。
1769年創建。3度にわたる災害にも負けず、その都度再建されています。まずは1833年の大地震。そして日本軍の台湾上陸に反対した地元民がここを拠点として抗日したのですが、日本軍の焼討に遭い、その後1899年に再建されました。
第二次世界大戦でもまた壊され、1947年に芸術家の李梅樹氏を中心として修復、再建が始まりました。李梅樹氏は伝統的な彫刻や建造方法に力を注ぎ、この廟の再建に貢献しました。
その甲斐あって祖師廟は「東方芸術の殿堂」といわれるように。祖師廟はまだ完成しているわけではなく、今でも木彫、石刻、浮彫などの修復作業が続けられています。祖師廟は全体的に芸術品としての価値も高いため、彫刻博物館ともいわれています。
三峡祖師廟;http://www.limeishu.org/nihongo/nihongo.htm
●李梅樹紀念館 http://www.limeishu.org/
(日本語ページもあり)
毎週土日開館、10:00~17:00、参観料50NT$
※月曜~金曜は団体のみ(予約制)参観可能
電話:02-2673-2333
中華路沿いにある安渓小学校の向かい側の路地を入った所にある。
展示品は李梅樹氏の作品(油絵など)。