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正直言って、最初にこのCDを聴いたとき、?が100個以上頭に浮かんでは消え、浮かんでは消え…。
良いか悪いか、なんていう次元を超えて、なんだかよくわからんが、気付けばCDプレイヤーのプレイボタンを再び押していた、そんな、「音」そのものの魔力に溢れたようなアルバムなのだ。
ロス・ロボスのデヴィッド・イタルゴとルイ・ペレスにミッチェル・フレーム、エンジニアのチャド・ブレイクが加わった、非常に、非常に実験的なプロジェクト、Latin Playboys。
ハイ・クオリティかつカテゴライズ不能な上質の音楽。
特に、奇妙に歪んだサウンドはチャド・ブレイクの仕事らしい。
ライナーによれば、チャド・ブレイクが世界中から拾い集めてきた様々な「ノイズ」、例えばインドのウェディングバンドの音、どこぞのバァちゃんの笑い声、とうもろこしをうすでひく音などなど、それこそ???という音がちりばめられ、土着的、とはいえ何処の「土着」なのかさえ怪しいリズムに、くぐもったVocalがのって、そりゃもう怪しさ全開なのだ。
たった2週間で録音してしまった、ということも信じられないが、これこそ雑食の極みにして、余白だらけ。
センスがある、ってのはこういうことなんだろうな。
関係ないけれどバスキアの絵を連想してしまった。
鳴り物さんのレビューを読んで興味津々!
そういえば「バスキア」って映画もレンタルビデオで昔見ましたが、面白かったです。
聴いて損はない、と断言します。