昨日、今日と暖かく季節外れの陽気だ。自然界のリズムがどうもおかしい。僕は寒いのは苦手だが暑いよりましだ。本格的な冬が来て、気温がぐうんと下がると、あらゆる生物は寒さ・冷たさに耐えようとする。人間様は電気・ガス・石油など人工的なエネルギーを無造作に使って冬を過ごすが、他の生物は自らが持って生まれた能力で冬を越す。多年性の植物はどうやって寒さに耐えるのだろかと気になって、ものの本で調べてみた。
植物でも熱帯と寒帯のものでは耐寒性が異なることは言うまでもない。極寒地に自生する植物は耐凍能力を備えている。これは体の大部分が凍っても耐えられる能力のことである。細胞まで凍ると死ぬから、細胞内の水分はその外に出されて凍る。これを細胞外凍結という。
この耐凍能力にたけている植物で馴染み深いのはシラカバだろう。シラカバは、何と零下70度でも細胞を凍らせることなく生き続けるそうだ。シラカバは岐阜県以東、北海道からシベリアまで自生する。あの白くすらりとした優しい印象からは窺い知れない強靭な生命力をもっている。因みに、杉は零下20度、ブナでも零下30度が耐凍温度だそうだ。
植物は外気が冷え込むと、夏の細胞から冬の細胞へと、細胞内から水分を抜き、糖類、タンパク質、脂肪を蓄える。
人間様以外の生物は自家製の耐寒能力を備えている。ぐうんと昔の人間も自家製の耐寒能力を備えていたのであろうが、火を自在に使えるようになってからの人間様は自然界を対岸に見て、しかも自然界の化石燃料への依存度を増す一方の暮らしをするようになった。これを文明と言う人間様が多く居る。
植物でも熱帯と寒帯のものでは耐寒性が異なることは言うまでもない。極寒地に自生する植物は耐凍能力を備えている。これは体の大部分が凍っても耐えられる能力のことである。細胞まで凍ると死ぬから、細胞内の水分はその外に出されて凍る。これを細胞外凍結という。
この耐凍能力にたけている植物で馴染み深いのはシラカバだろう。シラカバは、何と零下70度でも細胞を凍らせることなく生き続けるそうだ。シラカバは岐阜県以東、北海道からシベリアまで自生する。あの白くすらりとした優しい印象からは窺い知れない強靭な生命力をもっている。因みに、杉は零下20度、ブナでも零下30度が耐凍温度だそうだ。
植物は外気が冷え込むと、夏の細胞から冬の細胞へと、細胞内から水分を抜き、糖類、タンパク質、脂肪を蓄える。
人間様以外の生物は自家製の耐寒能力を備えている。ぐうんと昔の人間も自家製の耐寒能力を備えていたのであろうが、火を自在に使えるようになってからの人間様は自然界を対岸に見て、しかも自然界の化石燃料への依存度を増す一方の暮らしをするようになった。これを文明と言う人間様が多く居る。