Baradomo日誌

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Diogalというセネガルのシンガー・ソング・ライター

2006-11-21 | 今日の「この音」
artist : diogal
title : Samba Alla

これは何語なんだろう?
セネガル出身とあるから、これが現地語なのか?
少なくとも、フランス語ではない。
どこか、日本語と同様の母音がほとんどに感じられるためか、妙に耳馴染みがいい。
あるいは、韓国語にも近いような・・・。

ブリリアントなアコースティック・ギターの音色と対話しているかのような、素直な発声が心地よい。
しかしその一方で訳詩を見れば、等身大の男の目線を通して語られる「平和」、あるいは「子ども」。
Diogal本人の身近な世界を通して見た、しかし我々にとっても普遍的な問題。
決して大上段に構えたものではなく、淡々と日常を写し取ったかのような内容に、非常に好感を覚えた。

無論、パーカッションの絡み方なんか、非常に勉強になるし、何の楽器なのかわからない音も多く、どの曲も驚きがある。
しかし、全体的にどこかレイドバックしたメロデイが、とてつもなくポップ。
だからこそ、これがアフリカから生まれた音楽である必然性がそれほど感じられなかったのかもしれない。

例えば、アリ・ファルカ・トゥーレなんかだと、もっとバリバリに泥臭く、無論、ブルース寄りになってくる。
否、むしろ、ファルカ・トゥーレが異質なのか?
サリフ・ケイタなんかの浮遊感のあるメロディもまた違うしな。

セネガルって、もっとダンサブルな音楽が主流だと聴いていたが・・・まだまだいろいろありそうだな。

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