Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

淀川 カヌー

2016年12月25日 | 日記
淀川 カヌー

がめぐるのがとても速い。気が付けばクリスマスイブである。
「広島東洋カープ」で今年ブレークした鈴木誠也選手の連続さよなら本塁打のパーホーマンスを監督が評した言葉、「神っている」が今年の流行語大賞と決ったのはご承知のとおり。日本古来の美しい言葉ではなく、意外とか、わからないとか、知らないとか いろんなコメントをよく聴き、目にする。が、「これも現代語。」であると理解するならカープのフアンでもあり一応私は納得。

 それでは、この1年の世相を表す「今年の漢字」に何が選ばれるのか毎年、楽しみにし、かつ、自分なりに一年を通じて印象に残る漢字を想像し、予想していた漢字も自分なりにあった。
 
 リオのオリンピックの陸上400メートルリレーの銀メダルを獲った時にチーム着用のパンツの色、内村航平選手、白井選手のパンツの色、セリーグ覇者広島東洋カープのユニーホーム、アメリカ大統領選当選のトランプ氏のイメージキャンペーン帽子の色、レッドソックスの上原の帽子などなど今年の漢字は、そう、「赤」と予測していたのである。

 世界文化遺産、清水寺で森清範貫主の筆によって和紙に書かれた漢字はなんとなんと「金」で、三回目だそうである。
こちらは先行委員での決定ではなく、投票で決められたそうである。「赤」でなかったとしてもすぐ納得。

 さて、話は長くなる。それでは、あるとすれば今年の「英字、英語」は何だろうと思ってしまう。今年よく耳にした英語を三つ列挙する。
AI   (Artificial intelligence)
PPAP  (Pen-Pineapple-Apple-Pen)
Pokémon GO(そのまま)

 結構ついてゆけない横文字が多いのでは。二つ以上判る方は合格、もし、一つなら普通、仮に0なら仕事の量を減らしたほうがよいと思う。
まっ、冗談ではあるがこの一年もどんどん世の中が動いているということだと思う。

 こんなことを考えながら淀川まできた時、上流、京都方面から色華やかなカヌーでロールを下流、大阪湾に向かって漕ぐグループに。

そういえば東京五輪・パラリンピックのボート会場は「海の森水上競技場」(東京臨海部)での開催か「長沼ボート場」での開催かをいまだ協議中であり、こちらは年を越しそうな気配である。

真田信繁&空堀

2016年12月18日 | 日記
真田信繁&空堀


NHK大河ドラマ「真田丸」が完結した。山岡荘八「徳川家康」(全26巻)の大阪の陣とは幾分の違いはあるものの物語の展開は納得しながら追っていたことになる。

動画は大阪市中央区南東部、松屋町筋から上町筋に至る東西約800mのアーケード商店街、空堀商店街(からほりしょうてんがい)を撮影したものである。

古代大阪半島(上町台地)から海側(現、大阪湾)に向かって急峻な坂道が続いていたようで当時のこのあたりの地形がこの動画でもおわかリかと思う。かなりの高低差のある下り坂になっていたようである。

 秀吉は大阪城の築城に際し、自然の海、川に囲まれていない弱点の大阪城の南方面に寺を集積し(下寺町)、その前線付近に大坂城南惣構(みなみそうがまえ)の堀を構築した。

 この堀は大坂冬の陣で和議が成立した後、徳川方に一方的に埋め立てられ大阪城が裸城になったことでも有名である。この空堀通りはその時の堀の遺構なのである。

急峻な坂道を利用した堀であったことからもそれを埋めた徳川の戦略は翌年の夏の陣の戦況に大きく影響したのはいうまでもない。その後の徳川時代を見続けた堀になったのである。


そんな思いを抱きながら商店街を抜け、松屋町筋を左折して南下すれば真田幸村の出城、真田丸のあったとされる公園や、陣を立てた茶臼山、最後の戦場となったとされる安居神社は、それぞれ目と鼻の先の距離である。

「空堀の坂に響きし鬨の声」(柳子)