12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

三七五五

2006年12月15日 05時06分58秒 | Weblog

Y新聞のコラム「編集手帳」からの受け売りである。

電報全盛期の頃のお話。

東京から奈良の恋人へ、「三七五五」と電報が送られた。

万葉集の歌には、番号がついており、
「三七五五」は、次の歌の番号なのである。

「うるわしと 吾が思う妹を 山川を中に隔(へな)りて 安けくもなし」

焦がるる胸の思いを、数字の列に託して送ったのであった。

不自由な制約があればこそ、伝達手段に知恵を絞り、言葉に心を尽くしたのであろう。 

南極の昭和基地へある隊員の夫人から、

「アナタ」と打った三文字電文が、


全隊員の深い感動を呼んだとのこと。

言葉や文は、かくありたいものである。