白雪って、りんごとハーメルンを積極的にくっつけようとしているのですね（笑）。

　【ジェド】は【ランダージョ】から「エルデの鍵」の事を聞き出す。【ジェド】もその力を欲するのだった。手に余りあるその力を・・・。
　魔女の城。【赤ずきん】たちは洞窟を進んでいた。迫り来る緊張感。そこには浮遊する城がある。サンドリヨン城。そこには最大級の罠が仕掛けられていた。【草太】も一緒に行くと言う。危険なのは分かっている。それを承知で言っているのだ。行かなければならないそんな気がする【草太】。【マレーン】との出会い。「二つの世界の物語」が【草太】に何かを語りかけようとしていた。だからこそ行くのだ。自分自身でその答えを見つける為に・・・。合流した【ハーメルン】は言う。『鈴風　草太を信じろ』。フェレナンド王の言葉。信じる。【草太】の気持ちに【赤ずきん】も納得してくれたようですね。【草太】の感じた事を信じたい。みんなで【草太】と【りんご】を何があっても守り抜く。正面突破。さすがの【赤ずきん】も困ってしまうが【白雪】はウィザースベルで術者のマントを手に入れていた。
　フェレナンドとサンドリヨン。【グレーテル】の料理での晩餐。良き知らせ。助けに向っている三銃士たちが近くに来ている事を聞かされる。エルデの鍵とファンダヴェーレの鍵。２つの鍵を手に入れる事が【サンドリヨン】の目的。なぜ【サンドリヨン】は時間稼ぎのような事をしているだろうか・・・。【草太】を捕まえる事など容易なはずなのだが、その意図とは何なのだろうか？
　潜入。黒マントに身を隠し、城に潜入を試みる【赤ずきん】たち。簡単に入れてしまう【ランダージョ】。城内を進む。何も感じない【草太】。無数の鏡。魔法陣。同調する【草太】と【フェレナンド】。大きくて、優しい・・・感じる。【フェレナンド】の存在を感じる【草太】。この城のどこかにいる。一方【ハーメルン】は鏡に映る魔法陣に見覚えがあるようだ。城内は大変に静かだった。【赤ずきん】たちの侵入を容易にさせる。まるで招かれているような感覚。そして【ランダージョ】の笑み。おでん缶ネコは知っている。これが罠である事を・・・。
　余興。【ジェド】たちが【草太】を狙い攻撃を仕掛けて来る。【ハーメルン】【白雪】【いばら】は【草太】を守る為に戦う。【草太】は感じるままに奥に進む。その先には一つの扉がある。【フェレナンド】はその扉の向こうにいる。会えて笑顔になる【赤ずきん】。しかし、それも束の間だった。その姿は鏡の中に消えた。この場所から逃げる事を促す【フェレナンド】。【草太】は見た事がある。ここが【マレーン】の肖像画に描かれていた場所である事を・・・。そこに【ジェド】たちライカン軍が乱入して来る。【ジェド】は【草太】を人質にし【サンドリヨン】と取引をする。裏切りではない。仲間でもない。【サンドリヨン】は相手にする気もない。【サンドリヨン】の答え。鏡が現れ、映った者を次々と消し去るのだった。この混乱に乗じて【草太】を救い出す。【ジェド】は２人の腹心【ラルゴ】と【バステライ】を喪った。ついに【草太】たちの前に【サンドリヨン】が姿を現す。片方だけのガラスの靴を履いた【サンドリヨン】。【マレーン】は【サンドリヨン】なのか・・・。母【小夜】が話してくれたおとぎ話「二つの世界の物語」の真実を知る。その物語は「サンドリヨン物語」だった事にショックを隠せない【草太】。お母さんとの大切な思い出。悲しく、落胆する【草太】。
　【サンドリヨン】が、【ジェド】が、それぞれの思惑が交差する。でも【草太】の腕をしっかりとつかんだのは【赤ずきん】だった。必ず守るって約束をしたからね。その時【ハーメルン】が思い出す。あの魔法陣の事を。魔女の城は砂塵に消え始める。いち早く【ランダージョ】は脱出、【ジェド】が砂の中に消えた。【赤ずきん】たちは、間一髪で【白雪】が瞬間移動の魔法を使って、みんなで脱出した。
　封印の地。かつて七賢者が封じた地。そこに【サンドリヨン】がいる。そこに【フェレナンド】もいる。【草太】は知る為に「二つの世界の物語」がどうして「サンドリヨンの物語」だったのか、その答えを求めて「封印の地」を目指す。【草太】と【赤ずきん】が見つめ合う。お互いの気持ち、想いは一緒なのだと感じました。