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現代視覚文化研究会「げんしけん」

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魔法少女リリカルなのはA’s Vol.5

2006年08月16日 00時46分27秒 | アニメDVD野郎!
 第3期のテレビシリーズも決まった『魔法少女リリカルなのは』。今回は『魔法少女リリカルなのはA’s 』のDVD第5巻を観させて頂きました。収録は「第10話 運命」と「第11話 聖夜の贈り物」です。
 第10話の冒頭では、11年前の【グレアム】が指揮する艦隊が『闇の書』の停止に成功した時の過去が描かれる。【クロノ】の父親【クライド・ハラオウン】の多大な犠牲を残して・・・そして【グレアム】の心にも不協和音を残すのだった。
 市街地では【闇の書の意志】と【なのは】&【フェイト】との戦いが激しさを増していた。【闇の書の意志】は、涙を流していた。まるで【はやて】の心を代弁するかのように。ついに明らかになる【仮面の戦士】の2人組の正体。そうであって欲しくなかった。仮面の戦士の正体は、変身魔法を使い、姿を変えていた【リーゼロッテ】と【リーゼアリア】だった。想像はできたのだが、目の前に提示されると言葉が出ない展開ですね。【闇の書の意志】は徐々に【なのは】と【フェイト】を追い詰める。その頃本局に戻り【グレアム】を捕縛する【クロノ】。【グレアム】は「闇の書」の完全なる封印を望んでいた。その為には法も犯し、【はやて】も犠牲にしようとしていた。【グレアム】の言うとおり「偽善」なのだ。【クロノ】は、凍結しても永久封印にはなりえない事も分かっていた。【クロノ】に渡される。「永久封印」の切り札…氷結の杖「デュランダル」。どのように使うかは【クロノ】の選択に任された。
 【闇の書の意志】との戦闘。【なのは】の「スターライトブレイカー」を使う。【フェイト】は「スターライトブレイカー」を身をもって受けたので、その欠点も知っている。回避距離を取るために、全速での避難を選ぶ。そこに「バルディッシュ」が『民間人が結界内に取り残されている』と告げる。もう1つの運命だったのかもしれない【アリサ】と【すずか】の2人。何とか【アリサ】と【すずか】を守り、転送までこぎつけた。突然の出会いであった。【なのは】と【フェイト】は戸惑うが、今はそうもいかない事態だった。【闇の書の意志】は「意志」がある。2人が自らを「闇の書」と呼ぶことに悲しみの表情をうかべる。自分はただ主の…はやての願いを叶えるだけだと言う。【シグナム】たちが殺された「悪夢」を消し去り、この世界も同時に消そうとする。しかし【はやて】の本当の願いではない。自分を「ただの道具」と言う【闇の書の意志】に怒りを表す【フェイト】。どこか重なるのだった。その斬りかかる【フェイト】の攻撃を受け止め、【フェイト】を「眠り」の世界へと誘う。【フェイト】は、「闇の書」の内部に吸収されてしまう。
 第11話では「闇の書」内での【フェイト】と【はやて】が描かれる。2人ともこの「夢」を理解している。ただ「夢」は「夢」としてみている。決して逃げない【フェイト】と【はやて】の2人の姿がとても印象に残っています。特に【フェイト】は【アリシア】と向き合い、【なのは】たちの所へ戻る事を決意します。【なのは】は、覚めない「夢」と「永遠」はいらない。人は変わって進むのだと言っていた。
 闇の書の内で【フェイト】は目を覚ます。そこは幼い頃を過ごした「ミッドチルダ」。ベッドの隣に寝ているのは【アリシア・テスタロッサ】。そして、家庭教師であり世話係だった【リニス】も居る。【フェイト】は驚く。【リニス】は母【プレシア】が【フェイト】を育てるために作成した使い魔なのに、ここに居る。【フェイト】は優しい【プレシア】たちとの楽しい生活、待ち望んでいた生活がここにあるが・・・「これが夢である」と思いながらも泣いていた。
 「闇の書」内部では【はやて】が深い眠りにつこうとしていた。【闇の書の意志】は【はやて】に眠る事を促す。「あなたの望みは、すべて私がかなえます」と言う。【はやて】にはそんな「願い」があったのだろうか?【なのは】は【闇の書の意志】と激しい戦闘をしていた。その中で対抗する為に禁じられていたフルドライブ「エクセリオンモード」の起動。【なのは】は破損の危険を感じて反対。エクセリオンモード起動の命令を自分に下すよう【なのは】に伝える。「レイジングハート」の意志も固い。
 【フェイト】の夢の中では、【アリシア】と【フェイト】が草原に居た。【フェイト】は今のこの世界が自分の夢であることを【アリシア】に確認する。【アリシア】も自覚している。【アリシア】はたとえ夢でも、【フェイト】がこの世界にとどまることを望んでいた。だが【フェイト】には偽りの幸せはいらなかった。【フェイト】は小さな姉【アリシア】に別れを告げる。【アリシア】は手の中に隠していた「バルディッシュ」をそっと差し出し、旅立ちを促す。そして【アリシア】は消滅した。【はやて】も同様だった。健康な身体、愛する人との永遠の暮らし。【はやて】も眠りと夢の誘いを断る。「せやけど、それはただの夢や…」と言う。
 【なのは】は戦っていた。目の前で泣いている子を救う為に激戦を繰り広げる。捨て身の零距離砲撃を放つ【なのは】。しかし【闇の書の意志】は沈まない。【闇の書の意志】の意識は【シグナム】たちとリンクしている。愛してやまない【はやて】が心と体を壊し、食らいつくしてしまうことを悲しんでいる事を・・・。【はやて】はマスターである。そのマスター言う事は聞かなければならない。【はやて】は、闇の書に新たな名を贈ると言う。「闇の書」ではなく、「呪われた魔導書」でもなく。新たな魔導書として生きるための新たな名を与える。その名は【リインフォース】。【はやて】は外部と通信し、【なのは】に自分の体ごと防御プログラムを停止させるように依頼する。【なのは】はこの状況を呑み込めていない。「全力全開、手加減なしでぶっとばして!」と言う【ユーノ】の言葉に笑顔の【なのは】。【フェイト】も自力で脱出するべく、フルドライブ・ザンバーモードを起動する。完全に闇の書の意志と【はやて】から切り離された「防御プログラム」暴走の元凶であるプログラム。動き出す。最後の切り札「アルカンシェル」の発動キーを握りしめつつ、【リンディ】はこの状況を見守るのだった。