Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

100th anniversary

2012年03月17日 | 日記
Hirakata Park 100th anniversary


関西の電車の中で見かけることの多かった女子大生の二尺袖の袴、着物姿をいつのまにか見かけなくなった。
巷では凡その学校が卒業式を終え、新しい門出までの充電期間に入っている。そういえば電車も春休みで空いていることに気がつく。卒業後の間もない寂寥感と、やがて体感することになる新しい環境への期待感、不安感が交錯していることであろう。
そんな諸兄を白い光が注いでいる。春が近づいているのだろう。

聞くところによれば小、中、高校生の旅立ちの基点となる卒業式の場でよく歌われている歌があるそうである。  曲名は「旅立ちの日に」。
この歌が生まれた経緯や作詞、作曲の先生の名前はUチューブに譲ることとするが、ともかく関東圏、埼玉県のある中学で生まれ、その学校で歌い続けられ、やがて口コミなどで他の地域の学校に序序に伝播、今では全国の小中高の卒業式の定番歌として卒業生全員の合唱で歌われているそうである。(各校卒業式での合唱シーンがずらりとUチューブにリストアップされているので一見して欲しいと思う。感動される向きも多かろう。)

ともとかく、この季節に重なるような話題が三つあった。一つは「T大学が秋入学への変更を進め、早ければ5年後にも導入する。」という話。(この秋入学は関係の向きで検討されることになろう。)二つ目は「神戸にある三菱重工業神戸造船所での最後の商船の進水。」の話題、最後の一つは「枚方パークの100周年。」を伝える話題であった。

100年以上続いた神戸での商船建造から撤退を表明していた三菱重工業神戸造船所で3月9日、 最後の商船の進水式が行われ、長い歴史に幕が下ろされた。ラスト1296番目の船名は『エメラルド・エース』、偶然なのか同じ物流の柱である自動車を輸送する運搬船とのことであった。戦後の造船ブームで生産を飛躍的に拡大し、常に造船業をリードしてきた日本の造船業界も近年、価格が安い韓国や中国にシェアを奪われているとのことであった。ここでも日本の基幹産業が押しやられていたとは・・・・
一方の枚方パークはこの秋で100周年を迎えるとのことである。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに次いで府下二番目の集客率を維持していると聞く。この菊人形から若者や新ファミリーに客層を転換して、大阪北部の沿線でしっかりと頑張っている。
帰宅途上でライトアップされ、地域のランドマークとなっているこの枚方パークの大観覧車は今日も控えめに回っているが、100周年だったとは。
もっとにぎやかに回ればよいのにと思う。
 


「復活の 八戸線に 春一番」(柳子)