Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

Don’t think, Feel.

2011-12-28 | 今日の「この音」
昨夜はDjeli Ya Kanの今年最後のライブでした。
場所はCay青山。とんでもなくおっしゃれ~!なお店で、エピゾ・バングーラ・ラストツアー。前座としてDjeli Ya Kan、Zungooca。
ご来場いただいた皆様、エピゾはじめ関係者の皆様、そしてバンドメンバー、昨夜あの場所にいたすべて皆様に感謝いたします。

今回のDjeli Ya Kanはめずらしく数回のリハを重ねてこのライブに備えましたが、昨日の午後に行った最終リハでダラマン・ジャバテ大先生が「この曲はこうしよう、こっちの曲はこうしよう、できるよ、それがいいよ」と豪快なキメのアレンジを施してくれたので、特にバニレで緊張感がよみがえりました。ありがとうダラマン。
ただ、なんかやたらと私が目立つ場面が多くなっていたような気が・・・まあいいか。

うちの次はZungooca。サラヴァ東京でご一緒して以来。
やっぱ、三者三様のキャラがたっていて、いいですねぇ。
中でも「星めぐりの歌」のカバーは直球ど真ん中。
以前、トンデライ・ティリコティさんのムビラを目の前で聴いたとき、星が零れ落ちてきそうなほどの満天の星空がいきなり頭上に出現したようなイメージが浮かんだことを思い出しました。

メインアクトのエピゾ・バンドは、Mauの永田さん(B)&早坂さん(Sax)、毎度おなじみの安田さん(Sax)、もうひとりベースでレイさん(だいぶ前に01Showとかやってた人だった)、パーカスにラウラウと駒沢レオさん、っていう超豪華キャスト。曲も思い切りアレンジされたトラッド曲のほかTake5とかやっちゃうし、てんこ盛りでしたね。むしろこういう音でCDとか作ればいいのになぁ。
アフリカンだからって構える必要はないんですねぇ、やはり。アイデアはなんでもありだわな。

実はうちの出番の後で、しばしエピゾと話し込みました。
日本語とフランス語と英語がちゃんぽんになった会話をしていたので、互いに100%理解できたのかどうか怪しいんですが、かなり面白かった。
「アフリカ音楽やるならアフリカ人の先生に習え、そして先生と一緒に演奏しろ。そうすればもっともっとやれるようになる」ってのは決まり文句かな。
ただ、それに加えてこんなことを言ってましたね。
「アフリカ音楽はエモーショナルなもので、フィーリングが大切。日本人は弾き方がどうだとか細かいことを気にしすぎ。頭で考えるからいけない。日本人だけでやっていると先生に習ったことしかやらなくなって、他のグループの人たちとアンサンブルできない。音楽は感じあうもの、感じあってアンサンブルするから新しいものが生まれる。だから・・・」
で、さっきの話に行くわけです。

Don’t think, Feel.

李小龍か!

ダラマンの話も面白かった。
「トラッド、トラッドって言うけれど、それは練習して練習して、どんどんモデルチェンジしていくもの。トラッドはどんどん変わっていくから、すぐに置いていかれる。自分で練習しない人は先生じゃない。でも、いい先生に習っただけじゃだめ。練習しなきゃだめ。練習してない人とはバンドできないよ。」

あちらの方々でもそうなんですよね。トゥマニもバラケも、み~んな小さい頃からひたすら練習練習。恐ろしいほどの時間を練習に費やしてきたからこその技術。そういう人たちが今なお練習を重ねてるんですから追いつけるはずがない。
でも練習&研究、探求は大切なのよ。

んなわけで、師走に姿勢を正す、いい言葉をたくさんもらえた幸せな夜でした。

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