Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

つばめ ツバメ

2013年05月20日 | 日記
つばめ ツバメ



アンデルセンの「親指姫」に出てくるつばめや、オスカーワイルドの「幸せな皇子」に出てくるつばめといい、主人に貢献する立場として懸命に働くつばめ。
古来、日本でも益鳥として軒下に巣を作ることを容認し、喜びとし、商売繁盛をもたらす鳥として営巣を歓迎する習慣が引継がれている。故につばめはよく知られている幸運の鳥であるコウノトリと双璧をなす幸運を運ぶ鳥として名高い。

 動画サイトに投稿されているツバメの巣作りの動画のなんと多いことか。全国つばめ観察ネットワークなるものも組織されている。
 
しかし、当地、枚方市ではツバメの飛来が大きく減少していると感じているのは私だけではあるまい。毎年営巣される商店街の軒下に今年はツバメが飛来していない。去年の巣は空き家のままだ。

動画は牧野駅前のA新聞の配達所の軒に作られている巣である。毎年、同じ巣を補修して使用しているようである。電車が何度も通過するがびくともしていない。



『越冬を終え来し 初夏のツバメらの 苗田は遠く 雛は待ちわび』(柳子)


バード週間

2013年05月19日 | 日記



GW明けの5月10日(木)から先週の5月16日(水)の間は愛鳥週間(バードウイーク)であった。折角、仕事の行きかえりに携帯に撮りためておいた鴨の親子の動画も編集やら、Uチューブへの投稿に手間取りアップするまでの間にこの愛すべきバードウィークは過ぎ去ってしまった。

 京阪牧野にほど近い新聞屋の軒下の燕の巣にも外敵(カラス)の侵入防止用のネットが張られ既に抱卵を始めている様子である。優雅な燕尾の姿が見えなくなった。

町中の鳥は育雛の大事な時であり、大部分が害虫を捕らえて農作物の生育を助けることはよく知られているが時として雛を守る本能から巣下の歩行者を襲っている光景も何度が見かけることがある。


インコも文鳥も十姉妹もカナリヤも飼っておられる家は極めて少なくなり、枚方にあったある小鳥屋も店を閉じられてしまった。

 
 話を少し飛躍させる。ゴルフでそのホールの規定打数で回ることをパーといい、少ない打数で回るとバーディー(小鳥=素晴らしいの意味)、イーグル(鷲、鷹ではない)、アルバトロス(アホウドリ)、知らなかったがコンドル(ホールインワンが相当)と全て鳥の呼称が使われている。
 打った打球が鳥のように飛んでいき、鳥のごとく舞い落ちるところが語源となっているようだ。急旋回、カーブして飛来するツバメはゴルフには相応しくなかったのか、用いられていないのは穿った考え方か。

 動画の鴨
淀川大川、八軒屋、天満橋のたもとに鴨の親子がいる。みんなが見守っている。愛鳥週間であることをご存知なのかしらないが欄干から多くの人が見守っていた。雛の鴨があまりにも小さいので見過ごされるかも知れない。画面を拡大して観ていただくことをお勧めする。
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淀川の四季 皐月の薄暮

2013年05月04日 | 日記
淀川の四季のイメージ動画


貼り付けた動画は 自転車で走行しながら撮影した。車は通れない淀川左岸を下流に向かっての撮影である。右側が淀川、左側が牧野ゴルフ場である。散歩の時間が遅かったせいかすれ違ったのはスポーツサイクル車一台だけであった。そんな訳で離れ業のような走りながら後方のアングルの撮影に成功した次第。草木が大きく育っているこの近辺でカワセミを時々見かけるが警戒心が強く今だに被写体になってくれていない。

のどかさを実感してもらう為、音もそのままにした。縄張りを持っているうぐいすの声だけが聞こえる贅沢な散歩コースではある。



『連休の静けさ留め皐月川
返す西陽は
湖(うみ)の色さし』(柳子)