ああ、あれがそうか と

(恥ずかしながら詩もどきを。これは以前にらっきょさんに気に入られたものです。)

　　　ああ、あれがそうか　と

哀しみを　つれて
歩いていましたら
ああ、あれがそうか　と
曇り空から　もれきたる
薄日

哀しみを　つれて
行き交うひとを見ていましたら
ああ、あれがそうか　と
どこにいますか　かのひとの
面影

哀しみを　つれて
遠くまで来ましたら
ああ、あれがそうか　と
はるかかなたに　あなたの
微笑み

哀しみに　つれられて
うしろをふりかえりましたら
ああ、あれがそうか　と
いま　ここに　
薄日に面影微笑む


(今日は僕としては目茶苦茶早くからちょっと遠出してきます。)