Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

マリって意外に近いのかも…

2006-06-05 | 今日の「この音」
ジャンベに恋焦がれるあまり、手持ちのCDからアフリカものを引っ張り出して聴きまくる毎日が続いている。
しかし、最も好きなファルカ・トゥーレであっても歌モノであるためか、パーカッションの躁状態を求める私の右脳が納得しない。
そこでまた何枚か購入したうち、右脳君が「よし!」と言った一枚がこれ、マレ・サノゴの『フーラジ』。

ライナーによれば、

「パーカッションとリズムの世界だけにとどまらず、残念ながらまだあまり知られているとは思われない、伝統的なマリの音楽への真の敬意を表している。
このアルバムに収められた12曲は、マリの伝統音楽への旅でもあるが、ジェンベの他に、歌、フルート、バラフォン、コラといった様々な音楽的要素が絡み合いながら、マレの高度なテクニックと芸術性を際だたせていて…」

能書きはともかく、熱気溢れるアンサンブルの妙に引き込まれる。
バラフォンの素朴な音階が心地いい。
笛が入ってくるためか、ヒチリキみたいな金属音があるためか、どこか牧歌的とさえ言える…、と、妙なことに気付いた。
ここで展開されている3を基調としたポリリズム、ちょっと前ノリ・頭打ちが多い、いわゆる大太鼓の音(これがケンケニの音?)、それに応答するように自由にフレージングされるジャンベの高音。
どこか田舎のお囃子に近いノリだ。多分、ケンケニのフレーズのためだな。
無論、お囃子ではこれほどバックビートは出さないし、インプロ的な展開はないんだけれど、妙に近しいグルーヴ感だ。
もしかして、日本の祭囃子ってのも、もともとはインプロ的要素があったのかもなぁ。


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