「平成元年記念カプセル」なるものが出てきた、すっかり忘れていた。
昭和天皇が崩御され、平成に時代が変わった時を記念して作っていた。
特集新聞・特集週刊誌などを、菓子用のブリキ缶に納めたものである。
内容物は、総て他人の書いたものである、読み返してみると、それほど感銘を覚えない。
当時は、非常に重大なことと思い、このような物を作ったのであろう。
ちらりと見ただけで、再び収納した。
18年間は、それなりに長かったし、色々なことが沢山あった。
断片的には思い出すのだが、脈絡がない、まとまりがない、茫漠としている。
ブログは、書けることに制約はあるが、自分の言葉であることには変わりがない。
あるときは日常を描写し・自慢話であったり・見栄を張ったり・悪口を言ったり・ほめてみたり・多くの場合、過去を振り返ったり、
脈絡のない日常の断片に過ぎないかもしれないが、“自分固有の思い”の集大成である。
後日振り返れば、書いた当時と異なり、なんだ詰まらないと思うことも多いのであろうが、
それが自分であり、自らの歴史なのである。
あの当時、ブログが存在し、それを書き込んでいたとしたら、
も少しましなタイムカプセルが出来ていたかなと思った。