老化は加齢とともに生じる生理機能の低下に左右された弱さや衰えと関連して捉えられがちである。しかし一方で、高齢者は貴重な資産であると考えられる。多くの高齢者は長年にわたって知識を蓄積し、成熟を重ねている。彼らは、心の糧として重要なものとそうでないものとを区別でき、若い人が身につけていない物事の関連性を体得している。ところが、高齢者自身がその弱さを緩和することだけに関心を抱き、自らがもっている資産を活用することに目を向けない傾向がある。この傾向は、高齢者自身にとっても若い人にとっても大きな損失である。損失とならない為の支援が不可欠である。
以上のようなことが昨日、或る控え室で話されているのを黙って聴いていた。さて、僕がもっと老いて衰えたとき、僕がもっているであろう資産を若い人たちに還元することができるであろうか。この心配を軽減するために、今後何をすれば良いのであろうか。考えなければならない。
若い人たちも、自分たちの先輩の現在と行く末を考えるという立場を自覚する時代に生きているのだと思う。老若の連携の時代を築く世の中になれば良いと思う。
以上のようなことが昨日、或る控え室で話されているのを黙って聴いていた。さて、僕がもっと老いて衰えたとき、僕がもっているであろう資産を若い人たちに還元することができるであろうか。この心配を軽減するために、今後何をすれば良いのであろうか。考えなければならない。
若い人たちも、自分たちの先輩の現在と行く末を考えるという立場を自覚する時代に生きているのだと思う。老若の連携の時代を築く世の中になれば良いと思う。