12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

一休さん

2006年12月05日 04時29分36秒 | Weblog

家内の遺品を整理していたら、現代の名僧「松原泰道」師の「しみじみと心に響く講話」と題するテープが出てきた。

「死んだら人は、一体どうなってしまうのか」の項で、一休さんの歌を紹介していた。

「いま死んだ どこへもゆかぬ ここにおる たずねはするな ものはいわぬぞ」

一休さんと足利義満との間の問答は、アニメなどで紹介されているので、良くご承知であろう。

代表的な説話は、「屏風の虎退治」や「このはし渡るべからず」・・・である。

本名「一休宗純」1394年2月1日、京都の生まれで後小松天皇の落胤とされる。

88歳で酬恩庵(通称「一休寺」)で没した。

臨終の言葉は「死にとうない」と伝わっている。

あるとき、だんな寺の住職に
「位牌とはいかなるものか?」と聞くと、「窓である」と。

それでは、「お墓とは?」と聞けば、「玄関である」と。

 さらに「家内は、どこに居るのか?」との問いに、「あらゆるところに居る」との答。

現在は、これを信じることにしている。

それ故、家内は、

「どこにても 在りて見ている 我なれば ものはいわぬよ じっと見るのみ」

とでも、詠っているような気がしている。

 祥月命日が近いので、こんなことを書いてしまった。