現代視覚文化研究会「げんしけん」

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おとぎ銃士 赤ずきん 『ごめんね、りんご』

2006年08月06日 22時35分26秒 | アニメ・映像全般
 『おとぎ銃士 赤ずきん』の第6話を観させて頂きました。今回は【りんご】がメインのお話と言っても良い。【赤ずきん】たちの前に現れた【いばら姫】が「エルデ」へ来た理由。【フェレナンド王】の力が弱まり「エルデ」と「ファンタヴェーレ」を結ぶ道が閉ざされようとしていることに【白雪姫】は気づく。【赤ずきん】たちは「ファンタヴェーレ」に戻ろうとする。その事を聞いた【草太】も行きたいと言い出す。【りんご】を置いて行こうとする。毎年、【りんご】と一緒に過ごして来た夏休み・・・【草太】は魔法の世界に向います。その【りんご】の【草太】に対する気持ちの変化、心情面の描きは注目ですね。そして【草太】が行きたい本当の理由は「お母さんのおとぎ話」の事が分かるかも・・・との期待もあった。
 
 夏のある日。【白雪】は日傘を差して公園に向います。決して、滑り台で遊んでいる訳ではなさそうだ。誰もいない事を確認し、魔法アイテム「スウィートフォン」を起動する。「ファンタヴェーレ」への道を示すが、その道は狭くなっていた。
 夏休みを待ち切れないとスキップをしながら【草太】と歩く【りんご】。凄くご機嫌である。夏休みの予定はたくさんあるようですね。【草太】からは「宿題」の事を忘れないように言われる。町内会の夏祭りを楽しみにしている【りんご】の同級生の女の子たち。【りんご】の出す「肉じゃが」の屋台が楽しみな様子。【りんご】は【草太】にメモを渡す。一緒に「肉じゃが」の材料を買いに行く。かなり強引に誘う【りんご】だった。そして【草太】を見張る「ナイトメアリアン」の影。【草太】の気のせいではなかった。
 草太の家。【赤ずきん】と【ヴァル】が決死の覚悟で【いばら姫】を起そうとしていた。寝起きのかなり悪い【いばら】の身体を揺する【赤ずきん】。フライパンで防御をしながら起します。なかなか起きない【いばら姫】。やはり寝ぼけていた。傷だらけの【赤ずきん】と【ヴァル】である。【いばら】は【フェレナンド王】の護衛をしていたと【赤ずきん】。「ファンタヴェーレ」の危機が迫っていた。そこに【白雪】が帰って来る。「ファンタヴェーレ」への道が閉ざされつつあると言う。【赤ずきん】は戻ると口にする。【ヴァル】は【草太】も一緒に連れて行くと言い出す。【白雪】は「友達との別れ」など【草太】の事を心配していた。【草太】はそのやり取りを聞いていた。【草太】の行く気がある。夏休みである事、父親には心配をかけないと言う。だが、【白雪】は今の「ファンタヴェーレ」がどれほど危険な状況だと、また戻って来れるかどうかの危険を伴うと言う。【赤ずきん】は【草太】を守り抜く。魔法の世界「ファンタヴェーレ」へ行く事が決まる。
 夕方。【りんご】と一緒に「肉じゃが」の買い物に出かける。【草太】は「ファンタヴェーレ」へ行く事を伝えるタイミングを待っていた。今年の夏祭りで屋台を手伝えない事を言うが、もちろん【りんご】は『だめ・・・絶対、だめ!』と納得しない。毎年のキャンプも行けない。夏休みの宿題も写せない。【草太】は謝る事しかできなかった。【りんご】は【草太】を心配しているのが伝わる。その【りんご】の理解を得る事もできないで「ファンタヴェーレ」に行く事になる。【草太】は行きたいと言う理由は、ただ行きたいだけではない。「ファンタヴェーレ」に行けば「お母さんのおとぎ話」の事が分かるかもしれないと・・・。買い物袋を【草太】から取り走り出す【りんご】。その背中を見るだけの【草太】であった。
 【草太】を見張る視線。それは【ヘンゼル】。鏡の中の【草太】が消える。【白雪】の張り巡らせた結界を見切る。また一歩【草太】の身に危険が迫る。
 【ランダージョ】と【グレーテル】。【ヘンゼル】は期待していない。『お前はもう少しできる子だと思っていたのにな』と【グレーテル】に声をかける。慕う兄の為に、背水の陣の覚悟で【赤ずきん】たち。【草太】(エルデの鍵)を奪いに行く。
 終業式の朝。【りんご】は迎えに来なかった。遅刻する【草太】。学校にいる間中、ずっと怒っていた。夜。「ファンタヴェーレ」に向う為に準備している【草太】。心配かけまいと父親に電話をしていた。【りんご】と仲直りする時間もなかった。そんな【草太】をベッドから顔を出して心配する【赤ずきん】。【草太】は机に向う。【りんご】の為に夏休みを宿題をするのだった。
 夏祭り。【りんご】の「肉じゃが」の屋台も出ている。楽しみにしていた同級生の女の子たちが食べる。すると「何かが足りない」「いつもの味ではない」と言う。足りないもの・・・それは【草太】。誰かに食べさせたいと真心を込めた気持ちだった。まだ【草太】は机に向い続ける。【りんご】は【草太】の事を想いながら「肉じゃが」を作る。その頃【草太】は宿題を終えて、ビデオをセットしていた。【りんご】は作った「肉じゃが」を持って【草太】の家に行く。家は暗くなっていた。合鍵で家に入る【りんご】。部屋には誰もいない。居間に行くと「夏休みの宿題ノート」「ビデオカメラ」とメモがあった。【草太】のビデオレターには今の素直な【りんご】に対する気持ちが込められていた。そして「行ってきます・・・じゃあね・・・りんご」と画面が消える。画面に映る【草太】の後ろでは【赤ずきん】たちが【いばら】に襲われていた(笑)。

 『絶対に、ダメって言ったのに・・・ぜったいって・・・』

【りんご】は泣いていた。「肉じゃが」を入れた包みを持って【草太】を追いかける。【草太】たちは公園近くの工事現場のあたりにいた。そこで【草太】の携帯電話に【りんご】からの着信が入る。今、どこにいるのか?夏休みの宿題の読書感想文などはどうするの?などの内容だった。【りんご】の【草太】を行かせたくない気持ちが表現されていた。
 【赤ずきん】たちに迫る【ランダージョ】と「ナイトメアリアン」。エレメンタル・クローバーを起動する三銃士。モグラタイプの地下からの攻撃に苦戦をする。【赤ずきん】は【いばら】に何やら耳うちをする。生きた棘を使い穴から「ナイトメアリアン」を追い出す。地上に出せればこちらのもの。【白雪】の光の魔法で目をくらませる。【いばら】は朝と勘違いしています(笑)。【ヴァル】に乗り「ナイトメアリアン・モール」を倒します。【ランダージョ】は撤退を余儀なくされる。その光景を見ている【グレーテル】『口ほどにも、ないな・・・』と言いながらも三銃士の強さを実感する。勝つ方法を模索する。そこへ【草太】の後を追って来た【りんご】の姿が目に入る。『使える・・・』と【りんご】の前に現れる【グレーテル】。そして【りんご】を連れ去るのだった。一歩遅く【りんご】の携帯に【草太】からの着信が入った・・・出れない事が連れ去られた事を証明していた。